精力剤解説

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精力剤とは

精力増強、精力減退、EDで悩んでいる方のための医薬品(精力剤)と健康食品などについての解説

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  1. 薬局で売られている精力剤について            
    今回は薬局で売られている精力剤についてお話ししてみたいと思います。主に、男性向けに書きますが、女性用の薬もありますので併せて解説したいと思います。あくまでも、薬学的な説明書になります。いやらしいことはありません。
    みなさん、精力剤というと精のつく薬、強くなる薬と考えがちですがそういう方は当店には、ほとんどおいでになりません。深刻で暗い顔つきで入ってこられた方、そういう方が精力剤のお客さんです。私はお話しをお聞きする前にすぐに見当がつきます。未だ老け込みたくないというお客さんや妻が若いのでという方がほとんどです。
    このように考えてみますと、日本人はまじめに精力剤を利用しているといえるのではないでしょうか。さて、女性の更年期といえば「卵巣機能が消失しはじめ、消失する時期」と定義されています。つまり生理がなくなりかけ、ついになくなってしまう期間を更年期といっていうわけですが、この時期に入りますと卵巣の機能が低下するために、女性ホルモンの分泌が著しく減少しそれまでのホルモンのバランスがくずれてしまいます。
    その結果、頭痛やめまい、動悸、腰痛、手足のしびれ、不眠などの症状がでてきて、これを更年期障害と呼んでいるのです。これと同じように男性にも更年期があることが医学的にも確認されています。視力の低下や腰痛、手足のしびれなど女性と共通する症状もありますが、男性の場合、特徴的なのは男性ホルモンを分泌する機能の低下があげられます。
    具体的にもうしあげますと、男性ホルモンを分泌する機能をもっている睾丸の働きが年とともに弱くなっていくからなのです。血液中を流れているテステステロンという男性ホルモンをはかったところ25歳をピークにして後は下降していくということなのです。男性ホルモンの分泌が低下すれば、当然、セックスの際の勃起力や持続力は低下していきます。
    さらに、性欲そのものが弱くなっていきセックス回数がすくなくなり、枯れてしまうのです。
    男性も女性も平均して40歳代後半から更年期に入りますが、男性の性機能が衰える一方なのに反し、女性は閉経した後、逆に性欲はたかまるのです。このことが深刻な問題を引き起こしているのです。充分に勃起しないのが「勃起不全」です。最初は勃起するのですが途中で萎えてしまうのが「中途の陰萎」つまり中折れです。中折れは最近、中高年といわず若者にも急激にふえてきています。いろいろな原因が考えられますが、社会的ストレスが大きな原因になっているのではないでしょうか。それでは、このような症状を改善するのにどんな薬があるのでしょうか、大きく分けて三っつに分けられます。ホルモン系、勃起薬系、漢方系の種類です。
    これらについて説明しますと、先ずホルモン系ですが、これは年齢とともに低下していくホルモンを外部から補って精力を復活させる方法です。男性用と女性用があり 男性ホルモンの場合は主にメチルテステステロンという科学物質がはいっています、この男性ホルモンによって勃起力が強化されたり、早漏を防ぐ事ができるのです。もちろんこの薬は医薬品です。厚生労働省が精力の減退に効果があると認めた医薬品なのです。女性ホルモン剤については卵胞ホルモン不全による不感症や婦人更年期障害用として、卵胞ホルモン (エチニルエストラジオール) を外部から補います。つぎに勃起薬系ですが、これは塩酸ヨヒンビンという化学物質のほかに硝酸ストリキニーネを加えた製剤があります。この塩酸ヨヒンビンはバイアグラと同じように中枢神経に作用し インポテンツに効果があると認められている医薬品です。これを服用すると、中枢神経 (勃起中枢) を刺激して興奮状態にさせるだけではなく、血管を拡張してペニスへの血液の流入を促進して、勃起力や射精力をたかめてくれるのです。わりと即効性があり、一時間で効果が表れたりします。反射的に ペニスの勃起をうながすのです。この塩酸ヨヒンビン製剤は劇薬に指定されていますので、購入する時 は住所、氏名など記入することが必要ですがこれさえ記入すれば、誰でも購入できます。劇薬に指定されているということはそれだけ効き目がいいということなのです。 男性ホルモン製剤
  2. 精力剤の重要性

    1998年オランダ・アムステルダムで開かれたSIR (国際 インポテンス学会) で報告された「日本人男性のED (勃起不全) 有病率」によりますと、40歳~45歳で16%、46~50歳 になると20%、51~55歳では36%と上昇し、56~60歳 では47%と二人に一人まではねあがっていきます。しかもその内10%はどうやっても勃起しない勃起不能だというの です。また日本で行われたEDに関する疫学調査でも、日本人の 40~70歳の半数以上が何らかの原因で勃起不全、勃起不能になっているというのです。こういう状態ですから、多くの男性が「精力減退」について深刻な悩みをもっているといえそうです。男性は精力が減退してくると仕事に対する挑戦や、新規の物事にたいする取り組みがおちてきたり、ひどくなると鬱状態に陥ったりするのです。SEXが自然な状態で行えると、女性には理解できないかもしれませんが、征服感が達成されて、モリモリと仕事に対する意欲がわいてくるのです。精力減退の具体的な症状としては勃起不全、勃起不能、早漏・遅漏、その他 (スタミナ不足)の四つがあげられます。
    第一の勃起不全というのは「性交時に十分なだけの勃起が維持できないため、満足な性交が行えない状態」 といわれています。つまり、ある程度勃起するのですが挿入できるほどでない、仮に挿入できても途中で柔らかくなってしまう、いわゆる中折れの状態を指しているのです。まさに青天の霹靂のようなことが、ある日突然現実のこととなるのです。女性に「いいわよ気にしないで」などといわれると、ますます気になってくるのです。中高年にとってはSEXの悩みのシンボルのような勃起不全ですが、最近は中高年だけではなく若い人にもみられるようになりました。固くならないうちに射精してしまうという場合があり、これも勃起不全の一種です。今、若い人の間にも急速にふえてきています。男性なら、元気な時は女性のヌードをみたりするとペニスが固くなったりします。これは視覚のとらえたものを脳が察知し、大脳から勃起を起こす中枢神経に命令が伝わってペニスが固くなるのです。固くなるというのは、性的に興奮すると20~30mlの血液が 一気にペニスの血管に流れ込んでくるわけです。ところが、勃起を促す中枢神経の働きが弱くなると、ペニスへ流れる 血液の量が少なくなり、十分に勃起しなくなります。これが勃起不全です。勃起不全をおこす原因にはつぎのようなものがあります。
    「男性ホルモンの分泌低下、糖尿病、高血圧症、心臓病など慢性病の影響、勃起中枢神経の遮断、ストレスなど生活環境・精神面の影響、薬の乱用」
    このうち、もっとも多いのが男性ホルモンの分泌低下です。男子更年期の年齢である40代から多くみられる症状で、加齢からくる自然現象ともいえます。男性ホルモンとは生殖機能の働きを促すためのものですから、分泌されなくなると勃起能力がなくなり、性欲そのものが低下するだけでなく、射精をコントロールする射精平滑筋の機能も衰えて、早漏になったりするのです。糖尿病、高血圧症、心臓病などによる影響。糖尿病になると精力が減退することは良く知られていますが、高血圧、心臓病、肝臓、腎臓 などの慢性病はペニスの血管に影響を及ぼし、十分な血液が流入しないために勃起不全になるのです。中枢神経の遮断は交通事故などによって脊髄の中枢神経が損傷を受け、神経が脳の命令を遮断する結果おこる機能的な問題です。ストレスは説明するまでもなく、家庭的、社会的な圧迫が精神的に落ち込んでしまい勃起不全やひどいときには勃起不能に陥ったりするのです。薬の乱用はシンナーや麻薬の影響で神経が麻痺して勃起しなくなったりします。その他降圧剤、うつ病治療薬の服用でもなったりします。ともかくいろんな原因によって引き起こされる勃起不全ですが、この状態を改善する薬はちゃんとあるのです。ともかく、男性にとっては仕事と勃起能力は車の両輪のようなもので、人生へのやる気をおこす起爆剤のようなものでしょう。
  3. 男性ホルモンの重要性

    まず勃起不全になる原因として男性ホルモンの分泌不足があげられます。前にもお話し申し上げたように、男性も40歳をすぎると 男子の更年期にはいり、生殖機能の働きを促すホルモンの分泌がおちてきて勃起能力がなくなり、性欲そのものがなくなるだけでなく、射精をコントロールする射精閉鎖筋の能力も衰えて早漏になったりするのです。ではどうしたら勃起不全にならないようにできるのでしょうか。
    糖尿病をはじめ慢性病にかからないようにすること、規則正しい生活をするということ、ストレスがたまらないようにすろことも重要です。それでも、「よる年波にはかてないのです。」やはり 精力剤の出番でしょう。人一倍節制していても誰にも訪れる人生のたそがれの時期をいかにして充実感をもって生きるかはその人の対応の仕方にかかっているといっても過言ではないでしょう。中高年にみられる男性ホルモンの分泌低下による勃起不全は男性ホルモンを補ってやればいいわけです。外からの応援をうけた男性ホルモンは勢いづいて分泌作用が活発化し生殖機能が回復し、勃起力が増大するのです。これには飲み薬と塗布薬があります。睾丸や副腎で作られる男性ホルモンはテストステロンという物質ですがこれをこのまま口からいれても吸収されません。勃起には何の効果もありません。そこで体内で吸収されやすいように人工的に化学合成して作ったのがメチルテストステロンです。男性ホルモンの入った精力剤で飲み薬の場合はたいがいこの メチルテストステロンが配合されています。一方、塗り薬の場合は テストステロンをそのまま使います。このテストステロンを直接ペニスに塗ったり、メチルテストステロンを飲んだりしますと、血液のなかに男性ホルモンが増え回復してきます。とくにメチルテストステロンは体内に入りますと男性ホルモンとして蓄積され効き目が現れてきます。一般的にホルモン分泌低下による勃起不全は治りやすいのです。それまで役たたずだったものが一度ホルモン剤で元気を回復すると精神的にも自信がつきSEXの回数も増え、それによって衰えていた男性ホルモンの分泌が再び活発になり勃起不全が改善されるのです。しかし、前立腺肥大の人はホルモン剤の内服も塗布薬も避けたほうがいいでしょう。漢方の精力剤かヨヒンビン製剤が適当でしょう。糖尿病のかたもホルモンの内服はさけたほうがいいでしょう。この塗布剤は勃起力をたかめるだけでなく早漏防止にも効果があります。前立腺肥大の方に朗報です。「海馬補腎丸」の内服です。抜群の効果があります。バイアグラなど足元にもよりません。しかも天然物と健康食品の組み合わせです。
    男性ホルモンの内服薬としては金蛇精、 プリズマホルモン錠 活力M 、延寿回生 などがあります。男性ホルモンの塗布剤としてはオツトピン、 トノス などがあります。このほかに中枢神経に作用して勃起不全を治すさらに強力な内服薬があります。
  4. ヨヒンビン製剤とは

    血液中のホルモンの分泌は正常なのに、どうしても勃起しないという勃起不能 (インポテンツ) 、あるいは勃起しても、いざ 挿入となると萎えてしまう。こういう症状の勃起不全もみられます。中高年に限らず若い人にもみられる症状ですが、その原因としてはストレスなどによる神経性、また糖尿病など慢性病の影響があります。さらに、中高年、あるいは老年のかたの加齢による勃起不能がありますが、この人たちは勃起中枢神経を刺激する精力剤を服用することで症状が治ります。この勃起中枢を刺激するのが塩酸ヨヒンビンです。これは人工的に化学合成されてつくられた物質ですが、もとになっているのは、ヨヒンビンという西アフリカ地方にしか生えていないヨヒンベの木の樹皮や葉の中に含まれている物質です。このヨヒンビンは西アフリカの人たちが、催淫と強精の目的で古くから愛用してきました。これを人工的に精製したのが塩酸ヨヒンビンなのです。勃起のメカニズムは前項で説明しましたが、エッチな事を大脳が察知すると、脳の前頭葉にある勃起中枢神経が刺激され、そこから仙髄にある勃起神経に命令が届き、ペニスが勃起します。勃起不全の人は大脳が察知しても勃起中枢の働きが弱いため、勃起命令を出せないわけです。
    塩酸ヨヒンビンは 勃起中枢を直接刺激し興奮状態にさせますから、その刺激がそのまま仙髄に届き、ペニスの血管を拡張させ勃起させるのです。バイアグラより以前から厚生省がインポテンツ治療薬として認めているように、その効き目は抜群です。人によっては一回服用しただけで即効き目が現れたという反面、二週間位飲み続けて効果があらわれてきたという方もおいでます。この塩酸ヨヒンビンが勃起力をたかめるのに対し、射精力をたかめるのが硝酸ストリキニーネです。この二つの物質を同時配合することによって効果はグレイドアップし副作用も軽減され安全性はたかまります。塩酸ヨヒンビンは一種の血管拡張剤ですが、服用すると最初は血圧は下降しますが、次第に上昇 し心臓が動悸を打つようになります。高血圧症の方は不向きです。しかし、用法用量を守ってきちんとのめば何の心配もありません。
    更に、男性ホルモンの入った製剤と併用すれば効果は更に上向きます。つぎにヨヒンビン製剤としては ハンビロン ストルピンM マヤ金蛇精 ツンバ ガラナポーンなどがあります。
  5. 女性の冷感症や不感症について

    女性のインポテンツについてお話してみたいと思います。女性も 更年期にはいると、頭痛やめまい、動悸、胃腸不調、腰痛、手足のしびれなどという身体の状態から、不眠、いらいら感といった 心的な症状など、いわゆる更年期障害があらわれてきます。そういう症状と同時に、卵巣の機能が低下するために女性ホルモンの分泌も低下してきます。そうなると性欲がなくなり、SEX しても感じない、つまり不感症になったりします。当然のことながら、女性ホルモンの分泌量がへると、膣を潤す愛液の量も減ってきます。こういう状態にもかかわらず無理に性交すればSEXの快感どころか苦痛になります。つまり、更年期になると女性は一種の性不能状態になるのです。
    これは、女性のインポテンツといっても過言ではありません。女性は更年期を経て閉経、つまり生理がなくなりますが、それでSEXができなくなるわけではありません。それどころか、性欲を抑える働きを同時に持っていた卵巣の機能が閉経とともに低下するために、性欲を促すアンドロージェンというホルモンが活躍するのです。そのため、閉経から12~13年後くらいまでが、その女性の生涯のなかで最も性欲の高まる時期だといわれているくらいです。おまけに生理が終われば妊娠の心配がなくなるのですから 。更年期のホルモン分泌量低下による不感症、若い女性でホルモンの少ないことからおきる不感症に対しては女性ホルモンを補充することによって治すことができます。「ホルモンの補充療法」です。このホルモンは、男性ホルモンを多様すれば女性でもヒゲが濃くなってきたり、女性ホルモンを男性に投与すれば乳房が大きくなってくることからもわかるように、非常に薬のきれがよく効果も抜群です。しかし、連続服用を継続することが肝腎です。そのため、精力剤の分野だけでなく、美容の分野でも利用されています。アメリカの元大統領が常に男性ホルモンを補充することで若さを保った話は有名です。これが医療の現場でも「ホルモン補充療法」 として使われていますが、更年期の症状が改善されて肌や膣に潤いがでてきます。女性ホルモンはききがよく、閉経して五年ほど経った女性でも、また生理がはじまる位です。塗り薬がありますが、必要な時に必要な量を塗ることができますから、非常に効果的です。結論から申し上げますと女性がホルモンの分泌低下により 不感症や冷感症になった場合は女性ホルモンを補充することにより、若い日の状態を保つことができると同時に、肌の色つやや肌のはりにも非常に効果的だということです。化粧品を多用するよりも目に見えて効果が出てくること請けあいです。女性ホルモン剤
    ヒメロス、メノック、鍵 (膣のなかへ入れる座薬です。) 、これらの薬には女性ホルモン (黄体卵胞ホルモン) であるエストラジオールとエチニルエストラジオールが含まれており、陰部に塗りこむことにより、皮膚粘膜から体内に吸収される仕組みになっています。とくにエストラジオールは唾液をつけて塗りこむと吸収時間が早まります。クンニリングスなどで陰部を 十分湿らせておいて塗ればさらに効果的です。使用法はSEXをする5~10分前に米粒大をクリトリス中心に塗布すればいい。陰部がむずかゆく、ほてったような感じになり 少しの刺激でも敏感に反応するようになります。これらの塗布剤は匂いもなく、口にはいっても無害です。鍵は膣座薬です。これはSEXの15~60分前に膣内の奥深く 挿入しておくと内部で溶けて女性ホルモンが吸収されます。性感が高まるだけでなく締まりもよくなると言われています。主成分のエチニールストラジオールは膣を刺激して膣口の締める力を強くする働きがあるといわれています。産後の女性、更年期後の女性に最適 です。
  6. SEXは男女の共同作業

    男性用の精力剤はこの他にもいろいろありますが、次回に継続することにして、今回は女性用のお話をしてみたいと思います。セックスの悩みは男性ばかりではないのです。女性にとっても 深刻な悩みなのです。特に中高年になって再婚した夫婦の場合は差し迫った問題であります。かっては日本の女性がセックスの悩みを口にすることは例外的でしたが、現在は極く普通になってきています。女性が男性に対し、話をしているだけでセックスを感じるとか、感じない男だとか姦 (かしまし) いかぎりです。性に対する変化を感じないわけにはいきません。女性の悩みの中で一番多いのは「不感症」です。次いで、「冷感症」、また「不感症」と「冷感症」がだぶっている場合もあります。「性交痛」などがそれです。さらに「不妊症」もあります。先ず、不感症と冷感症ですがよく混同されますが、別々です。不感症は肉体的に正常なのに、SEXのとき快感を感じず、当然エクスタシーを感じません。先ず、まったく感じない場合と或る程度は感じるがエクスタシーに達しない場合があります。SEXは相手あってのことですから、相手に対する愛情などのメンタル面、また男性のSEXの仕方、経験度なども関係してきます。挿入したとたん終わってしまう超早漏の相手ですと女性が感じる間もありませんから不感症とはいえません。まあ、ともかくとして、既婚、未婚を問わず不感症に悩む女性は以外と多いのです。相手の男性がごく普通なのに SEXをしても何も感じないという場合、これは女性側に何か問題があります。若い女性で不感症の場合、体質的なものによって治し方も違ってきます。たとえば生理が極めて不順であったり、なかったりする場合があります。また体格がごつごつ していてふっくらしていない、胸も余りない場合は、女性ホルモンの分泌が正常に機能していないことが多く、女性ホルモンの入った薬で治します。一方性格的な問題もあります。育った家庭環境でSEXを罪悪視しているような場合は心を閉ざしているわけですから、その時間の終わるのを待つだけ、当然感じることもありません。そういう方からの相談もあります。あきらめることはありません。非常にいい興奮剤があります。そういう興奮剤によって一度、体が解放されエクスタシーを味わうと、それが契機になって心も解放され、性格にも柔軟性がでてくるのです。逆に感じるフリをしている人も不感症になる場合がありますが、このような場合も興奮剤で一度達すると正常に戻ります。「前はちゃんとSEXをするたびに感じていたのに全く感じなくなってしまった。むしろわずらわしい。」という例です。よく相談のある中高年の女性に多いタイプです。中高年の女性の不感症にも要因はいくつかあります。まずストレスです。中高年になるとどの奥さんも、子供の進学や就職、結婚などさまざまな家庭内の問題を抱えています。両親あるいは姑や舅の介護などが現実の問題になってきます。ご主人は仕事優先でそいうことは奥さん任せということになると、一日中そういう問題に頭を悩ませ、ご主人が求めてきても、とてもそういう気分になれないということで、ご主人が求めてきても一向に濡れない、ご主人が無理矢理 挿入ということになると、苦痛をともなうだけで性交痛を訴えたりされます。そういうストレスに加え、更年期の年代が重なりますとSEXで感じなくなってきた。という ケースです。こういう場合は更年期によるホルモン・バランスのくずれが原因になっていることが多いのです。女性が更年期になると、頭痛やめまい、動悸、胃腸不調、腰痛、手足のしびれ、などという体の症状から、不眠、いらいら などの心の不調。そういう症状とともに卵巣の機能が低下するために女性ホルモンの分泌も低下してきます。こうなると、性欲がなくなり、SEXをしても感じない、つまり不感症になってしまうのです。さらにホルモンの分泌量が減ると、膣を潤す愛液の分泌も減ります。膣の粘膜が萎縮して、血管が露出したり、無理に性交すると性交痛のすえ、出血したりします。これではとてもSEXの快感などありません。つまり、更年期になると女性は一種の"性不能状態"に陥るのです。女性のほうも一種の「インポテンツ」の状態になるのです。中高年夫婦ならおそかれはやかれ訪れるこの状態をいかに乗り越えていくのかということは重大問題であります。そんな時に私の出番がやってくるのです。どのように対処すればいいかは次回に述べたいと思います。
    • ラブローション
    • 女性の精力剤

      女性ホルモン入りの精力剤はすべて医薬品です。その効能は 「不感症」です。つまり「不感症」に効果があるということを 厚生労働省が認めた医薬品であるということです。ただし、今まで一度もSEXを感じたことがない女性がすぐに不感症が治るかというと、そんな簡単なわけにはいきません。男性の勃起不全でもそうだったようにSEXしない日も塗り続けることが肝腎です。不感症の女性は当然にSEXそのものに対する意欲が希薄ですが、この薬を毎日塗り続けると性欲が自然とわいてくるのです。そうなれば半ば成功したようなもので、自分から男性を求めるようになったり、今まで経験したことのないようなエクスタシーを感じることもできたりするのです。まあ、これは理論的な問題で、実際にはご主人なり、恋人の協力が不可欠でしょう。ましてや「不感症」「冷感症」「性交痛」ということになればSEXに対するアレルギーがあるのですからムードや演出、塗り方の工夫も重要です。
      "塗るから足を広げて"では人権問題になりかねません。女性に感ずかれないように、塗ってあげる そういう気配りが大切です。ではどうすればいいかと申しますと、あらかじめ男性が耳たぶの後ろにかためて塗っておくのです。そして相手の女性にきずかれないように愛撫の途中にそれを取り出して、やさしく擦り込んでやるのです。そうして、それをSEXの都度、継続することによってなお一層の効果を生み出すのです。ヒメロス、メノック、など一本3000円です。ぜひ、一度お試しになってみることをお奨めします。このほかに、女性ホルモンの分泌も正常、生理も順調、どこも 身体上に問題はないのにSEXしても感じない、そういう女性が増えています。そういう女性は愛液もでません。男性の要求の ままにSEXしても性交痛を伴って、苦痛でしかありません。こういう場合は興奮剤の入った精力剤をのめば効果がでて症状は改善されてきます。そして、一度でも、エクスタシーに達すると道がついたように、すっきりと治ってしまうのです。精力剤の入った製剤といえば男性の場合と同じように、塩酸ヨヒンビンの入った製剤が効果的なのです。塩酸ヨヒンビンは 中枢神経に働いて興奮状態にさせるだけでなく、末梢神経の血管を拡張させる働きがあります。そのため、女性の場合も、陰部の血管が拡張して血の流れがよくなり、陰部がまるで火照ったような状態になり、発情作用をもたらすのです。硝酸ストリキニーネの含まれた製剤がありますが、この成分は塩酸ヨヒンビンの副作用を抑えて、脊髄の反射機能を敏感にさせる作用がありますので、女性にも更に性感を高めたりします。天然素材による精力剤は副作用がないばかりでなく、継続して服用すれば効果の出てくるものもあります。
      そのうち代表的な ものはガラナの実です。ガラナは古くから南米アマゾンの奥地に伝わる女性を淫らにする天然の媚薬といわれています。マカエキス末100%の健康食品が一箇月で8000円です。ぜひとも試してもらいたいものだと思います。
    • 精力増進は一朝一夕にはできない

      いままで総論的に精力剤について述べてきましたが、さらに堀りさげて、医学的に研究するのも一法ですが各論的に一つ一つの精力剤をとりあげて何故きくのかを点検してみたいと思います。精力の減退や勃起不能、勃起不全は昔はインポテンツといわれてきましたが、これは差別用語ではないかと思います。最近では 「ED」と総称しています。一種の病的状態といっていいでしょう。かっては性に関することは秘め事といわれ、あからさまにいうものではないといわれ、夫婦とか恋人同士の会話と考えられていました。精力というと興味本位で性を取り上げている所、いやらしいサイトという認識でした。私はそうではないと思います。当店では数多くの精力剤を取り揃えて、精力剤コーナーを形成しています。しかし、一般の日用雑貨を買う人がそれを見ても いやらしいと口にする人は一人もいません。自然と他の商品の中に溶け込んでいます。中高年の男性にとって自然にSEXできるかどうかは重大な問題なのです。なぜなら男らしくする男性ホルモンは25歳をピークにしてその分泌量は落ちてくるのです。その結果として勃起してもすぐに萎えてしまう、勃起するが柔らかい、なかなか勃起しないなどさまざまな症状を引き起こすのです。
      「若い女を向かわしたら、元気でるぞ 」といってもホルモンの分泌量はレベルダウンしているのですから、急に勃起できるわけがありません。有名な某俳優がホテルから若い女性と密会したところを報道されましたが、普通の状態ならば殆ど勃起しないでしょう。人畜無害と奥さんは述べていましたが、果たしてそうでしょうか。普通なら、柔らかくて挿入できるかどうか疑問です。挿入もできないのに射精してしまう、遺精といわれる症状ですが 精々でそんなところでしょう。しかし、現在はさまざまな「ED」 対策用の精力剤があります。これを使えば、勃起し、硬くなり15分も20分も持続し、最後には射精する事が可能です。ですから世の奥様族は油断ができません。70歳代でも現役。それは当店で買い物される男性の年齢をみても明らかです。それが証拠に70歳代の男性の性病が増加しているというデータ が出ています。いつまでも若々しくいたいというのは男女を問わず人類永遠の願いなのです。さて、精力剤を大きく分類すると健康食品、漢方薬、男性ホルモン、ヨヒンビン製剤、バイアグラなどになります。3.項の男性ホルモンを含有した薬から説明したいと思います。

      金蛇精 (きんじゃせい)

      男性ホルモンのメチルテストステロンが主成分です。合成男性ホルモン剤で、内服しても肝臓で不活性化されにくいのでテストステロンよりも強力です。肝臓エキス、dl-メチオニン、アミノエチルスルホン酸 これはいずれも強肝解毒作用があります。中年以降の全身倦怠感の原因の一つである肝機能低下をカバーするほか、メチルテステステロンの長期連用にまれにみられる黄疸を伴う肝障害をふせぎます。ルチンは血管強化作用をあらわします。中年以降の記憶力減退や頭重の原因の一つである血管の脆弱化およびこれに伴う高血圧を防ぎます。また金蛇精には人参が配合されていますが、人参の服用に際して起こる血圧上昇もふせぎます。高麗人参は赤血球およびヘモグロビン増加作用 (増血作用) 、健胃作用、抗疲労作用、抗ストレス作用などをあらわします。これらの作用により、強精、強壮効果のみならず、ストレスが原因の一つである性欲欠乏、性感減退、勃起力減退、陰萎、遺精にも効果があります。赤マムシは強壮作用、強心作用、血糖低下作用があります。赤何首烏 (赤カシユウ) は中国では古来より強精薬として用いられています。強精、強壮作用、補血作用があります。イカリソウ (淫羊藿) はこの薬草を食べた雄ヤギがいきなり発情し 次から次と雌ヤギを犯し、20頭にも達したといわれています。精液分泌促進作用もあります。山薬はヤマノイモの根茎でこれも強壮、強精作用があります。びゃくしは制菌作用、鎮痛作用があります。黄連は苦味健胃薬、抗炎症作用、制菌作用、動脈硬化予防作用があります。そのほかにビタミンも配合されています。金蛇精を二週間ほど服用されますと、以上の配合成分の相互作用によって、先ず倦怠感が緩和され、体が軽く感じられようになり 、続いて視力が回復し、頭もすっきりしてきます。そして、一カ月目位から徐々に精力が回復してきます。性欲欠乏、性感減退、勃起力減退、陰萎、遺精に効果があると厚生労働省の承認をもらっている堂々たる精力剤なのです。しかし、効果を期待するときは長期間の服用が肝腎です。なぜなら、今の状態になるのに20~30年の月日がかかったのですから、回復するにはそれなりの期間が必要です。
    • 早漏を改善するには

      男性ホルモンとしてはそのほかに、「プリズマホルモン錠」 があります。この製剤は男性ホルモンのほかに各種睾丸から抽出したエキスが配合されています。このほかに精力増進にいいといわれる漢方薬が15種類配合されている精力増進剤です。性欲減退症、陰萎、強精、官能性神経症、不感症、不眠症、夢精 にも効果があるというのです。なかでもメチルテステステロンが多いとされる「活力M」 というのもあります。これは男性ホルモンのほかに牛黄 (ごおう) が配合され、高麗 人参、イカリソウ、山薬、睾丸の粉末やオウギなど10種の漢方薬が配合され、お腹に負担のかからないよう乾燥酵母まで含まれているのです。ただしこの製剤は疲労回復剤、滋養強壮剤としての承認しかとれていません。男性ホルモン製剤を服用する人で、まれに下痢するかたがいますが そういう方は「延寿回生」がいいでしょう。これは男性ホルモンの量を調節してかなりの年配の方が飲んでも差し支えないように作られています。牛黄、高麗人参、サフラン、沈香、丁字を 配合し、下痢をしないように消化酵素まで配合されているのです。
      塗布剤としては「トノス」「オノック 6g」「ラール」があります。これはいずれもクリーム状です。この製剤は男性ホルモンのほかに塩酸ジブカイン、塩酸プロカイン、塩酸ジフェンヒドラミン などが配合され勃起した男性性器を麻痺させて摩擦にもたえられるようにできています。ですから、効能効果として、男性性器衰弱症、男子更年期障害 (早漏、勃起力減退、精力減退、夢精 遺精、性器不全) などに効果があります。強力ラール、オノック 6g はどちらかというと早漏の方には向いていません。男性ホルモンの補充療法に利用されるといいと思います。その他の塗布剤として「オットピン」があります。これは男性ホルモンの含有量も多く1mlに20mgも含まれています。そのほかにオットセイの精製油が含有されています。股の部分や性器にマッサージしながらすり込むのです。オットセイは雌を20数頭従えてハーレムを形成していると いわれる動物です。この製剤は継続、反復使用することによって勃起力不全、早漏、陰萎、遺精、前立腺漏、精液漏に効果があるのです。それと不思議な事に男女恥部無毛症に効果があるというのです。厚生労働省が承認した効能・効果だから荒唐無稽とも思われない。ぜひ試してもらいたいものです。当店に来られる男性客のなかに70歳代の方がおいでになります。そのかたは漢方薬の精力剤「海馬補腎丸」と「ヒメロス」 を買っていかれますが、効果抜群で相手をメロメロ にしてやったなどと過激な発言をされるので、私も頭がカッカします。
      その他、女性用の塗り薬としては「メノック」があります。これは冷感症、不感症、陰部掻痒症、老人性膣炎に効果があるというのです。「ヒメロス」は不感症、冷感症、婦人神経衰弱症に効果があるのです。「鍵」は膣のなかへ入れる座薬ですが不感症、冷感症、性欲欠乏に効果があり、経産婦の膣の締まりをよくする働きもあるというのです。やはり試してみるのが一番のようです。そのほか、「プリズマホルモン精」というドリンクがあります。性欲減退症、不感症、夢精、陰萎、不眠症にもいいのです。駄目になってくると眠れなくなるとよく年配の方が言っておられましたが、最近ようやくわかるようになりました。このように申し上げると一回飲んで、試してみて効かなかったという方がよくおいでになります。しかし、これらのくすりは反復、継続服用することによって、はじめて効果がでてきます。根気が大切です。
    • 精力剤にはどんなものがあるのか

      男性ホルモンの内服や外用が男性としての基本的な機能である 勃起を促す元であるということは前から申し上げてきました。男性のホルモン量は25歳を境にして下り坂なのです。走れなくなった競走馬にムチを入れ、尻をたたいても、勃起などするはずはありません。簡単なことなのです、若い時のような男性ホルモンに溢れた状態にしてやればいいのです。それが前回までのべてきた男性ホルモン製剤です。今回は強制的に勃起させる薬についてお話させていただきたいと思います。
      先ず第一は「ハンビロン」です。これは塩酸ヨヒンビンと硝酸ストリキニーネと赤マムシが配合されています。勃起中枢を刺激して血流の増加を促し強制的に勃起させるのです。一回よりも十日、二十日と飲んでいったほうが、より効果が高まるのです。次に「ストルピンMカプセル」です。これは塩酸ヨヒンビンにガラナエキス、赤マムシ末が配合されています。ガラナは中南米の原住民に伝えられた天然のバイアグラと呼ばれるものです。これは週刊誌でもよく宣伝されています。次に「マヤ金蛇精」です。金蛇精のヨヒンビン製剤です。これは塩酸ヨヒンビン、硝酸ストリキニーネ、メチルテステステロン (男性ホルモン) 、高麗人参、赤マムシの黒焼、イカリソウ (これを食べた雌ヤギが二十数頭の雌ヤギを犯したと言う薬草) 、それに何首烏 (漢方の精力剤) 、ビタミンまで配合された精力増進の超豪華な総合精力剤です。しかもヨヒンビンの含有量が一回量十ミリグラムと前二者の倍量配合されているのです。なんだか効きそうな気がします。次に、「ガラナポーン」です。塩酸ヨヒンビンにガラナエキスが 配合されています。次に、「ツンバ」です。これはドイツ製の精力剤です。この製剤には精製されたヨヒンビンではなく、その前の状態のヨヒンベ皮エキスというヨヒンビンを抽出する前の植物薬を主原料に、高麗人参エキス、ムイラプアマエキス (南米で 精力剤として利用されてきた植物エキス) 、スムプル根エキス (精力剤として利用されている植物エキス) 、コーラ種エキス ダミアナ葉エキス (植物精力剤) 、それにメチルテストステロンまで配合された西洋漢方系の強力精力増進剤といってよろしいでしょうか。これらの製剤は何れも劇薬ですが、きちっと服用量を守って飲んでいただければ、安全です。ご心配はいりません。それだけ効き目が確かだということです。次に「バイアグラ」です。いままで、経験したことのないような快感をあじわったという奥様方の声を聞きます。なぜ、バイアグラが効くのか。前にも、勃起のメカニズムをお話しましたが、脳から性的刺激が中枢神経に伝わると、ペニスの神経からサイクリック GMPという酸化窒素が急激に放出され、動脈を拡張・弛緩させることで、ペニスに大量の血液が流れ込んで勃起します。ところが、ペニス付近にはサイクリックGMPを分解するホスホジエステラーゼという酵素もあり、これは 逆に勃起を抑える働きをしています。この勃起抑制酵素の働きをブロックし、勃起しやすいようにしたのが 「バイアグラ」です。心臓病や高血圧のひとは厳禁です。低血圧や脳溢血などの人も要注意です。またバイアグラは血管を拡張させ血流を促す働きがあるため、消化器系に潰瘍がある場合や出血傾向のある人は血がとまりにくくなる可能性もあります。頭痛、顔面紅潮、鼻ずマリ、下痢、胃の不調、色調認識障害といった副作用があらわれる場合もあります。米国では発売以来1473人に重い副作用が出、522人が死亡したと伝えられています。慎重に使われたほうがいいと思います。バイアグラを手にいれるには医師の処方箋を持参していただければ当店で販売することができます。
    • 漢方系の精力剤について

      精力剤を飲むにしても、男性ホルモン製剤やヨヒンビン製剤はどうもと言う方に、ぜひお奨めしたいのが漢方系の精力剤です。漢方用語である陰萎は勃起力の不足を意味するのです。原因として最も多いのは前にもお話申し上げたように、脳のほうから脊髄の中枢への刺激が抑制される場合が多いのです。
      代表的な漢方精力剤としては「桂枝加竜骨牡蠣湯」「柴胡加竜骨牡蠣湯」「八味丸」「十全大補湯」「補中益気湯」が挙げられます。この製剤は各個人の症状に併せてどの処方がいいか判断します。漢方生薬系としては「ネオ金蛇精」「マムシホルモ」 「海馬補腎丸」「至宝三鞭丸」「新ロクジュオウ」「亜鉛」 「金粒マムピン」などがあります。これらの製剤は古来より精力増進に効き目があるといわれている 漢方生薬を何種類も配合したものです。
      「ネオ金蛇精」は海馬末 (タツノオトシゴ) 、ロクジョウ (鹿の袋角) 、蛤かい (ごうかい オオヤモリの乾燥品) 、反鼻 (赤マムシ) 、高麗人参、イカリソウ、海狗腎 (オットセイの睾丸) ローヤルゼリーなどが配合されています。 「強力ライフ」はスッポンの油、スッポン血胆末、スッポン肝臓末、牛の睾丸、鶏の腎臓、反鼻 (赤マムシ) 、鹿茸 (鹿の袋角) 、牛黄、高麗人参などが含まれています。 「マムシホルモ」はマムシ抽出液、マムシの胆乾燥末、牛黄、高麗人参、鹿茸、イカリソウ、クコシ、レバー末など18種が配合されています。「海馬補腎丸」は海狗腎 (オットセイの睾丸) 、驢腎 (ロバの睾丸) 鹿腎 (鹿の睾丸) 、海馬 (タツノオトシゴ) 、鹿茸 (ロクジョウ) 、ごうかい (オオヤモリ) 、高麗人参など20種類の漢方強精剤 が配合されています。「至宝三鞭丸」は鹿鞭 (鹿の睾丸) 、海狗腎 (オットセイの睾丸) 、広狗腎 (イヌの睾丸) 、海馬 (タツノオトシゴ) 、ごうかい (オオヤモリ) 、高麗人参、淫羊藿、桑ひょうしょう (かまきりの巣) など30数種の漢方薬の精力剤が配合されている。「亜鉛」は精子の構成成分です。亜鉛が不足してくると精子の製造能力が落ちてきて射精しても一回の精液の量が少ないことになるのです。当然のことながら妊娠させる機会も減少してきます。
      「男宝 (ナンパオ) 」中国では日常よく使われる精力剤です。鹿茸 (鹿の袋角) 、枸杞子、高麗人参が配合されています。焼酎に一ケ月程つけておくと良いのです。当店には原料で販売しています。ともかく精力剤は話を聞くだけでは前進しないので、先ず飲んでみることこそ肝腎です。隗より始めよ ( ではないでしょうか。
    • 精力剤の事例集

      K氏はある中堅企業のサラリーマンです。妻は五年前にガンで死亡し、その後一度も性交の機会はありませんでした。子供は二人いますがそれぞれ独立したので、現在は一人暮らしです。約一年前に、ぶらりと立ち寄ったスナックの従業員の女性と知り合い、交際するようになりました。先日二人で始めて温泉へ行くことになり、性交を試みましたが、勃起が不十分で挿入できませんでした。性交がなかったことをパートナーはとくに気にしていない様子でしたが、自分ではマスターベーションでも若いころのようではありませんが、一応勃起するし、射精も可能なので納得いかないということで来店されました。いろいろお話をお聞きしているうちに、私は、K氏が精巣での男性ホルモン作成能力が減退しているものと思われました。K氏は自慰で一応勃起が可能できることから、神経や血管には大きな器質的な変化はないと思われます。男性ホルモンの補充療法を試みたところ、性交が可能となりました。このように、K氏のように、老齢期にさしかかったところで 長い間性交をしないと、勃起機能は衰えてしまい、いざ、性交しようとしても勃起しないことがあります。生理機能の衰える老齢期には回数は少なくても定期的な性交を持つことは重要なことなのです。週に一回位は射精して、新しく男性ホルモンを内服することが重要なのです。新陳代謝ですね。男性ホルモンは脳や仙髄副交感神経内の勃起センターをコントロールしていると考えられています。また一酸化窒素合成酵素 (NOS)の合成をかいして陰茎海綿体平滑筋の弛緩に関与し、陰茎で勃起に直接関与していることがあきらかになっています。最近、微量のホルモンの測定が可能になるにしたがって、テストステロンの低下にともなう勃起不全が報告されるようになりました。このように、男性ホルモン製剤の金蛇精やプリズマホルモン、活力Mを内服することが重要なことが理解できたと思います。
    • 精力剤の事例集

      Hさんは地元の大学を卒業し、地元の職域団体に就職し経理を担当しているサラリーマンです。可もなく不可もなく、何となく仕事をし、最近、母親の友人の紹介で結婚した26歳の男性です。妻は短大出の22歳です。交際期間中も手を握るくらいで一回も性交のチャンスはなかったそうです。新婚初夜、勃起はしたもののどこに膣があるかわからず、そうこうしているうちに妻は泣き出すし、途端にしぼんでしまい挿入できませんでした。初夜の性交を失敗した彼はすっかり自信をなくしてしまいました。その後も何度かは性交を試みましたが、同じように途中で中折れし勃起がおさまってしまったそうです。いわゆる中途の陰萎です。彼は朝の勃起もあるし、マスターベーションをやっても勃起はするし、射精も可能なので異常はないと思っていたが、軽い気持ちで来店されました。初夜の夜に失敗したことが心理的ストレスとなって、勃起不能に陥ってしまったのです。私は十分にお話をお聞きし、艶話しを交えながら勃起不全 (中途の陰萎) についてアドバイスしました。そして、金蛇精とハンビロンの内服をすすめました。それから、一ケ月程たったある日、ひょっこりと来店され、うまくいったというのです。今日はおもいっきりやりたいので、強力なドリンクはないかというので、強力バロネスと絶倫液を奨めたところ買って帰られました。この例で妻の協力の重要性を感じざるをえませんでした。極度の緊張と興奮そして冷徹な頭脳が行く手を阻んだように思える事例でした。
    • 男性ホルモンこそ精力の鍵

      男性ホルモンとりわけテストステロンが勃起に関して重要な役割をはたしています。脳ではドパミンが性行動に対して促進的に作用し、セロトニンは抑制的に働きます。このドパミンは性行動に対し重要な働きをしています。男性ホルモンとドパミンがドッキングしてはじめて、ホルモンの作用が発揮されるのです。この男性ホルモンは脳のセンター だけでなく、脊髄の一番下の仙髄にも結合物質をもっており脳だけでなく、仙髄の勃起中枢にも深く関与しています。精巣から分泌されるテストステロンが不足してくると、勃起がうまくいかないことがあきらかになりました。男性ホルモンは脳に作用し、SEXをしたいという欲望を起こさせます。そして、このホルモンが、脳や脊髄の勃起・射精中枢に作用して勃起を促すのです。勃起がどうしておこらないか、それは脳や脊髄、神経に傷がある場合は勃起しません。また心理的ストレスも原因になります。又、加齢により血管系に老化が起これば勃起しなくなります。最近ではこの男性ホルモンのテストステロンが中枢や末梢において重要な働きをしていることがわかってきたのです。したがって、加齢により勃起しなくなったら根気よく、男性ホルモンを飲み続ければ効果がでてくるということです
    • 精力剤の事例集

      A氏はコンピユーター会社のプログラマーです。妻は30歳の専業主婦です。五年前に職場で知り合い恋愛結婚しました。結婚当初は性生活に問題はなく、妻はすぐに妊娠し女の子が誕生しました。コンピューターのプログラムの作成で大変忙しく、毎日夜遅くになって帰宅したり、たまには徹夜することもあります。帰宅しても食事をすますと「疲れた」といって、すぐ寝てしまい妻が性生活に不満を訴えても性欲が湧かないといった状態で、ついには妻の体に触れることもなくなりました。妻は夜眠れない日が続き、近くの精神科医を訪れたところ、うつ傾向が強いといわれ、抗うつ剤と睡眠薬の投与を受けるようになりました。妻は「あなたおかしいのではないの」といい、夫をせめたてますが、夫は意にかいしません。妻はついに子供をつれて実家に戻ってしまい、このような状態が続けば離婚したいと考えるようになりました。彼は会社の帰りに当店へ立ち寄り、ドリンクを立ち飲みしながらその話しをしたのです。私はその話しをお聞きしているうちに、何も特に異常はないと考えましたので、金蛇精の内服とハンビロンを20日分飲んでみることをお奨めしました。そして、いろんな性に関する面白そうな話しをしてさしあげました。彼は少し興味を持ったようで、笑いながら帰っていかれました。彼は一ケ月後くらいに再来店され、妻を連れ戻し、一緒に生活していると言っていました。最近、急速なコンピューターの進展により、その世界にのめり込み 性欲そのものがなくなり、女性をみても興味がなくなったという男性が増えています。かくいう私もかってHPを立ち上げる以前は週に一回位は盛り場をうろついていたのですが、最近はさっぱりで 二ケ月に一回くらいになりました。A氏のようなひどい状態になっていなくても、コンピューターを使用している人たちは多かれ少なかれテクノ依存症に陥る可能性があるといえます。コンピューターのようなハイテク機器は我々の生活を豊かにする反面、頭痛、肩こり、不眠、吐き気、疲労、食欲不振などの弊害も起こしているようであります。
    • 男性ホルモンこそ精力を増進させる要である

      加齢によって勃起機能が衰えることはご存知の通りですが、その原因は様々であります。勃起に関する神経系、血管系、組織系 あるいは内分泌系などが複雑にからみあって起こると考えられています。
      1. 陰茎海綿体機能の変化
        加齢とともに陰茎海綿体と血管系が変化を受けて、青年の頃と比べて血液の流入が悪くなっている。
      2. 陰茎血管系の変化
        流入血液量の減少とともに、一旦入った血液が流出しやすい状態になっているということです。それと流入する血液の血流が悪くなることも原因といわれます。勃起時の状態が維持できず せっかく入ってきた血液が逃げていってしまうので、中途の 中折れという現象がおきるとも推測されます。
      3. 末梢神経系の加齢による変化。
      4. 内分泌系の変化
        テストステロンとりわけ遊離テストステロンの加齢に伴う減少が勃起機能の低下と密接に関係していると考えられます。テストステロンは中枢性にも末梢性にも勃起に関与している事は既に明らかになっています。従ってテストステロンを補給してやることは重大な意味を持っていることなのです。簡単にいえば、金蛇精とかプリズマホルモンを飲むということです。テストステロンは性中枢やその関連領域に多く存在するドパミン神経細胞を活性化し、性機能に促進的に働くとされています。今述べてきたのは器質的な原因ですが心理的な原因も見逃せません。特に長い間同じパートナーと単調な性生活を続けていると性的魅力がなくなるということがあります。パートナーから受ける精神的抑制が、勃起機能の低下になるということも言われます。パートナーが更年期を過ぎてホルモンの関係で性欲の低下をきたすだけでなく、性的興奮があっても膣分泌液が殆んど出なくなり、挿入しても痛いので性交を拒否されるということで勃起不全になるというケースもあります。中高年の性機能の衰える時期に、何らかの原因で性交の機会がないと、勃起機能が失われてしまうのです。例えば妻と死別し 男手一つで子供を育ていざ再婚しようと思ったら勃起しなかったという話しは枚挙に暇がありません。性機能の衰える時期こそ、男性ホルモン剤を飲んで規則的に性交を持つということは若さを保つ秘訣でもあります。最も大切なことは、老後の性生活を楽しみたいと思えば、若い頃からパートナーに性的満足感を与え、パートナーに性生活は楽しいと感じてもらえるよう努めることが重大であり、自分だけ楽しめば良いということでは老後の性生活も暗いものがあります。
    • ストレスによってある日突然勃起不能になる

      ストレスというのは本来工業用語で「ひずみ」を意味するものです。生体にひずみが生じると、生体を正常状態に保とうとする働きがみいだされます。このひずみの状態をストレスと言っているわけです。ストレスの原因としては騒音、寒冷、暑さ、火傷など物理的原因があります。また酸素欠乏、一酸化炭素、炭酸ガス サリチル酸製剤などの化学的原因もあります。細菌感染などの生物学的原因。疼痛、外傷、手術、拘束、不愉快、無理矢理、神経の使いすぎなど精神的原因もあります。ストレスにさらされると最初はショックを受け抵抗力が落ちますがストレスが長く続くと神経、内分泌、免疫力が協力して 抵抗力を高めます。さらにストレスが長引いたり過剰であったりすると、ついには死に至ることもあるともいう。オーバーワークから過労死という問題も生じています。最近自殺者が増えていますが、ストレスからくる社会現象といえるでしょう。ストレスにたいしては男性よりも女性は強いといわれれており、女性のほうが免疫力が強いからだという説もあります。女性ホルモンが免疫機能を高めるからだというのです。ストレスにより女性では無月経、男性では性欲の低下から勃起不全 、中途の中折れという症状を引き起こします。Oさんは中小企業の経営者です。若い時から一代で従業員500人の会社にまでそだてあげました。バリバリのやりてで、健康で病気をしたことがありません。しかし、最近の不況から、徹夜の日もあり資金繰りや将来を考えると、夜も眠れないことがあるといいます。特に最近は大口の取引先の倒産も重なって、一挙に資金繰りが逼迫し銀行と交渉してもらちがあかず、たまたま 妻を求めてSEXをしようと思ったのですが全く勃起しませんでした。妻は夫の内情を熟知しているのでやさしく対応してくれ、別に何の不満もいいませんでした。しかしこれが耐えられなくて来店されました。このように心理的原因で勃起しなくなることがあるのです。ストレスがどうして原因になるのかといいますと、副腎皮質刺激ホルモンが分泌されこれが性腺刺激ホルモンの分泌を抑制し、精巣からのテストホルモン (男性ホルモン)の分泌を低下させ性欲の低下を引きおこすといわれています。ストレスによってうつ状態になるばかりか性機能にも障害が起こってくるという例ですね。彼は男性ホルモンを三ケ月程内服し、元気を取り戻しました。
    • 精力剤の事例集

      J氏は地方公務員です。妻は高卒で27歳の専業主婦で二つ年長です。初めて来店された時に「金の草鞋をはいて探されたんですね」と申しあげると、苦笑いされました。彼は三人兄弟の末っ子で、上の二人は姉で姉たちとは年がはなれており可愛がって育てられました。家庭のなかで、女性や性に関する話題など出たこともなく 、有名進学高校を経て、一流大学を卒業し公務員試験に合格し すぐに就職しました。職場の友人の紹介で見合いをし、四ケ月の交際をへて結婚しました。交際期間中はキスもしませんでした。結婚前に他の女性を含めて性交の経験はありません。新婚旅行はアメリカ西海岸へ行きましたが、結婚式や長旅で妻は疲れていると思い初夜は試みませんでした。二日目、性交を試みようと考えていたところ、妻はいきなり馬乗りになり、まだ十分に勃起していないペニスを握り、クリトリスにあてがい上下左右にこすりつけたというのです。彼はびっくりしてしまい、一気に萎えてしまい勃起せず、性交はできませんでした。妻は不満をもらし、翌日から一緒に寝ることを拒否、きまずい思いで帰国しました。帰国後、妻はそのまま実家に帰ってしまいました。仲人を通して帰ってくれるよう説得してもらいましたが なかなかウンといわないというのです。私はSEXの仕方を懇切丁寧に教授しました。そして、勃起中枢を刺激する「ハンビロン」の内服をお奨めしました。と同時に 早漏の防止に「トノス」をあらかじめペニスに塗布し、すりこむようにアドバイスし、シャワーをしても大丈夫だからと付け加えました。それから、早漏の防止に射精しそうになったら奥さんに睾丸を口に含んでもらい下に引っ張るようにしてもらうようにすると射精を遅らせることができるという事も話しました。彼は私の話を聴いて、その後は生来の研究熱心も手伝って順調に 性生活を楽しんでいるようでした。SEXのご相談で多いのは新婚さん、中年の働き盛り、最近では 60歳、70歳台の方々です。今までこの手の話は秘め事という考えの方が多かったのですが、当店では精力剤の専門店ですから 気軽に相談してもらいたいものです。
    • 精力剤の事例集

      Y氏は七十代の年金生活者です。年金が入って来ると必ず来店され ます。だいたい四、五万円位精力剤を買って帰られます。いまでも、そちらは現役のばりばりです。バイアグラなどは飲んでおられません。常用しておられるのは男性ホルモンの金蛇精と漢方の精力剤の海馬補腎丸 ヨヒンビン製剤のハンビロンなどです。このほかに、健康食品の絶倫粉粒、ダイナマイトSEXなどです。男性ホルモンは精力がつくばかりでなく、視力減退や記憶力減退にも効果があるのです。要するに若い時の状態に戻してくれるのです。海馬補腎丸は漢方薬で構成されており、常用すれば精力にいいばかりでなく、疲労回復や体力増強、滋養強壮に優れた 効き目を発揮します。ハンビロンは劇薬ですので、用法・用量を厳守するように話してあります。この薬は連続服用するのではなく 二十日分位だけ続けて飲めば効果がでてきます。彼は、奥さんとは先立たれたか、離婚したかはともかく現在は 一人で生活しておられます。時々、女性と恋をしてみたいと思われる時は電話をするのです。すると、電話を受けた彼女は三十代 と思しき風采なのですが、いそいそと昼過ぎに彼の家へ訪ねてくるのです。部屋の片付けをし、風呂場、トイレとかいがいしく 掃除をし、時々は休んで二人で話をしたりするそうです。夕方になると仕出し料理を注文したりして、二人で世間話をしながらビールを飲み、会食をするというのです。それから、二人はやおら、お風呂に入るのです。彼は当店で買っていかれた「ラブローション」を用意します。彼女が一応簡単にボデイローションで汗を流してくれてから、用意してあった「ラブローション」を全身にくまなく塗ってもらい、自分も彼女に同じようにローションを塗ってやり、抱擁しあう うちに女性はもう恍惚状態だというのです。彼はほんのちょっと、「ヒメロス」を膣の中に塗ってやったところ、もう既に、絶頂感に到達しているようだったというのです。狭い、しかも動きのとれにくい場所でいつまでも一緒にいても 落ち着かないので、そこそこのところで風呂場から出て、ゆっくりと寝室へ案内して、いよいよ本番に及ぶというのです。「ヒメロス」を塗ってやり、一応の動作の後、今度は自分の一物にも「トノス」を塗り万全の体制で臨んだところ、思いどうり うまく運び、相手の女性もにわかに立ち上がれないほどメロメロになったというのです。私は一部始終の話しをお聞きしているうちに、かっときて羨ましいのを通り越して、仕事上とはいえ我慢しましたが 腹立たしくなったのを覚えています。ここで一つ医学的なことですが、女性のクリトリスが大きくなっていれば快感を覚えている証拠です。逆にちじんでいれば、そうではないのです。大事なことは女性の反応 (クリトリスの反応) を見て好き嫌いを見極めることも大切なことなのです。
    • 精力剤の事例集

      五歳年下の女性と結婚したN氏は55歳である。がむしゃらに働いてきた団塊の世代である。競走社会を生き抜いてきた彼はかなりの大学を卒業し、ある大手の会社に就職した。入社してからも競走は続いたが三十歳の時、部長の紹介で妻を娶り、一男一女に恵まれ、幸せを画にかいたような生活だった。帰宅すると妻に迎えられ夫婦生活もお互いに楽しんだ。しかし、ご多分にもれず妻は子育てに追われ、彼は彼で社内での競走に追われ仕事仕事の日々だった。四十歳で地方の支店だが、課長になった彼は残業と接待に追われ、東京の本社への出張の時はその種の女を抱いては楽しんでいた。妻とは義理でのSEXで、むなしい思いから途中で萎えてしまうことも多かったという。バブルが崩壊しリストラの嵐が吹き荒れ、必死で生き残りを賭けて対策に奔走した。妻とはろくに口もきかず、自分はSEXのことなど頭にないのに、妻がそういう素振りをみせると頭にきたという。そして、長男、長女が独立して、二人きりになった或る日「私達、別れたほうがいいんじゃない」といわれ、実際のところあわてふためいてしまったという。妻とのSEXは三年来なく、照れくさかったが、久しぶりにベッドに誘ってみたが全く自分の意思どうりにならず、勃起不全の状態だった。「今日はよしましょう」といわれ、さらに翌日も試みたが、固くもならずましてや勃起はせず、トイレへいって触ると固くもならないのに射精してしまったというのです。彼は当店を訪れ、悩みと対策を相談されたのでした。私は男性の更年期の関係で、男性ホルモンの分泌が衰えてきているので、「金蛇精」の内服と、直接勃起中枢を刺戟する「ストルピンM」の内服をお奨めしました。一ケ月ほどして来店した彼はうまくいった、全く萎えることなく勃起したまま固いので、妻も快感に没頭し、長年のわだかまりも氷解したというのです。私は中年のSEXライフを楽しむためにいろいろ紹介しました。彼は半ばからかい半分に買っていかれましたが、後日来店され、その威力に驚かれたらしく、「あなた精力絶倫ね」 「すてきよ」とまで言われたというのです。彼は会社は退職し、小さな地元の会社に勤めて、可もなく不可もなくやっているというのです。収入は減ったけれど、経費もかからないので、のんびりやっているということでした。
    • バイアグラの解説

      バイアグラは勃起させる薬ではありません。勃起を長続きさせる 薬なのです。勃起しない人 (勃起不能) には効果がありません。バイアグラは医師の処方箋があれば薬局で簡単に手にいれることができますが、ある程度勃起する人、中途の陰萎といって途中で中折れする人にしか効果がありません。しかし、一向にしゃんと しないと言う方は先ず、男性ホルモン剤や漢方の精力剤で レベルアップをはかり若い時の状態にある程度戻すことが肝腎です。いきなりバイアグラを飲んでも頭や顔がかっかっとくるだけで、何の効果もありません。青菜に塩というか、野菜畑にいきなり 肥やしをまくようなものです。まず勃起のメカニズムを理解することが大切です。バイアグラは ホスホジエステラーゼという酵素を阻害する物質なのです。陰茎海綿体にはタイプ五があることがわかっています。つまり勃起を邪魔する物質を取り除くということです。勃起は視覚、嗅覚、聴覚、触覚などの性的刺激や陰茎の性的刺激のよって、連絡役のNOが放出されます。このNOはグアニール酸シクラーゼという酵素を活性化させ、さらに陰茎海綿体を弛緩 させるのです。そこで陰茎の筋肉が緩むので海綿体の中に血液が流入して、勃起が実現するのです。実はあの中は血液で 一杯なのです。勃起を持続させる物質は体内にもともとあるのですが、これが分解されやすいのです。そこで、バイアグラは その分解を阻止するのです。従って、自然的に勃起が持続するのです。性欲のない仙人や、性的刺激に興味のない人がバイアグラ を飲んでも、小便が泡だって出るだけで何の効果もありません。むなしさと腹立たしい思いをするだけですので、先ず 当店へご相談されることをお奨めします。
      バイアグラは次のような人は使用できません。
      1. 今までバイアグラを飲んでアレルギーをおこしたかた。
      2. 硝酸剤 (狭心症の治療に使われているニトログリセリンなど を飲んでいる人) あるいはNO供与薬を使用しているひと。
      3. 心臓血管系に障害のある人。
      4. 重症の肝臓病の方。
      5. 低血圧の方。バイアグラを飲むと血圧は下がります。日頃から低い人 (最大血圧90mmHg未満、最小血圧50mm Hg未満の方) 、高血圧の方 (最大血圧170mmHg以上)
      6. 脳梗塞、脳出血や心筋梗塞をおこした方。
      もともとバイアグラは狭心症の薬として開発されていました。その経過のなかで、陰茎の血管を拡張させて勃起させる作用のあることがわかったのです。ニトログリセリンのような硝酸剤や降圧剤を服用している方は避けたほうがいいでしょう。血圧は高くても、低くてもバイアグラの服用は要注意です。また使用中の注意としては気分が悪くなってきた、頭痛や顔のほてり、消化不良、光に過敏、色が変化して見えるなどの方 は避けたほうがいいでしょう。飲み方は行為一時間前がいいでしょう。空腹時のほうが効き目 はあります。アルコールの飲んでいるときは避けたほうがいいでしょう。バイアグラには25mgと50mgがあります。一回の服用はいずれも一錠です。効かないからといって二錠飲むのは危険です。まずご自身の男性自身のレベルアップを別の観点 から考えるべきでしょう。バイアグラは飲んで寝ていても何もおこりません。性的刺激が加わって初めて勃起作用がでてくるのです。性欲のない仙人のような男には効果はありません。夜間に勃起するかどうかを調査したところ、年齢とともに勃起力の低下がみられます。やはり加齢とともに陰茎の血管系の変化と 男性ホルモンの分泌低下が原因であることがわかってきました。基本的には中高年になれば、男性ホルモンを常用して男性機能のレベルアップをはかる事が肝腎なようです。ただし、前立腺炎のあるかたは男性ホルモンは避けてください。男性ホルモンの配合されていない精力剤があります。漢方系もありますのでぜひ当店へご相談いただきたいものです。バイアグラは処方箋があれば簡単に入手できます。
    • 糖尿病と精力剤

      勃起機能に障害をあたえる病気として糖尿病があります。実際男性の糖尿病のかたで、EDを併発する人は30~60% になり糖尿病でないひとの2~3倍になります。糖尿病によるED患者 (勃起不全)のひとは100万人にものぼると言われます。糖尿病では血糖コントロールがうまくいっていないと、血管内を糖分濃度の高い血液が流れることになります。それによって毛細血管が障害を受け、さらに毛細血管を流れる血液から栄養や酸素を受け取っている神経も障害を受けてしまいます。当然合併症として、動脈硬化も進行します。このようにして、糖尿病になると血管と神経が障害を受けます。神経障害が原因で脳の性的興奮がうまくペニスに伝わらなかったり血管の障害によって、海綿体への血液の流入がうまくいかなくなるのです。さらに糖尿病の方は合併症の関係でさまざまな薬を飲んでいるのでその影響もあるといわれます。
    • 糖尿病と精力剤 (二)

      糖尿病にはさまざまな合併症がありますが、神経が障害されたり網膜に変化がみられたり (網膜症) 、腎臓の機能が障害されたりするのが主な合併症です。なかでも神経障害は最も高い頻度の合併症で、とくに注目されるのは自律神経障害です。その症状は全身に及びます。特に
      • 糖尿病の罹患期間が長い
      • 一日二十本以上の喫煙者
      • インンスリン治療者
      • 起立性低血圧症や弛緩製膀胱、網膜症の合併症のある人
      これらの症状のある人は勃起不全になりやすいといえます。ではなぜ糖尿病者は勃起不全になりやすいのでしょうか。それは、糖尿病のために長期間高血糖になっていると、神経線維が減少し、線維密度が低下します。神経内の低酸素状態などにより陰茎の知覚が鈍くなったり、海綿体に分布する神経が障害を受けます。それが原因で勃起障害がでてきます。しかし、主たる原因は陰茎をコントロールする血管が障害を受けており、血管が細くなっているのです。血管拡張薬 (プロスタグランデイン) を投与すると改善されることからも明らかです。血糖値が高くなり、食事療法や運動療法をおこなって調節しようとして下がらないと、医院を訪ね、インスリンの内服や注射をするとほとんど勃起しなくなり挿入が不可能となります。射精しているような感覚はあるのですが精液がでないのです。マスタベーションでも、ほとんど勃起せず射精もありません。射精障害は精液が膀胱に逆流したりするのです。これは尿をした時に尿が白く泡立つのでわかります。ともかく、糖尿病の方は神経、血管が障害されてEDがおきるということです。対策はないのでしょうか。あります。インスリン以外の方法で 血糖値を適正に維持し、血管系とはあまり関係のない漢方の精力剤で対応する方法です。糖尿病は生活習慣から来る病気なのですから、ご自分の努力で軽減できるのです。
      若蘇源 (じゃそげん) インシュリン以外の良い糖尿病の対策
    • 前立腺肥大と精力剤

      前立腺は膀胱の出口のところで尿道を囲んでいる一つの性腺です。主な役割は、精液を作って、睾丸で生産された精子を浮遊させて運ぶことです。男性は50代になるとこの前立腺が大きくなり尿道を圧迫したりします。その結果、夜中にたびたび排尿に起きる、トイレにいっても排尿しにくい、排尿に時間がかかるといった状態になります。前立腺が肥大したからといって精力が落ちてくるということはありません。ただ前立腺肥大が進行すると男性ホルモンの分泌を抑制する薬を投与したりしますが、前立腺の肥大や前立腺ガンは抑えられるのですが、逆に性欲が衰えるのはもちろん勃起機能にも影響が現れてきます。男性ホルモンは脳の性的興奮にもかかわっていますし、勃起中枢とよばれる脊髄でも関与しています。また男性自身の海綿体を弛緩させるため神経伝達物質であるNO (一酸化窒素)の合成を促進すれば海綿体に血液が流入し勃起が持続するわけですがこれに男性ホルモンが関与していることは、明らかになっています。バイアグラも実はこのNOに働きかけて、ある酵素を活性化させ体内に留まるようにするのです。そうすると勃起が持続するのです。バイアグラは勃起させる薬ではありません。勃起を持続させる薬なのです。
    • 高齢者と精力剤

      近年では70歳以上が高齢者ということになるでしょう。この年代になりますと自然の状態にまかせておきますと、精力のレベルは年とともにゆっくりとダウンしていきます。40歳代になりますと、男性も更年期にさしかかります。勃起しても若い頃のように元気がなく、硬くならないし、持続時間も短くなってきた。SEXの回数も明らかにへってきた、ついには枯れていくのではないかという一抹の寂しさを感じるようになります。たしかに加齢はEDの危険因子ですが、そのために「精力剤」というものの存在を国が認めているのです。男性にとって性欲が衰えて、仙人に近ずいていくというのは「やるき」も衰えていくということなのです。仕事、地域社会への貢献、趣味などあらゆる点で引っ込み思案となっていきます。又、糖尿病や高脂血症、高血圧などによりペニスの血管も動脈硬化 をおこすのです。動脈硬化になると、血管障害がおこりやはり、硬くならない。ペニスに問題がなくても性欲が低下すれば、当然に勃起はしなくなります。また欲望の抑制もEDの原因になります。性欲の低下はホルモンや精神面の影響によっても起こります。性欲にもっとも影響を与えるのは男性ホルモンであることは再々もうしあげてきました。たとえば前立腺の病気で、ある種の薬は男性ホルモンの分泌をおさえます。結果的に性欲はなくなってしまいます。女性でも体内の男性ホルモンの分泌がなくなると、性欲が衰えてきます。そのほかプロラクチンという乳汁分泌ホルモンが多い場合にも、性欲低下や勃起機能の低下が起こります。精神面でも、ストレスや心配事、仕事がいそがしいなども性欲の低下になります。また性にたいする価値観や過去の性体験によっても影響をうけます。
    • 心因性勃起不全

      心理的に問題のある人は性行為の際に、「勃起しなければ」とか 「挿入しなければ」という思いがプレッシャーとなってのしかかってきます。「また失敗するのではないか」という不安や、今度こそうまくやらなければという不安が交錯し、極度の緊張状態となります。うまくいかなかった時の落胆とあせり、営々と築きあけてきた地位も名誉も、せっかくしてきたオシャレも一挙に崩れていきます。そんな思いをするくらいなら一万円や二万円の出費など安いものです。がんばって働けばすぐに取り戻せます。あの失敗した時のしらけたムードや、パートナーの「だらしないわね 」とか「私を愛していないの」とかいう一言がさらに追い討ちをかけ心にぐさりと突き刺さります。しかしこうした人でもアダルトビデオをみたり、妻が生理中でSEXできないときに勃起するなどということもあるのです。これは強迫観念が勃起を邪魔しているのです。強迫観念を取り除いてやれば勃起することができるのです。あらかじめ、勃起しても挿入しないというという前提で十分にペニスを愛撫してもらい、そのまま射精してしまう方法があります。また、パートナーには通常の愛撫を行い、膣が潤ったら亀頭をおしつけて、十分に温かさを楽しみます。挿入可能になってもピストン運動にはうつりません。こうした性行為を続けることで、勃起や挿入に関する強迫観念が消えたら正常な性行為へ戻していきます。勃起させるきっかけには、「ストルピン」「ガラナポーン」「マヤ金蛇精」を選んで服用したらいいと思います。
    • 勃起の仕組み

      男性のペニスはどうして勃起するのでしょうか。ペニスが勃起するには、先ず脳が性的に興奮する必要があります。その興奮に必要なのが視覚、聴覚、嗅覚、触覚、空想 などによる性的刺戟であります。女性の裸を見ることはもちろん 、SEXへと誘うような声や臭いも性的刺戟になります。さらに ペニスへ加えられた触覚や性的な空想も脳を興奮させます。この脳の興奮は背骨の中を走る脊髄神経を通り、骨盤内の神経を 経由して、ペニスの勃起神経へと伝えられます。そして、勃起への反応が起こります。脳からの興奮がペニスの勃起神経に届くと、ペニスの柔らかい 海綿体を構成している平滑筋や海綿体に張り巡らされている らせん状の動脈の平滑筋がゆるみます。それによって海綿体のなかに大量の血液が流入してくることに なるのです。もこもことした海綿体はスポンジ状ですが、なかは小さな空洞 がいくつもあります。そこが血液で満たされることによって海綿体はカンカンに膨らんでくるのです。しかし、水を含んだスポンジを連想すればわかるように、これだけ ではペニスは硬くなりません。膣への挿入が可能なほど硬くなるためには、入ってきた血液が出て行かない状態になる必要があります。そのための重要な役割をしているのが、陰茎海綿体の周囲を包んでいる白膜です。陰茎海綿体が膨らむと、この白膜がひきのばされ海綿体の内部から出て行こうとする血流はストップ します。ペニスの血管は触ってみればすぐわかります。ところが動脈からは血液が入ってこようとするため、海綿体内部の圧力が高まり十分な硬さになるのです。射精後などにペニスが萎えるのは勃起神経への興奮が低下し、それによって海綿体へ流入する血液量が減るためです。内部の圧力も低下し、静脈は流れだし、しぼんで行きます。
    • 射精の仕組み

      射精とは精液を急速に外へ出す現象です。射精は一般的には陰茎からの刺戟が脊髄にある射精中枢に伝わり 、ここから反射的に刺戟が精路 (精液の通る道) に伝わって射精が起こります。ですから、射精は反射現象なのです。普通は勃起時にみられますが、男性諸君がご存知のように、勃起がなくても射精します。一般的に射精過程は二段階に分けられます。第一段階は、尿道の奥の方の前立腺の部分に前立腺液が分泌され、続いて前立腺部分の尿道口に二つの穴があって、そこから精液が勢いよく尿道にでてきます。このあいだは、膀胱の出口は締まっていて、精液が膀胱へ流れるのを防いでいるのです。第二段階は尿道をとりまく筋肉や、ペニスの海綿体筋肉などがバイブレーションのように規則正しく震えて体外へと放出されます。このときに気持ちがよくなるのです。平生作られた精子は精巣 (睾丸)の上に乗っている副睾丸の尾部に蓄えられます。ここへ運ばれるのに何日かかかるというですから、射精された精液は何日か前のものということができます。やっぱりいきなりできるわけではないのですね。二回、三回と射精すれば蓄えもなくなり、軽くなってしまいます。逆に射精しないと再吸収されてしまい、精巣は精子を作るのを さぼったりします。射精は反射現象ですが脳によってコトロールされていますから、射精をできるだけ遅らせるよう涙ぐましい努力もしたりすることもあります。
    • 新しいタイプの精力剤 「蟻丸」

      バイアグラを越える漢方薬を原料とする精力に優れた効き目を発揮する健康食品と表現したらいいだろうか。もう、枯れていくだけと半ばあきらめ、それでも人生を捨てたくなかった老人が私と出会い二人で勃起不全を解消した話しである。昭和元年生まれの78歳の彼は、勃起不能に近い状態でした。かっては大メーカーの部長を務め、定年で故郷に帰ってきました。その気はあるのですが、全く勃起せず、孫のオムツを買いに行く日々だったというのです。薬局へ出入りする日々のなかで彼は冗談交じりに精力剤のことを聞いてみたというのです。ニンニクの液体製剤と「マヤ金蛇精」を他の薬局で奨められ飲んでみたけれど効かない。別の漢方専門のチェーン店で「マカ100 パーセント」を飲んだけれども勃起せず、ある雑誌で私のことを知り訪ねてきたのです。最初は男同士の色話しで終始しました。私は持論である男の精力のレベルアップを諮ることが基本ですと主張し、「海馬補腎丸」と 「金蛇精」の常用をお奨めしました。かれはじっくりと飲んでおられました。そのうち、「ハンビロン」をお奨めし 時々はこれも飲んでおられるようでした。その頃でした、新たに仕入れた「蟻丸」をご紹介しました。これは黒刺蟻が主成分の健康食品です。アリのように働くという言葉にもあらわされるように、アリは忠実で忠義を知る虫だからということで「蟻」という字をあてている。蟻は蜂とともに、膜翅目に属する昆虫で、アリ科を構成している。種類はおおいが、体長は5~15mmである。黒か茶褐色で胸と腹の間が極端にくびれている。くの字に曲がった触角があって、地中や朽木のなかで巣を作り、集団生活を営むのが特徴である。アリの種類によっては気味悪いほど人間と類似の社会性を営むという。アリの不思議な習性はあまりにも多い。アリは古くから薬用にされていた。しもやけで痛痒いとき、つぶしてぬったりする。神経痛には二十匹ほど食べる療法もある。アリを 焼酎づけにして、筋肉痛や毒虫に刺されたときに塗布するなど いろいろ利用されている。アリは食べるとすっぱい、これはアリの持つ蟻酸のせいである。この蟻酸から麻酔作用のあるクロロホルムが生まれたのです。精力剤に使う大きな黒いアリは木の上に巣を作り生活している。このアリを採集し水洗いし、天日干しし、エキスを取る。これを製剤化したのが「蟻丸」である。これを一回一カプセル 一日二回服用するよう申し上げました。翌日、朝方、朝だちし早くも兆候はあったというのです。引き続き飲んでいたところ、「勃起」を体験したのでおもいきってSEXを実践してみたというのです。かれは既にひとり身ですので、誰にも遠慮はいりません。思わずびっくりしたというのです。勃起したまま三十分も継続したというのです。驚くなかれ、一日二回達成できたというのです。その後たびたび来店されますので、兵站の補給の意味あいで 「海馬補腎丸」と「亜鉛」の服用もお奨めしました。毎日が楽しく充実の日々だというのです。残された人生の日々を悔いなく送りたいと彼は言っています。
      多くの人たちが死に際に、誰に言うともなく「もう少し、思い切り好きな事をやっておけばよかった」という愚痴とも後悔ともつかない言葉の意味の中に含まれる真実とは何なのか、今一度考えて見なければならないでしょう。
    • 新しいタイプの精力剤

      最近中国で急速に普及している免疫附活剤があります。バイアグラを越えるといわれるこの保健食品は中国伝来の 薬用植物を主成分とし、独自の製法で製造されています。ぜひ一度試してみてもらいたいものです。論より証拠、百聞は一見にしかずともいうように試してみなければ誰にもわかりません。
    • 蟻丸 (二)

      蟻は中国では約10種類が薬用にされている。一般的には黒い大型の蟻である。腫れをひかせ、毒を消す作用があるといわれ化学成分の分析や薬理作用の研究は盛んに行われている。黒蟻 体全体が黒く、光沢がある。頭部は三角形で複目は二つ、楕円形をしている。足は膝関節の形で、12個が連接して運動する。胸と背部が発達していて胸と腹部の連接点が細い。兵隊蟻と働き蟻が似ていて、雌アリと雄アリが似ている。幼いアリは頭部、胸部が細く、腹部は幅がある。体の色は黄白色で、足はない。群体生活をしていることが多く巣は地下に作ることが多い。中国全土の広い範囲に分布している。漢薬としては乾燥させた蟻を春から秋にかけて採取し、熱湯をくぐらせた後、乾燥させて使用する。成分としては蟻の頭部の腺体中から蟻酸を分泌する。それに二八種類のアミノ酸も含まれている。濃い蟻酸なら皮膚に刺戟があり、水などで洗浄し、薄い蟻酸なら刺激剤として使い、汗腺抑制作用を利用して汗を抑えることができる。応用としては、熱気を排除し、毒を除去する。できもの、腫れ、痛みの治療や蛇にかまれた時にも利用する。もちろん、精力にも利用されます。近年健康食品としてアリが広く知られるようになったのは、伝統 食品が見直されたといったことや民間療法が広まったのではなく 、さまざまな研究によりアリの栄養成分、生理的及び薬理的な メカニズム、安全性などが次第に明らかになってきたからです。中国では1988年に中国予防医学院、中国中医研究院、北京栄養源研究所などの専門家によるアリの栄養価値審査会が開かれ アリは微形動物のなかでもとりわけ「栄養の宝庫」であるという結論が発表されているほどです。
    • 蟻丸 (三)

      この十年ほどの間に、中国ではアリの成分、分析が盛んにおこなわれるようになりました。広西中医学院薬学部、広西農業科学院、黒龍江省軽工研究所、中国予防医学院食品栄養研究所 、栄養源研究所、北京食品研究所などいろいろな研究所でアリの栄養成分が分析されているのです。どうしてこのような多くの研究所でアリの研究が行われるようになったのでしょう。しかも、これらのところはみな昆虫学の専門分野ではないところばかりです。その答えは一つ、この十年間でアリの薬用としての効果が注目されるようになったということです。科学者たちはこぞってアリのどの成分が薬品としての効果をあげているのかを解析しています。
      化学成分の分析結果によると
      • アリのエネルギー量は同じ重さなら牛肉の四倍である。
      • 蛋白質が42~67%。25%の差はアリの種類によります これは大豆やエビなどと肩をならべられるほどで、乾燥重量の42%を占めます。
      • 28種類のアミノ酸。この中には八種類の必須アミノ酸は全部 ふくまれています。
      • ビタミン類はB1B2、B12、Eなど。
      • 微量元素としては、ミネラル、カルシウム、リン、鉄、セレン 亜鉛などで特に亜鉛が豊富に含まれていました。一キロのアリの中に120~140ミリグラムという量です。その他の成分 (蟻酸、ステロイド類化合物、テルペノイド化合物 (サポニン) 、シトロメラール)
      アミノ酸
      アスパラギン酸 3.194
      セリン 1.899
      グリシン 3.862
      シスチン 0.247
      メチオニン 0.098
      ロイシン 3.486
      フェニールアラニン 1.662
      ヒスジニン 0.984
      プロリン 3.322
      スレオニン 1.804
      グルタミン 5.053
      アラニン 4.212
      バリン 2.530
      イソロイシン 2.660
      チロシン 1.384
      リジン 2.176
      アルギニン 2.127
      トリプトファン 0.671
      アリの微量元素 (mg/kg)
      17.6
      386.4
      マンガン 360.2
      蛋白質 53.02
      亜鉛 138.4
      カルシウム 0.76
    • 蟻丸 (四)

      アリは他の昆虫と違って、どうして集団を作って社会生活を営む ことができるのだろうか。この社会集団の活動はアリが持つ フェロモン、または社会性ホルモンとよばれる化学物質の働きによるものです。フェロモンというのは動物が異性をひきつけたり 、危険を知らせるためにだす物質です。アリは複雑な伝達機構によって支配されているのですが、このフェロモンは個体の行動と成長に影響を与え、昆虫社会全体を統一する役目をはたす要因 になっている、と考えられます。つまり、アリは人間と違って、言葉と言う伝達能力も持たないのに 、土の中で人間と同じように複雑で細かくわけられた社会生活をしているのですが、言葉に代わる通信手段となっているとおもわれるのがこのフェロモン (アリが発する匂い) なのです。実は、このフェロモンが人体に対してホルモン剤に似たような効果を与えると考えられるのです。あるいは人体のホルモンの働きを活性化させる作用があるのかもしれません。中国の古代の人々はアリは体が小さいのに、自分の体の400倍も重いものを運ぶことや、またアリを良く食べる動物は力が非常に強いといったことから、すごいエネルギーをもっていると考えたのでしょう。アリを食べればそのエネルギーを取り込むことができると考えても不思議はありません。中国の宮廷の蜜薬「蟻丸」は現代に蘇った「黄金の薬」といっても過言ではりません。贅を尽くし生活している人にしか 手に入らなかった類稀なこの精力剤はバブルのころなら争って買い求めたことでしょう。こんなものを利用していた中国の王朝文化とは、計り知れない強大で強力なものであったことは想像に難くありません。
    • 蟻丸 (五)

      アリの捕獲法
      1. 山のアリの巣のたくさんあるところの近くで、大きな鍋を 用意して水を沸騰させる。
      2. 木の棒をアリの巣の真ん中に突き刺しながら一~二分その ままにする。
      3. その間にたくさんのアリたちが、侵入者である棒と戦うために棒に付着する。
      4. 木の棒を巣から抜き取り、鍋につけてアリを殺す。
      5. 湯に浮かんだアリをざるですくう。
      6. 日にさらして乾燥をさせる。
      7. 袋にいれ後は工場の作業になる。七月から九月の間に数トンのアリが捕獲できるというのです。
      工場内の作業
      1. 工場の乾燥機で乾燥させる。
      2. アリを粉末にする。
      3. 粉末を他の漢方薬と一定の割合で混ぜる。
      4. 加工をしてカプセルに充填する。
      5. 包装する。清潔で納得できる施設だということです。アリと一緒にする生薬と配合割合が問題です。古くから伝わる名医の処方を参考にしながら五六種類の煎じ 薬の処方のなかからいろいろと試し、これはと思うものとアリを組み合わせてアリの成分を決定したのです。アリの体内には特殊なリン酸化合物のアデノシン3リン酸、蟻酸 などとともに有益な微量元素のほか、大量の蛋白質、アミノ酸がふくまれています。アリはまた関節リュウマチにも効果があるというのです。また、免疫球蛋白の形成とリンパ細胞の転化を促進させ、人体の免疫効能を向上させる働きがあることもわかりかけています。
    • 蟻丸 (六)

      世界中で流行し、日本の厚生省が承認したバイアグラは局部の血管を一定の時間膨張させ、勃起状態を作るというものなのです。従って心臓疾患や血管障害のある人には危険な場合があるわけです。相手の女性が驚くほど立派な状態になるとしたら、これはそれなりの効果はあるわけですが、ことにおよぶたびに薬を飲まなければならず、脱力感や疲労を伴い、長く飲むことによって副作用はあっても、体を本質から強くしないものなら、その場しのぎでしかないわけです。人が本当に手に入れたいものは、自分の体の内側からの突き上げるような欲情により勃起してSEXするという本来の形なのではないでしょうか。勃起するという状態は、動物としての本能ですから、勃起しないのは故障があるのか、衰えたのかのどちらかです。衰えてしまったものを呼び覚ますのは回春ですが、放置しておくとついには枯れてものの役にはたたなくなってしまいます。衰えたかなと感じた時点で回春の保健薬を常備薬として飲めば五年前十年前の状態に戻すことができるわけです。リュウマチや肝炎にも効果のあるアリは強精の効果のあることは中国では古くから知られていました。このアリの粉末に補腎の薬草と陽気が強くなる薬草を配合すれば効果の高いものになると考えられます。陰湿なところにすみ、毎日重労働しているアリが、なぜ病気にかからないのか、蟻穴ないに貯蔵している食料になぜカビがはえないのか、昔から人々は不思議におもっていました。慢性肝炎 、肺結核にも有効例があります。アリは胸腺、脾臓などの免疫器官の増生、発育を促進し、血中の白血球をふやして、免疫力を活性化させるほか、インターフェロンを誘発します。また、B型肝炎ウイルスに感染した肝細胞中のウイルスの複製を抑制するために、慢性肝炎にも有効だといわれています。アリの薬はぜひ試してもらいたいものです。
    • 蟻丸 (七)

      蟻は筋肉、骨質を強くし、気血の巡りをよくします。腎を補い、脾を健やかにし、肝を養うとされています。ここでいう腎、肝、脾とは腎臓、脾臓、肝臓のことではあり ません。気とは中国医学独特の考え方で、体内を流れている、目にみえないエネルギーのようなものと考えてください。中医学では生命力の根源は三つであるとかんがえています。第一に腎系の気。これを先天の本といわれます。先天性、つまり 生まれ育った体質、生命力ということができます。経絡の腎系 に属する臓器などの機能を健全に保つことが、生命力を強くする ことに大切なのです。そして、脳、髄、骨の成長と発育はすべて腎の精気と深い 関係があります。第二は脾系です。これは胃腸系のことです。脾というのは運化を つかさどるとされています。即ち後天の本で、飲食物を消化 し、栄養になる物質を全身に送り、全身の血液を統括して全身の 水液の代謝に関与しているところです。また四肢と筋肉にも密接な関係があります。第三は肝系です。これは罷極の本です。血液を貯蔵する役目が あり、全身の血液と気の流れをコントロールしています。蟻はこれらの腎、脾、肝の三つを保持させる力を持った生薬 なのです。中医学では薬材として用いられているものはたくさんありますが 蟻のようにこの三つをすべて兼ね備えているものは蟻しか ありません。それに加えて、蟻は補と瀉のバランスをはかる 役目もはたしているのです。つまり、身体に必要な栄養分、エネルギーはどんどん取り込む 一方で、身体に邪魔になるものは排出し、健全な肉体を保持 させる能力をもっています。
    • 射精の仕組み

      射精とは精液を急速に外へ出す現象です。射精は一般的には陰茎からの刺戟が脊髄にある射精中枢に伝わり 、ここから反射的に刺戟が精路 (精液の通る道) に伝わって射精 が起こります。ですから、射精は反射現象なのです。普通は勃起時にみられますが、男性諸君がご存知のように、勃起がなくても射精します。一般的に射精過程は二段階に分けられます。第一段階は、尿道の奥の方の前立腺の部分に前立腺液が分泌され、続いて前立腺部分の尿道口に二つの穴があって、そこから精液が 勢いよく尿道にでてきます。このあいだは、膀胱の出口は締まっていて、精液が膀胱へ流れるのを防いでいるのです。第二段階は尿道をとりまく筋肉や、ペニスの海綿体筋肉などがバイブレーションのように規則正しく震えて体外へと放出されます。このときに気持ちがよくなるのです。平生作られた精子は精巣 (睾丸)の上に乗っている副睾丸の尾部 に蓄えられます。ここへ運ばれるのに何日かかかるというですから、射精された精液は何日か前のものということができます。やっぱりいきなりできるわけではないのですね。二回、三回と射精すれば蓄えもなくなり、軽くなってしまいます。逆に射精しないと再吸収されてしまい、精巣は精子を作るのをさぼったりします。射精は反射現象ですが脳によってコトロールされていますから、射精をできるだけ遅らせるよう涙ぐましい努力もしたりすることもあります。
    • 精液の成分

      精液は弱アルカリ性の粘調な白濁液で、一回に射精される量は3mlで、精子1%、精嚢 (睾丸) からの分泌液4%、前立腺からの分泌液95%から構成されています。前立腺に障害がおきると当然に精液の量も少なくなってきます。最近妊娠を成功させた某歌舞伎役者の場合は精液3mlは十分あり、精子の数も標準の1ml中一億個はあったのでしょう。これが4000万個以下だと妊娠させることは困難になります。下手な鉄砲も数打てば当たるというのはこのことでしょうか。精液の色は白い、時には黄色い液ですが年齢が行くに従って色も薄く透明に近くなります。さらに精液には果糖やクエン酸や亜鉛もふくまれていますが、これは 精子の活動のエネルギーのもとになります。精液独特の匂いは前立腺の分泌液のせいなのです。精子の栄養剤の役割を果たしている精嚢からの分泌液や前立腺の分泌液のほかに、少量のクーパ氏腺の分泌液も含まれていますが、性的興奮状態になるとアルカリの分泌液を出し尿道の酸性を中和し精子が活動しやすくします。ただ、尿道を通じて体外へ放出されることを気にしなければ、健康な男性の精液は極めて栄養豊富な物質といえるのではないでしょうか。
    • 性病

      精力剤はいわば、攻撃の手段であり、必需品ですが結果として性病を移されたとかということになりますと、せっかくの 楽しみが苦しみになってしまいます。君子危うきに近寄らずという諺にもあるように、謹厳実直に仙人のような生活をしたり、貞操の鑑といわれるような画に描いたような生活を送れば性病にかかったり、いやな目にあうこともなくすむかもしれません。しかし、性病といえ皮膚病の一種なのですからどこかで移されるかわからない危険性もあるのです。
      1. 梅毒

        は江戸時代からある古典的な病気です。長崎の出島から 持ち込まれたともいわれ、戦後ペニシリンが開発されるまで、多くの人が罹患し現在も可能性があります。性交やキスで感染します。目に見えないような小さな傷口から梅毒菌は体内に侵入します。皮膚に接触しただけで移りますから、コンドームでは予防できません。性交後では三週間後に感染した場所にしこりができます (硬性下かん) 。これはいったん消失しますが治ったと思ったら大間違いで菌が全身にひろがったのです。この時に発見することが肝腎です。この時に見逃すと全身症状がでてきます。
      2. 淋病

        も江戸時代からあります。この病の完治も戦後の抗生物質の出現を待たねばなりませんでした。性交によって移るのが普通です。三日から一週間で症状がでます。最近ではオーラルセックスの普及で口からでも移ります。尿をした時に痛みがあったり、膿みが出たりします。喉にまで淋菌がいたりするそうですね。油断できませんね。
      3. クラミジア

        は性器クラミジアによって感染します。女性が感染してもほとんど自覚症状がないため患者数は激増しています。60、70歳代の性病患者が急増しているそうですね。男性は尿道に膿みがでたり、かゆみがありますがなかなかきずかない場合が多いというのです。抗生物質で完治します。
      4. HIV感染症 (エイズ)

        性交症でコンドームをしていても 性交時に激しくこすりあったりすると、わずかな傷口からエイズ菌が侵入します。精液を飲み込んださいに口のなかに傷があると移ります。コンドームを装着して上下運動だけにしておくとか 。新しい装着部広がりのコンドームが必要だという議論もあります。
      5. その他

        陰部ヘルペス、軟性下かんなどがあります。
      まあ、最低限コンドームをすることが必要だということですね。
    • ペニスの仕組み (一)

      男性性器をペニスと言っています。先端部分は亀頭と呼ばれ亀の頭ににています。思春期までは粘膜状の皮膚で覆われています。この包皮がむけるようにしてやることが大切です。ペニスの内部は海綿状になっていて、軟骨を含めて骨はありません。左右にある陰茎海綿体とその下にある尿道海綿体からなっています。ペニスの内部には尿道が通っていて、尿も通りますが精液もこの管を通って外へ出ます。その外にペニスの下に袋状の陰嚢と呼ばれる器官があります。この中に精子や男性ホルモンを作る精巣 (睾丸) と作られた精子を蓄えておく副睾丸があります。通常は左右に一つづつあり、左のほうが右より大きく、下がっていることが多いようです。精巣が精子を作る温度は二三度低い温度だとされています。精巣を包んでいる陰嚢には表面積を変えることにより精巣の温度を調節する作用があります。ですからしわしわです。暑いときは表面のヒダを広げて熱を発散させ、寒いときには縮んで熱を奪われないようにし、内部の温度を一定に保っています。男性の陰嚢は一つは温度を調節するため外にでているのです。陰嚢は体の表面より濃い色をしています。これはメラニン色素です。紫外線には遺伝子に突然変異を起こす作用があり、このメラニンが紫外線を吸収し睾丸と精子を作る器官を守る働きをしているのです。人間の体には無駄がないのですね。
    • ペニスの仕組み (二)

      ペニスが硬く大きくなるのは何故なのか。その秘密は血液の流れにあります。性欲を生じると、性中枢が興奮し、腰の第二~第四仙髄にある勃起中枢につたえられます。そこからさらにペニスの神経に興奮が伝えられ、ペニスの海綿体に普段のおよそ七倍の血液が流れ込み、全体が膨張して硬度がますのです。まず性欲がおきると、勃起中枢が命令を下してペニスのなかの繊維を緊張させ静脈の出口の弁を閉じます。同時に一方では、大脳からの指令によって血液が流出する側の血管が締まり、流入する側の血管が拡張するので結果として血液が海綿体に充満し、ペニスが硬く大きくなるわけです。これが勃起のメカニズムです。勃起時にペニスが脈打っているのは静脈血による鬱血ではなく、動脈血による充血なのです。射精については前にもふれましたが、もう一度復習してみますと、睾丸で作られた精子は、副睾丸で成熟し精管膨大部に運ばれ射精の瞬間を待ちます。
    • ペニスの仕組み (三)

      性交で興奮がクライマックスに近ずくと、前立腺の下にある尿道球腺 (カウパー腺) から、尿道内に粘液が分泌されます。射精前に亀頭からわずかの液体がもれることがありますが、これがその正体です。この分泌液は尿道内を精子の生存に適したアルカリ性に整える役目を持っています。また同時にペニスが女性の膣にスムーズに挿入されるように潤滑油の役割もはたします。この粘液にわずかながら精子が混ざりこむ場合もあります。膣外射精での避妊が失敗することがある原因の一つはここにあります。いよいよ快感が極限にたっすると、精管、精巣、尿道などの各生殖器を取り巻く筋肉が激しく収縮運動をして圧縮ポンプのような動きがおこり、精液を体外へ送り出します。精液は尿と同じ道を通りますが、精液と混ざることはありません。射精の瞬間、膀胱の出口も強い筋肉収縮を起こし、普段より強くしまるので、精液が膀胱内へ逆流したり、尿が流れ出たりするのを防ぐわけです。
    • 持続力について

      挿入してから射精するまでの時間を「持続力」といっていますが、その持続時間が短ければ早漏、長ければ遅漏ということになります。一般的には持続時間が長ければ長いほど精力絶倫といわれているようですが、それがそのまま女性の満足につながるわけでもありません。挿入から射精までの短いことはマイナスイメージが強いですが、実際のところ、女性はどうなのか。とにかく男性は女性の満足度を持続時間と結びつけて考えがちですが、統計によれば、日本人の挿入から射精までの平均時間は7~9分といわれます。持続時間は個人差のみならず、年齢によっても異なりますし、その日の気分や体調などの条件によっても大きく左右されます。またどれほど短時間であっても、相手の女性が満足していれば それで問題がないわけです。早漏防止のために、常に射精を我慢しつずけて遅漏になってしまうこともあります。「トノス」を2ミリ位塗布すれば、ペニスは麻痺されてしまい、30分でも射精を遅らすことができます。しかし、こうなるとどんなに運動しても快感は遠のいてしまい、勃起していたペニスも萎えてしまい、かえって深刻な状況になる場合もあります。トノスの場合は薄く塗布すれば解決つきます。性交において女性が満足するのにかかる時間は、大半が15分以内といわれます。30分も望む女性もいるようですが、この組み合わせがうまくいかない場合もあるようで、それはもう悲劇でしかりません。まあ、重要なのは組み合わせと射精のタイミングということでしょうか。
    • 女性の不感症、冷感症、性交痛について

      ・不感症 肉体的には正常なのに、SEXのときに快感を感じず、当然にエクスタシーもありません。若い女性で、生理があったりなかったりという生理不順であったりした場合は女性ホルモンの分泌が正常に機能していない場合が多いのです。そういう女性には興奮剤の「花痴」があります。これを使うと、身体が開放され奔放になり、性への欲求が強くなります。中高年女性の場合は家庭内のさまざまな問題や仕事上のストレスが原因です。それと、更年期の女性の場合はホルモンのバランスが崩れ 頭痛、めまい、動悸、腰痛、手足の痺れ、不眠、いらいらなど更年期の症状がでている場合は卵巣の機能が低下してきているのです。そうなると、性欲がなくなりSEXしても感じない不感症になるのです。当然にホルモンの分泌量も減り愛液の分泌量も落ちてきます。このときに、女性ホルモンの黄体卵胞ホルモンである エストラジオールやエチニールエストラジオールを補給すること によって更年期の症状が改善されるだけでなく肌や膣に潤いが出てきます。「妃之宝」「ヒメロス」「メノック」などがあります。これはその時だけでなく毎日米粒大を塗り続けることが若さの維持に重要なことなのです。塗り薬ですから連用しても心配はいりません。しかも粘膜からは吸収力もよく女性らしさを取り戻すことも可能です。そして、閉経ということになれば卵巣機能が低下し、アンドロゲンというホルモンが分泌され性欲は一気に高まるのです。華が咲き乱れるのです。
      • 冷感症 手足の冷え、更年期障害などがある場合。
      • 性交痛 膣の粘膜が萎縮して血管が露出している場合。
    • 女性の性器 (一)

      女性の性器は、直接性生活に関係のある外性器や膣のほか、精子を受け止め育てる内性器からなっています。内性器とは子宮・卵巣・卵管です。女性の外性器には男性のペニスにあるものが形を変えて備わっています。このペニスにあたるものが陰核とかクリトリスと呼ばれているもので、長さは通常一から三センチ程度です。ただしペニス同様個人差があり、なかには四~五センチある人もいます。クリトリスにはたくさんの神経小体が集まっており、非常に強い快感を覚える部分で、刺戟によって隆起し、男性の亀頭部にあたる部分が露出します。極端に未成熟だったり、完全包皮の状態 だと感じにくいことはあるようです。このクリトリスを囲むように左右に大陰唇、小陰唇というヒダ状のものがあります。思春期になると、大陰唇は脂肪を蓄えてふくらみ、さらに大陰唇の外側から恥丘にかけて、逆三角形に陰毛が生えてきます。小陰唇はこの大陰唇の内側にある薄い粘膜状のヒダで、ふだんはぴったりと閉じて、ばい菌が尿道口や膣口へ侵入するのを防いでいます。
    • 女性の性器 (二)

      クリトリスには多数の神経小体が集まっていますが、このクリトリスを囲むように左右に大陰唇、小陰唇というヒダ状の ものがあります。また、クリトリスの下に尿道口、その下の左右に粘液を分泌するスキーネ氏腺があり、一番下に膣口があります。膣の入り口の左右には性的刺戟によってペニスを受容れるための粘液が膣から分泌されます。膣 (ヴァギナ) は筒状になっており、日本人女性では長さおよそ七~十センチ、その幅は処女で直径二~二.五センチ男性経験を重ねると大きくなって四~四.五センチ、経産婦では四.五から五センチに拡大されるといいます。また、筒状になっていると いっても、通常は粘膜がぴったりと合わさった状態になっています。刺戟を受けると、膣の内壁のヒダが開いてペニスの 挿入がしやすくなります。ペニスをはさみこむように収縮していきます。膣の内壁には小さなヒダがたくさんあり、ペニス挿入時に男性にここちよい摩擦感をもたらします。
    • 女性の性器 (三)

      内性器としては、男性の精巣に相当するものとして、卵子を製造する卵巣があり、思春期以降にはホルモンを分泌し、成熟した卵子が毎月一個づつ排卵されます。また、胎児が育まれるのは洋梨がさかさまになったような子宮という器官です。子宮は男性の精のうが変形したもので、その内面は粘膜層で覆われ、胎児を育てるために袋状になっています。女性が性的に興奮すると、ワギナが濡れはじめます。そもそも女性は膣の内部が、常に湿っています。膣の内部には特別の分泌腺はありませんが、少量のグリコーゲンを分泌して、常に潤いを保っているのです。このなかには体にとって有益な菌が存在し、外部からの雑菌や病原菌の侵入と繁殖を防いでくれています。そのうえで、性的興奮を覚えると、さらに別の分泌液が発生します。バルトリン腺から透明で粘り気の少ない粘液が、そしてスキーネ氏腺からも分泌液が分泌されるのですが、これらが俗にいうところの「愛液」なのです。
    • 女性の性器 (四)

      また膣内にペニスが挿入されたときは、膣内壁からムコイドとよばれる液体がにじみでてきます。これは摩擦によって膣周辺の血管が充血し、血液中に含まれる液体が血管の外へ放出されたものです。内部に発汗に似た現象がおきて濡れるというわけです。女性がオーガズムに達するときにはこれらの分泌液のほか、子宮の下の部分から透明な、ときにはやや白濁したアルカリ性の粘液が分泌されます。これは射精された精子が子宮に上っていくのを助ける働きがあります。性行為のときには合計五種類もの分泌液で一杯になるわけです。ただし、これも閉経前後を境に急激に分泌液は少なくなってきます。しかし、女性ホルモンのクリームを塗ってやれば往年の輝きを取り戻すことができます。五種類の分泌液は別々の働きでもって性行為がスムーズに行われるのを助けています。一般に興奮度が高ければ、それだけ分泌液も多いと考えられますが、分泌液の量については個人差があって、潮吹きといわれるものやサバンナまで千差万別でこれがまた女性の魅力でもあります。分泌液の量が少ないからといって何の心配もいりません、「ヒメロス」「 花芯のつゆ」「花痴」などこれを助けるものは数限りなくあります。
    • 女性の性器 (五)

      昔から、分泌液の量の多い女性のほうが性的な魅力があると評価されてきました。確かに性感の感じやすい女性はそれだけ濡れる度合いは高くなります。それだけで女性の感じやすさをはかるのも考えものです。単純におりものが多いだけなのかもしれません。生理前かどうか風邪をひいているかどうか、適度な室温か、男性の愛撫が適切か などいくつかのファクターによって女性の濡れ具合はきまるともいえます。濡れればいいというものでもありません。濡れすぎれば外れやすいわけですし、密着感はうすれます。分泌液の少ない場合の改善方法としては、まずあせらずに、前戯に十分時間をかけることです。女性の反応をみながら、ゆっくりと前戯に時間をかければ濡れてくることも多いし、前戯を利用して唾液で補う方法もあります。普通に愛撫すると刺戟が強すぎて性感を感じられないと場合でも、唾液が潤滑油となって性感につながって分泌を促すということもあります。性行為の際、分泌が極端に少ない場合は、女性に苦痛を強いることにもなりますので、「ヒメロス」「メノック」などを塗ってあげてください。飲むものとしては「花痴」があります。濡れないからといっても何の心配もいりません。
    • 女性の性器 (六)

      ではどんな女性器が名器なのでしょうか。先ず、外性器が健康であり、病気にかかっていないというのは基本的な条件でしょう。それから、見た目に良いというのも基本的なことでしょう。
      1. 締まりが良い。膣圧が高く、膣の入り口の締め付けが強い女性は、ピストン運動の摩擦効果を高めお互いの快感を増します。
      2. 膣のひだが多い 膣内部のひだが発達していると、ペニスに変化のある刺戟が伝わります。
      3. 適度な愛液が分泌される。名器は必ずしも先天的なものではなく作られていくものだといわれます。クリトリスや小陰唇などの感度も経験によって磨きこまれていくのですから、膣液もそれらの快感によってあふれてくるのです。また、名器作りには女性自身の努力が肝腎です。女性がオーガニズムに達すると、膣内部では自然に膣括約筋が 収縮を繰り返し痙攣するのです。しかし、この筋肉は女性の意思によって自由に動かせる筋肉なのです。待ち時間などを利用して自由に動かす訓練をすれば、名器に一歩近ずくわけです。生まれながらの名器をもった女性は五点接点ができるといわれます。かかとをそろえて立った時、くるぶし、ふくらはぎ、ひざ、股間を含めた五ケ所を左右密着させることができるというのです。ハイヒールを履いた緊張感のある服装と待ち時間の利用こそ大切なようです。
    • 女性にも性欲はあるのか

      女性が性欲を感じる時期は、生理前、生理後、生理中など生理の前後に集中しているのです。生理の前やその周辺の期間は体が外部からの刺戟に敏感になり、反応しやすくなるからだといわれています。ともかく女性は精神面に大きなウエイトがかかっていることは間違いなさそうです。女性の性感帯はペニス中心の男性とちがって全身に分布しているといわれています。そのなかでも最も感じやすいのは性器です。そして、女性器のなかでもっとも敏感な部分が何といっても クリトリスです。クリトリスは男性にとっての亀頭と同じなのです。ここには末梢神経が集中し、感度も群を抜いて高くなっているのです。クリトリスの包皮からつながっている小陰唇も敏感な性感帯として知られています。クリトリスと小陰唇を愛撫することで女性の性感はぐっと高まります。その次が膣前庭とよばれているところです。膣口と尿道口の間に位置する部分で、丁寧に愛撫すれば非常に敏感に反応するなど高感度な性感帯です。そのほか、乳房と乳首です。とくに乳首はわずかな刺激でもピクンと立ってきます。またこれら以外でも、耳やまぶた、唇、背中、太もも、足の指 など、性感帯は全身にあります。
    • 「女性の快楽の深さ」

      女性の快楽の深さは、一説には男性の10倍以上あるといわれています。男性のSEXは射精という一回だけの喜びで完結しますが女性の場合は一回のSEXで数回のオーガズムを迎えることもできるのです。女性は興奮すると皮膚の色も赤みを増し、唾液もおびただしく出るようになります。女性器も興奮するにつれ、大陰唇が膨らみを増し、閉じていた小陰唇が開いて赤みをましていきます。クリトリスも勃起し、外性器や膣内はさまざまな分泌液で濡れてきます。さらに、ペニスが膣内に挿入され、膣壁を摩擦するような動きをすると性的な興奮はますますたかまります。肉体的な刺激と精神的な興奮との相乗作用によって、刺激が大脳から性器官に伝えられ、ワギナ内の充血が促進され、子宮がリズミカルな収縮運動をおこしはじめるのです。また、これと同時にワギナ内の筋肉も緊張と弛緩を繰り返しワギナの奥が震えはじめ、その震えるスピードが速くなり、ついにワギナの奥が硬直したようになり、痙攣します。この興奮の頂点がオーガズムです。これらの痙攣が全身へと伝わり強烈な快感となって女性を満たしてくれるのです。オーガズムの瞬間には脈拍数も上昇し、平常時の三倍に血圧は平常時の二倍になるといわれます。
    • フェラチオ

      以前はフェラチオは変態行為の一つと言われていました。しかし、現代ではそんなことをいう人はいなくなったようようですが、自由にフェラチオを行える分だけ、そのテクニックはワンパターンのものになりやすいのです。例えば、ペニスをくわえて上下に動かすだけの女性がいますが、これだと手でこすっているのとあまり違いがありません。それよりも、亀頭の部分だけを含んで、尿道口を吸い上げるようにしたり、ペニスの中では最も感じやすい部分である裏筋を舌でなぞるようにするのも一法です。しかし、裏筋が感じるからといって、そこばかり舐めているとやはり単調になってしまいます。そういう時は手もつかってみます。口を上に動かした時は手を下にひき、口を下に下ろした時は手を上にあげます。すると、ペニスの皮が引っ張られ、一種独特の快感をもたらすことになります。上あごに亀頭の先を押し付けるようにしたりすると、男性はあたかもデイープスロートをされているような気分を味わうことができます。また陰嚢部分も敏感に感じる部分ですから、ここを挟むように舐めると男性はかんじるのです。さらに下がって肛門部の上の会陰部も独特の感覚があるので攻めてみるのも一法です。
    • 「妊娠の仕組み」

      男性の体のなかでは、毎日数千万個の精子が作られています。これが射精によって女性の膣内に放出されると、一回の射精で放出される約三ミリリツトルの精液の中にためられた一~二億個の精子は、たった一個の卵子を目指して、子宮の奥深くまですすんでいくのです。男性は生まれながらにして、激しい競争を強いられているわけです。弱アルカリ性の中を漂う精子には、酸性に弱いという性質があります。膣の中に放出された精子は弱酸性の膣内に到着すると、その半数が死んでしまうのです。生き残った精子は勝ち誇ったように子宮の中へと泳いでいきます。子宮からさらに卵管にたどり着ける精子は約1000個です。そのうち、卵子のそばに群がることができるのは、たったも60個ばかりに、減っています。子宮のなかは弱アルカリ性のため、精子はここで数日間生き 続けることができます。一方、卵子は26~35日の周期で、子宮の左右にある卵巣から、交互に一個づつ排出されます。これが排卵なのです。女性は一生のうち約500回の排卵を繰り返すといわれています。卵管采という子宮に連なる器官から卵管に運ばれた卵子は約8~12時間生存し、精子のやってくるのを待ちます。精子に出会うことができれば受精が成立します。女性はやはり待っているのですね。待ちくたびれて、精子がこなければ、生理となって外界へ排出されます。
    • 「妊娠の仕組み」

      子宮からのぼってきた精子と卵巣から卵管采を経由して、精子の来るのを待っていた卵子が卵管の中でうまく出会うとします。すると、精子は卵子の周りを取り囲み、卵子の膜を溶かそうとぶつかっていきます。卵子の周りの物質をうまく溶かし、すきまから卵子の中へ入りこむことができるのは、たった一個の精子なのです。これがすばやく入り込んだ途端に、卵子の表面の膜は閉じ残りの精子をシャットアウトしてしまうのです。これで受精が完了し、一個の受精卵ができます。このとき入った精子の染色体により男女の性別が決定されるのです。受精した受精卵はすぐに細胞分裂を繰り返しながら、精子の進んできた道を逆にたどりながら、子宮にむかっていきます。排卵期の子宮の内側は、子宮内膜という粘膜が分厚くなって、受精卵を待ちうけています。受精卵は約一週間をかけて子宮にたどりつき、子宮内膜に潜り込み 保護されます。これが着床で妊娠の成立となるわけです。受精卵は子宮内膜から母体と接して栄養を受け取り、胎児へ と育っていきます。しかし、着床後も、流産や体内死亡というケースもあります。
    • 妊娠への回避

      オギノ式、コンドーム、女性用コンドーム、リング、低用量 ピルなど事前に科学的方法で避妊するのが適切です。もし万一この方法で対応できなかった場合は次善の策として 何か対策はないのでしょうか。一つには、SEX中に男性が射精する直前に女性の膣から ペニスを抜いて、外に射精するのが膣外射精です。男性はわりとこの方法で大丈夫と考えている人もいますが、実際には100人中に妊娠する確率は17人といわれます。なぜなら、勃起したペニスの先からはカウパー腺液という透明な液がでているのです。この中には、精子が含まれていて、精子はすでに膣内に入って いるのです。まあ、コンドームがないときの緊急避難ということ でしょうか。二つには安全日という考え方です。一番体温の低い排卵日の数日後からから次の生理が来る間の期間を指しています。しかし、生理の周期は一定しないこともあり、計算がずれることもあります。比較的安全ということでしょうか。三つには生理の前後は妊娠しにくいという理屈です。正確な排卵日がわかっていれば、これも比較的ということでしょうか。四つには江戸時代からあったのですが、梅干しや酢を膣の中へ入れておくという方法です。精子は酸性液に弱いという考えです。かえって膣やペニスが炎症を起こすことがあるので避けたほうがいいでしょう。また射精後コーラで洗うという方法も感心しません。それと射精回数を増やせば、妊娠しにくいという考えも幾分は確率は下がるという程度で、避妊にはなりません。
    • 早漏と遅漏

      多くの男性はペニスの大きさが気になります。大きければ女性が喜ぶと思っているからです。日本人平均は12センチから13センチといわれます。それよりも大事なのは形といわれます。亀頭とペニスの円周の差が2ミリ違えば優良品といわれます。それと膣の中で変化する麩のような柔らかくなったり、固くなったりするのが一番の絶品ともいわれます。大きさと同様に多くの男性が気にするのが挿入から射精までの持続時間です。持続時間がながければ女性の満足度は高まると考えられているからです。持続時間の平均値は年齢によって異なります。一番持続時間の長いのは五十代の前半ですが、その平均値は十五分だといわれます。一方女性の満足する時間は平均十分程度という人が一番多いといわれますが、中には長時間派という人もいるようで、このあたりが相性ということでしょうか。では早漏というのはどれくらいの時間を指しているのでしょうか。挿入から射精まで一分足らずというのは早漏ということでしょう。しかし、別に気にする必要はありません。「トノス」という力強い味方があります。あらかじめ三十分~一時間前にペニスに塗布するかスプレーするだけで三十分も長持ちするようになります。金冷マッサージなどという努力もする必要はありません。全く相手の女性に気付かれるということはありません。それよりも大事なのは勃起を持続させられるかどうかという問題です。これも心配無用です。いい物があります。精力剤一覧に詳しく説明がしてあります。
    • 勃起不全

      俗にいうインポテンツです。これは差別用語ではないかと思います。インポ野郎とか、立たないなどというのは蔑視的用語で 男性を著しく傷つけます。面と向かっての発言はやめましょう。これには陰萎とか中途の陰萎という表現があります。この勃起不全は性欲、勃起能力、射精能力、性交能力、オーガズム感のいずれがかけても陰萎と言っています。原因は性器官の奇形や神経中枢の機能障害といつた気質的な欠陥や、それ以外に糖尿病、腎臓病、肥満などの機能的な欠陥によるものなどがあります。こうした肉体的原因以外に精神的原因で陰萎になるケースもあります。例えば性体験が少ないことから自信が持てず、相手に笑われるのではないかという思いが引き金になる場合もあります。こうした心因性の陰萎は若い世代に増えています。この最大の原因はストレスです。SEXは肉体だけでするものではない精神的なものだということがいわれる由縁です。勃起不全を解決するには幾つかの方法があります。先ず男性機能の底上げとして「海馬補腎丸」とか「金蛇精」の服用をお奨めいたします。・ご注文はこちらからどうぞ
    • 「糖尿病や高血圧の方のSEXと強精剤」

      SEXを楽しむためにも成人病には気をつけたいものです。特に糖尿病と心臓病は要注意です。糖尿病は口がかわいたり、多飲、頻尿などがみられ太っていた人が痩せていくので見当がつきます。インシュリンが不足することにより、血液や尿のなかに糖分がでてきます。糖尿病はそれ自体も怖いのですがそれよりも、合併症はさらに厄介です。網膜出血、腎臓病、心筋梗塞、生殖器の病気などです。当然に勃起もしにくくなります。こうした糖尿病の方でも、勃起する薬はありますが、糖尿病をなおせば、勃起もできるようになるかもしれません。心臓病の方で気をつけたいのは「腹上死」です。血圧の高い人がSEXに夢中になってしまい、狭心症の発作が起きるのです。血圧の高い人はあっさりとしたSEXにしておいたほうが無難でしょう。「海馬補腎丸」「金蛇精」などは適当でしょう。腎機能を高めるのに大変有効です。健康食品ではシジミエキスでしょうか。肝臓や腎臓が悪いとだんだんSEXも衰えてきます。肝腎かなめという言葉もあるように気をつけたいものです。
    • 「愛液による避妊」

      以前に女性が興奮すると、バルトリンからと、スキーネ氏腺から分泌液が分泌されるという話しをしました。この粘液により、女性の排卵リズムを知る方法があるのです。生理の直後は剄管粘液であるおりものはあまり分泌されません が、日が立つにつれて徐々に量が増えていきます。排卵日以外は黄白色ですが、排卵日が近くなると次第に量が多く なり、卵の白身のような滑りがでて、色は透明になってきます。粘りが強くなるため、おりものを二本の指につけて開きのばすと普段は一cm程度しか伸びないものが、十cmまで伸びることが あります。通常は粘りついた粘液が子宮剄管の蓋をして雑菌の侵入を防いでいるのですが、排卵期になると、精子が入り込みやすいように粘着度が弱まり、おりものが変化します。この状態が最高になった翌日が排卵日といわれていますので、オギノ式と同様に精子・卵子の生存期間を考えて、三日後から 次の生理が始まるまでは、比較的妊娠しない期間といわれます。生理の終わった女性でもこの粘液はでますから、雑菌だけは繁殖しないようにできているわけですね。粘液の量が少ないようであれば、「ヒメロス」を 擦り込んでやれば粘液の状態を若い時の状態に戻してやることができます
    • 「SEXは冒険」

      安全なSEXというものがあるとすれば、信頼関係で結ばれ た夫婦だけでしょうか。その夫婦でも、妊娠してほしくないときに妊娠の危険があるのですから、「SEXは冒険」を伴う ものと考えたほうがよさそうです。例えば精力剤ですが、飲めば効くと思ったけれど、効かなかった とか。よく効いて勃起するけれど、どうも体が普段と違う とか。新しい女性と知り合って、SEXをしたら病気を うつされたとか。独身だというので、交際していたら妻帯者であったとか、これとは逆に人妻だったとかという場合もあります。全ての雑念を忘れて若い女性とSEXを試みようとしたけど、さっぱり勃起しなかったとか、ショックでその夜は眠れず まんじりともせず、朝を迎えた。恥ずかしくて逃げるようにして 帰ったという話しもあります。そうした話しの中で、後に尾をひくのは性病でしょう。満足と 幸福感の後に奈落の底へ突き落とされるのです。前にも解説しましたが、もう少し詳しくふれてみましょう。最近急速に増え続けているものに「性器クラミジア症」があります。患者数がここ十年で三倍に激増したというのです。特に十代の女性の四人に一人はクラミジア感染者だというのです。これに隠れ患者を加えると三人に一人といわれる位です。元来、この病気の原因となるクラミジアは、ウイルスと細菌の中間の性質を持つ微生物で、以前は目の結膜炎の一つであるトラコームの病原体として知られています。女性はクラミジアに感染してもほとんど自覚症状はありません。ですから、人から人とへと伝播していっているのです。しかし、放置しておくと、子宮頸管炎や尿道炎、子宮内膜炎など をひきおこし、ついには不妊症になったりもします。妊娠したとしても赤ちゃんが産道を通るときにクラミジアに感染 したりするのです。男性の場合は排尿時に軽い痛みを感じたり、尿道にかゆみが あったり、尿道口からウミや粘液が出たりします。抗生物質が治療薬です。
    • 「SEXは冒険」 (二)

      SEXをするときにまず頭の中をよぎるのは、大丈夫かなという思いでしょう。一番身近で、よくあるのは「淋病」です。病原体は淋菌です。風俗の世界でも、クラミジアと並んで、双璧でしょう。この性病は性交渉を経て、淋菌が尿道に入ることで 感染し、その兆候は三~七日であらわれます。淋菌が感染すると男性は急性淋菌尿道炎となり、ペニスの先端がむずがゆくなったり、尿をする時に痛みがあったり、粘液が混じり尿が白くにごります。コップにとってみれば、やられたかなという事の推測がつきます。さらにひどくなると、黄色いウミがでて尿道が赤くはれ、ペニス全体が赤くなり、痛みも我慢できないほどになります。この時点までに早期に治療をすることが肝腎です。抗生物質で簡単に完治できます。放置しておきますと、慢性の淋菌性尿道炎になります。女性の場合は淋菌に感染したとしても、痛みがひどくないため自覚症状がそれほどありません。しかし、放置しておきますと尿道、膀胱、子宮頚管に侵入し痛みやウミがでたりします。さらに、子宮や卵巣、腹膜までおかされることがあります。治療を受けないでいると不妊症になったり、出産できたとして、赤ちゃんが淋病に感染したり、失明したりします。淋菌のついた手で目をこすったりすると失明の危険もあります。最初からスキンをして、はずさずに最後までいくことが大切なようです。最近はフェラチオやクンニリングスでも感染したりしますので、スキンだけでは防御できない場合もあります。やはり、SEXはリスクを覚悟の冒険ですね。
    • 「SEXは冒険」 (三)

      「梅毒」 は最近になって増加傾向にあります。私も三人ほど相談を受けました。「安物買いの銭失い」とか「鼻欠け男」とか、梅毒にまつわる諺も多いようです。感染力が強く、潜伏期間も長く、難治性のため今でも最も恐ろしい性病でしょう。エイズは遠い国の話しと考えている人もこれは、いつ何時感染させられるかわかりません。トレポネーマ・パリズムという細菌によってうつされます。ほとんどが、SEXによってうつされますが、まれに飲食器やカミンリからも移ります。その症状によって一期、二期、三期、四期と分かれます。第一期はSEXがあってから、三週間後です。股のところに小豆粒大のぐりぐりができます。痛くも痒くもありません。この時に見逃してはなりません。この一期に抗生物質などで治療すれば、完治します。この時期に見逃すと、第二期です。リンパ腺が腫れ、のどに炎症がおきたり、全身にバラ疹とよばれる湿疹ができます。これらは自然に消えますが、治ったのではなく全身にひろがったのです。以後数年間は同じ症状を繰り返し、三期に入っていきます。ゴム腫とよばれるはれものができ、やがて潰瘍に変化し、これも消失し、潜伏します。そして、時日が経過し四期に入りますと、鼻が欠けたり、脳と脊髄に変化をきたし、ついには廃人同様になり、死に至ります。
    • 「SEXは冒険」 (四)

      「カンジダ膣炎」 カンジダ膣炎とはカンジダ真菌が膣内に寄生して発生する性病です。SEX以外の原因でも発生します。カンジダという真菌は元来カビの一種で、普段から女性の膣内に生息します。膣内にカンジダのいない女性もいますが、大概は生息しています。カンジダが異常に増殖する場合があります。異臭がしてくるようになります。菌の増殖を引き起こす一番のきっかけは、SEXで大量の菌をうつされた場合です。それと、抗生物質の内服などで、カンジダ菌を保有している女性の抵抗力が落ちた場合です。抵抗力が落ちるとカンジダ菌が増殖するのです。するとカンジダ症が発生するのです。カンジダ症が発生すると性器から肛門にかけて、外陰部などが非常にかゆくなり、ただれたり、炎症をおこしたりします。黄白色のおりものが出たりします。治療は抗真菌剤を塗るか、膣錠を使ったりします。
    • 「SEXは冒険」 (五)

      「トリコモナス膣炎」 SEXによって簡単にうつされるのがトリコモナス膣炎です。男性には殆んど自覚症状はないのですが、女性の場合は膣に炎症がおきます。その際に黄色もしくは乳白色の色をした泡だったおりものが出ます。これは、トリコモナス原虫という寄生虫の一種が膣にすみついた結果おこります。感染すると膣に炎症が起こります。自覚症状を感じるのはほとんど女性だけです。この人たちはかなり、おいでになります。SEXしたこともないなどと言って薬を買い求めにきますが、トリコモナス原虫が自然に発生するわけもないのになあと思わず考え込んでしまいます。抗トリコモナス剤がありますので、簡単に治療できます。放っておくと、排尿する際に痛みを感じるようになり、さらに進んで卵管炎を起こし、しまいには不妊症になったりします。流産や早産の原因にもなったりします。
    • 「SEXは冒険」 (六)

      エイズ

      1981年アメリカのニューヨーク、ロスアンゼルスの大都市 で奇妙な病気が発見されました。この病気に感染すると、通常 では病気の原因とならないカビやウイルスが肺炎や脳炎などを引き起こし、めったにみられないカポジ肉腫という皮膚のガンを発生したというのです。これらの患者に共通したことは、免疫機能が低下して免疫不全の状態になっていることがわかったのです。病気の原因は免疫機能を司るTリンパ球に感染する ウイルスで、それがその機能を破壊していたのです。このウイルスが後にHIV (ヒト免疫不全ウイルス) となづけられ人間にエイズを起こすウイルスであることがわかったのです。現在ではエイズ患者の大半が異性間のSEXによって感染 していくことが明らかになっています。しかも、世界がごく身近になった現在ではエイズも他人事では なくなってきているのです。
    • 「SEXは冒険」 (七)

      「エイズ」 (二)

      みなさんご存知のように、現在ではエイズのほとんどは血液や体液を通じて感染しています。エイズウイルスを含んだ血液や体液が皮膚や粘膜の傷を通して体内に侵入します。一時期、エイズが麻薬中毒患者や同性愛者の特有の病気と考えられた原因もここにあります。麻薬中毒患者が使用した注射を消毒せずに、使い廻しすれば、注射の針を媒介としてエイズウイルスをもっている血液を相手にうつすことになります。又男性同性愛者の場合、通常は肛門を使ってSEXを行いますが、肛門は非常にデリケートで傷つきやすいため、簡単に出血したりします。こういう状態でSEXすれば、簡単に感染したりします。エイズは血液や体液を通して感染するということからすれば、例えば口のなかに傷のある女性がエイズウイルスを持っている男性の精液を飲めば、当然にエイズに感染します。普通のSEXの場合でも、ペニスとヴァギナが激しくこすれあう ことで、わずかですがお互いの性器に細かい傷をつけることになり、エイズウイルスはそこからでも侵入します。エイズの潜伏期間はおよそ10年といわれますから、この時期が一番他人にエイズを移しやすいのです。このキャリアの時期を過ぎると、さまざまな症状が出始めます。発熱が繰り返され、リンパ腺がはれます。下痢が続いて疲れやすくなり、体重が急激に落ちてきます。普通の人では何でもない細菌やウイルスの侵入がエイズ患者には致命的となります。免疫力が落ちてくるわけですね。

      「エイズ」 (三)

      エイズから身を守るのに最も有効な手段は、SEXの際にスキンをすることですね。エイズは皮膚や粘膜の傷に、エイズウイルスを含んだ体液や血液が付着することによって感染するので、スキンによってその侵入を防ぐことは有効な手段となるのです。最初から最後までスキンをして防護していれば、めったに感染されることはないのです。フェラチオやクリニリングス (舌による愛撫) も危険性はあります。しかし、気をつけていても「ひょっとしたら」という場合は血液検査をして調べてもらうより方法はないでしょう。ただ、感染したと思われてから六~十二週間経たないと抗体ができないので、この間に検査をしても陰性になることがありますので、それ以降ということになるでしょう。現在エイズを治療する方法はりません。抗ウイルス剤で進行を遅らせることしかできないのです。エイズは免疫不全症候群と呼ばれるように、免疫力が極端に落ちてしまします。なんでもない傷や、感染が命取りとなるのです。現在、保健所では匿名でも検査を受けられるというのです から、身に覚えのある方は検査をうけたほうがよろしいようです。男性用の精力剤ですが、飲めば勃起するものがいろいろ販売されていますが、副作用や後遺症が百パーセントないとは断言できません。しかし、飲んで勃起し、思う存分SEXを 完成させたと考えられる方はある程度のリスクは覚悟で服用していただきたいと考えます。どの程度のリスクがあるのかは当店にお尋ねください。ご説明申し上げます
    • 女性ホルモン

      「女性ホルモン」
      性腺刺戟ホルモン (脳下垂体から分泌される)
      ↓ 卵胞刺戟ホルモン→エストロゲンが分泌される。
      + 黄体形成ホルモン→プロゲステロンが分泌される。
      エストロゲンは卵巣のなかで成熟した細胞から分泌される。思春期になると、このホルモンの作用で乳房がふくらみはじめ 、大陰唇や小陰唇などの性器も発達しはじめる。腰まわりに脂肪がつき、女性らしい丸みをおびた体型になるのもこのホルモンのおかげなのです。このホルモンは卵巣の機能や妊娠の能力を高める。また、排卵 時には子宮頸管に働いて分泌液をふやし、精子が子宮に入りやすくする。また、エストロゲンには骨のカルシウムが減るのを抑える働きがあるのです。閉経後急速にカルシウムが流れだし、腰が曲がるのはこのせいなのです。ですから、閉経直前からカルシウムを服用しだすと、いつまでも 若々しい体型を保てるのです。それと、肌の新陳代謝を促す働きもあるのです。一方プロゲステロンは黄体から分泌されるホルモンですが、エストロゲンの作用を助け女性の妊娠、出産、授乳に関与する重要な働きをします。閉経後はこのホルモンの分泌が急速に減少するためいろいろな障害が出てきます。それを補うために、さまざまな種類の薬が販売されています。
    • 「男性ホルモンの分泌量」

      男性ホルモンのなかで、重要なのはテストステロンで、これは精巣で合成されています。テストステロンは、性器を発達させる、ひげや陰毛などの体毛を増加させる、声帯を肥大させて声変わりを起こす、筋肉を発達させ、骨の成長を促進させる働きがあります。卵胞刺戟ホルモンとともに、精巣の精子を作る機能を維持したり、中枢神経系に作用して性欲や性的活動を高めたりする作用もあります。何らかのことが原因で、精巣の機能が低下すると、男性ホルモンの分泌量も変化してきます内臓の疾患、精巣の疾患、内分泌器官の異常などです。一般的には加齢に伴う機能の低下が、男性ホルモンの低下を 招いているといってもいいでしょう。また、男性ホルモンは環境の変化や立場、生活習慣によって減少したりします。真面目な人、責任感のある人、几帳面な人、内向的な人などが影響を受けやすいでしょう。ストレスが男性ホルモンの減少の原因になるのです。過度の喫煙や飲酒、過食、肥満、栄養のかたよりなども原因に なります。血流を良くする食品の摂取も大切でしょう。ビタミン、亜鉛などのミネラルも精子を作るのに重要な役割を果たします。適度な運動とウオーキングも必要です。男性は体を作るという 意識とともに、精巣の精子をつくるにはどんな生活がいいのかということも、たえず頭の片隅に置いておくのがいいでしょう。ジュニアとともに生きているという意識です。著しく性機能が衰えてきたと自覚したときは、ためらわず男性ホルモンの内服を検討されたらいいでしょう。総合ビタミン剤を飲むよりもよっぽど効果があります。
    • 「愛液とはどのようなものか」

      女性は性的に興奮すると、膣が少しずつ濡れてきます。このとき女性の膣壁からの粘液、バルトリン腺からの分泌液 、子宮頚管からの分泌液が出てきているのです。愛液の大部分は膣壁から汗のようににじみ出てくる粘液であろうといわれています。愛液はSEXにはなくてはならないものです。膣を潤しペニスを挿入しやすくしてくれます。ペニスのピストン運動の摩擦から膣を守る働きもあり、性的な快感を得られるようにする潤滑油の働きもあります。愛液には妊娠を助ける働きもあります。膣内は普段は酸性に保たれ病原菌の繁殖を防いでいます、しかし、酸性の膣内では射精された精子の多くは死んでしまいます。ところが、分泌されてきた愛液は弱アルカリ性で、酸性の度合いを下げて中和するため愛液の量が増えれば、多くの精子が生き残り卵子と受精して妊娠する可能性が高くなるのです。性的に興奮すると、愛液の量は増えてきますが、濡れてくれば女性がSEXをしたがっているかどうかは別問題です。女性自身の個人差によって随分と異なってくるようです。愛液が極端に少なくなってきたら、潤滑ゼリーを塗ってやればペニスをスムーズに挿入しやすくなりますが、エストロゲンの入ったクリームを塗ってやりますと、膣の潤いを取り戻すだけでなく、膣の老化である萎縮を改善し若さを取り戻すこともできるのです。この女性ホルモンの入ったクリームは三千円で購入できます。又、飲めば女性がSEXをしたくなるものもあります。三回分で一万円位です。
    • 「女をいかせるテクニック」

      女性をいかせるテクニックを誇る男性がいます。例えば、持続時間が長いとか、いろいろな体位を知っているとか、特に 指先のテクニックが格段にうまい男性もいます。クリトリスの愛撫の仕方がうまいとか、Gスポットをよく理解していて、ここを刺戟すると強烈が快感とともに透明な液体が吹出すともいわれます。しかし、Gスポットはすべての女性にあるものではないともいわれます。Gスポットの位置はヴァギナの入り口から、二~三センチの奥の前壁にあって、小さなコインくらいのエリアだともいわれます。まず、指をヴァギナに挿入して、彼女の反応を確かめながら探してみましょう。Gスポットを刺戟できる体位は、正常位、背後位、騎乗位、立位なのです。正常位や背後位は、男性が腰を上手につかうことで、Gスポットに当たりやすくなります。できるだけ、挿入を浅くして、つつくことが肝腎なようです。円を描くように回転すると、さらに効果的です。しかし、あれもこれも、勃起しなかったり、ペニスの固さが不十分の場合は目的は達成できません。目的を達成するためにも、あらかじめ精力剤を飲んでおくことこそ大切です。男性の性機能のレベルアップをはかる「金蛇精」と勃起中枢を直接刺戟し勃起を促す「ストルピンM」の併用です。これと、時々間に挟んで飲んでみてはいかがでしょうか。七十歳代の男性でも彼女を思い通りにいかせることができます。試してみなければ、物事は前進しません。
    • 「老化と性」

      急速な高齢化が進むなかで、老人の性は秘すべきものというか、諦めてほしいものと考えられていました。しかし、最近になって高齢者の方からよく相談を受けるようになってきました。その多くは「勃起」についての相談です。象の鼻のようで、全く自分の思いどうりにならない。小便をするだけの道具になってしまったという愚痴話しである。そういう老人のほとんどすべての人はバイアグラの存在はご存知である。なのに何故か私どもにバイアグラ以外の薬で適当なもの、つまり勃起できるものがないか尋ねてこられるのである。バイアグラは医師の診察を受けて、投与されるということになれば当然に名前を言わなければならない。側に控えている看護師にも知られる、「あの人いい歳をしてまだSEXをしているのか」と思われる。そんな、こんなで「薬局」を訪ねる方が 多いのではないだろうか。ある調査によると、全くSEXを行っていない男性は四十歳以下 では一~二パーセント、五十歳代後半で約十パーセント、六十歳代後半で二十三パーセント、七十歳代後半では二人に一人はSEXを行っていないという調査結果がある。五千人からの男性からのアンケート調査だから、かなり 信憑性の高いものである。驚くべきことは七十歳代で二人に一人はSEXをしているという事実であります。ペニスの状態はどうなのか、興味のあるところである。固いのか柔らかいのか、挿入できるのか、当てるだけなのか、指や道具を使ってやるのか、そのあたりをもっと詳しく知りたいものである。この歳になると心疾患、高血圧、糖尿病などいろいろな疾患があったりして、機能不全に陥っている場合もある。男性ホルモンのレベルも当然に下落してきている。しかし、SEXをしたいという意欲は大半の男性がもちあわせている事実からしても、男性ホルモン (金蛇精、プリズマホルモン錠) を日頃からビタミン剤感覚で愛用していれば、性欲や勃起も当然に維持できるのではないだろうか。しかも、この男性ホルモンは性機能ばかりでなく、疲労回復や視力の減退、記憶力の減退などにも効果があるのです。ご家庭の常備薬として食卓に置いておく時代がもうそこまできているような気がしてなりません。・ご注文はこちらからどうぞ
    • 身近な精力剤になる動植物

      1. ムイラプアマ
        南米原産の植物で、ブラジルアマゾン地域で有名であり、ドリンク剤などにもよく配合されています。ボロボロノキ科の低木で、現植物は三種類くらい知られて いて、木から落ちた種子がその周囲に成育し、その若木の根を集めたものなのです。いづれも同様の強精、強壮作用 があるといわれています。流エキスや陰部浴剤としても用いられる。根が薬用とされますが、催淫性が強く、アマゾンの女族伝説では一人の男が千人の女を相手にできると いわれるくらい、よく知られた強精剤です。強精作用のほかにも、心臓および内臓諸器官の機能回復 、運動機能や筋力の回復、リュウマチなどに効果があるといわれております。成分的には、苦味質、精油、インドール 系アルカロイドなどが含まれています。
      2. 山薬 (さんやく)
        本州以南、台湾、中国大陸に分布するヤマノイモ科のつる性多年草、ヤマノイモまたはナガイモの根茎を用います。一般的には日本の野生のものはヤマイモまたは自然生といい、栽培品はナガイモといっている。肥大した根茎はまっすぐに 地中にのび茎と根の中間的性質を持っている。現在八百屋で販売されているものはナガイモである。成分は澱粉と粘液質のマンナンのほか、糖類やアミノ酸、コリン、アラントイン、グルコサミンが含まれる。滋養強壮薬として常に食すれば、精がつくといわれる。熟地黄や山しゅゆと配合するとさらに効果が上がる。
      3. 「けん実」
        中国漢方の精力剤に配合されていることで、よく知られている。日本各地、台湾、中国、インドなどに分布するスイレン科の水生一年草、オニバスの成熟した種子の仁を用います。池や城の堀などで直径一メートルにもなる大きな葉を広げ、葉や葉柄に刺が密生してフキに似ているため水フキとも呼ばれる。種子は球形で黒いが、澱粉を多く含みその他に蛋白質、カルシウム、鉄分、ビタミンB1B2などが含まれています。補腎の効能があり、遺精、頻尿、夜尿、腎虚に用います。一ケ月以上も継続服用したほうが良い。
      4. 「ガラナ」
        ドリンクなどに配合されていることでよく知られています。ブラジルのアマゾン河流域を原産とするムクロジ科のつる性 植物ガラナの種子を用います。ブラジルでは果実を採取したあと積み上げて発酵させ、種子を取り出します。種子は直径一センチの球形で、表面に光沢があります。この種子を砕いて粉にし、キャッサバ (タピオカ デンプン) とともに棒状にします。これを薫煙乾燥すると黒褐色の硬いガラナができます。ガラナエキスにはカフェイン、タンニン、油脂などが含まれ カフェインの含量はコーヒーの三倍といわれます。催淫作用のあることは広く知られています。
      5. 「鹿茸 (ろくじょう) 」
        中国東北部、朝鮮半島、ロシアなどに生息する哺乳動物、シカ 科のマンシュウジカおよびマンシュウアカジカの雄のまだ骨質化していない幼角、いわゆる袋角を用います。シカの雄は生後二年目の春から角が生える。角は毎年生えかわり 、春に紫褐色の毛のはえた瘤のような袋角が隆起し、夏から秋には成角となります。鋸で茸角の基部で切り落としたものを鋸茸 (きょじょう) 、殺して頭骸骨をつけたまま加工したものを (かんじょう) と いっています。鹿茸は火で焼いて毛を除き、焼酎に一昼夜浸したあと薄片にして乾燥したものを薬用にします。一般には先端部ほど、喜ばれます。また鹿茸からアルコール抽出したパントクリン (鹿茸精、ルーロンジン) は心臓機能の回復作用、強壮作用、疲労回復作用 などが確認され漢方では腎虚を補い、精血を益し、漢方ではインポテンツや不妊症、精力の低下などに人参、海馬、海狗腎などと配合します。 (海馬補腎丸)
      6. 「アミノ酸」
        私達の体は約六十兆個の細胞からできていますが、いつも 同じ細胞で生きているわけではありません。細胞は絶えず死に、それに替わり新しい細胞が生まれ変わり平均して約二百日で殆んどの細胞が生まれ変わります。若さを保つということは死んでいく細胞と生まれてくる細胞のバランスがうまく保たれている状態といっていいでしょう。ですから、しっかりと蛋白質を摂ることで、この老化現象を おさえることができます。細胞は蛋白質で構成されていますから、良質の蛋白質を補給 すれば、細胞の新陳代謝が促され、死んでいく細胞と生まれてくる細胞のバランスをうまく保つことができ、老化を防ぐ とともに、若返る事もできるのです。特に生殖器では毎日、精液や精子が作られていますが、それ だけ新陳代謝が盛んにおこなわれているということです。良質の蛋白質を十分に摂取することは、生殖器の老化を防ぎ、精液や精子の製造を活発にすることができるのです。この蛋白質を構成しているのがアミノ酸です。蛋白質は約二十種類あるアミノ酸から構成されていますが、このうち八種類のアミノ酸が人体内では合成されません。これが必須アミノ酸です。この必須アミノ酸は食事などで外部から摂取しなければなりません。この必須アミノ酸のどれかが少なかったり、欠けたりしていれば蛋白質の合成がうまくゆかず、老化が始まります。この八種類の必須アミノ酸がバランスよく含まれているものといえば、スッポン、マムシ、ウナギ、オットセイなどでしょう。これらの食品が強精食といわれる由縁です。
      7. 「反鼻 (はんぴ) 」
        マムシの内臓を除去した全体を用いる。体長五十センチ前後で全体は褐色で黒褐色の円形の斑紋がならび、頭は小さく三角形である。皮を剥いで棒状にしたものを反鼻あるいは五八霜と呼んでいる。皮付きのまま蒸して円盤状にしたものを「マムシの蒸し焼き」と呼んでいる。マムシに噛まれると血液毒や神経毒によって血液循環障害や出血、壊死、浮腫などが表れる。しかし、飲めば脂肪酸、タウリン、コレステロール、アミノ酸 ビタミンがふくまれているので、滋養強壮剤として有効だし、連用すれば精力増強にも優れた効き目を現わすようになります。また、黒焼にすれば解毒剤として使われることは知られています。焼酎につけたものはマムシチンキとして利用されています。 (
      8. 「百合 (びゃくごう) 」
        ユリ根が精力にいいということは古くから知られており、亭主の精をつけるのに食卓には日常よく料理として並べられていたものである。日本ではヤマユリ、オニユリ、ササユリの鱗茎が用いられ、中国では百合、細葉百合、テッポウユリなどの鱗茎が用いられている。アミガサユリの根茎は貝母である。鱗茎の成分は澱粉、脂肪、たんぱく質のほか少量のアルカロイドである。漢方では潤肺、止咳、安神の目的でも使用される。乾燥性の咳が長引いたり、大病後の滋養強壮にもよい。慢性的は咽喉の炎症や鼻汁がでたり、鼻づまりの症状にもよい。精力食、元気回復食というところでしょうか。
      9. 「益智 (やくち) 」
        中国広東省南部および海南島に分布するショウガ科の多年草。ヤクチの果実を用いる。果実は褐色の長さ一.五~二センチくらいの紡錘形で芳香がある。この果実を果皮が黒くなるまで 炒り、殻を除いて種子を取り出し、砕いて使用する。果実の精油成分は主にシネオールで、ほかにジンギベレン、ジンギベロールなどが含まれる。漢方では脾や腎を温補し、健胃・固精の効能があり、冷えによる腹痛、下痢、夜間頻尿、排尿障害などにも用いる。腎虚には古くから使用されている。
      10. 「海馬 (かいば) 」
        中国南部の沿海に生息するヨウジウオ科のタツノオトシゴを海馬という。市販されているものはオオウミウマやサンゴタツを海馬と称し一般的である。海馬には男性ホルモンに似た作用があり、マウスの発情期を延長させる作用があるといわれる。漢方では補陽、強壮、活血の効能があり、インポテンツや 遺尿、夜間頻尿、老人性咳、難産、腹部腫塊などに用いる。また、皮膚化膿症の治療に海馬をスープにすると効果がある。
      11. 「鹿鞭 (ろくべん) 」
        哺乳動物のシカ科のマンシュウジカおよびマンシュウアカジカの雄の陰茎や睾丸を乾燥して用います。シカは薬用としてさまざまな部分が利用されており、幼角の袋角を鹿茸 (ろくじょう) 、成角を鹿角、四肢の筋腱を鹿筋などがよく用いられます。薬材の鹿鞭のうち梅花鹿腎は直径三~四センチ、長さ十五センチくらい、馬鹿腎は直径四~五センチ、長さ四十五~六十センチくらいの長い褐色の棒状で、途中に睾丸二個をつけ、頂端に一束の褐色の毛がある。漢方では補陽強精の効があり、過労による体力の低下や難聴、耳鳴り、精力の減退、下肢倦怠感などに用います。
      12. 蛤かい (ごうかい)
        中国南部の広西省やベトナム、タイなどに生息する爬虫類のヤモリ科のオオヤモリを用いる。体長二十センチもある大きなヤモリで、山間の岩場や樹木の穴 、壁の上などに生息し、夜行性で主に昆虫などを捕食している。雄を蛤、雌をかいといい合わせて蛤かいである。オオヤモリの内臓を除き、四肢を開いたのちあぶって乾燥し 、二匹を対にして竹に固定したものが市場にでている。尾の部分の薬効がすぐれているとされ、尾の欠けたものは劣品である。漢方では補気、補陽、止咳の作用があり、インポテンツ 肺結核、喘息、滋養強壮薬として用いる。至宝三鞭丸、ネオ金蛇精に配合されている。
      13. 菟絲子 (としし)
        日本各地、朝鮮半島、中国に分布するヒルガオ科のつる性一年草、ネナシカズラの種子を用いる。そのほかハマネナシカズラおよびマメダオシの種子も用いる。ネナシカズラは寄生植物で他の植物にからみつき、吸盤で養分を吸収しながら成長する。宿主植物が決まると、根に続くところが枯れて根がなくなるためネナシカズラの名前がある。種子の成分にはカロチンやタラキサンチン、ルテインなどがふくまれる。漢方では補陽、固精、明目、強壮などの効能があり、遺精、糖尿病、視力低下、排尿障害などに用いる。滋養強壮、精力増強に腎陰虚、腎陽虚に用いる。
      14. 巴戟天 (はげきてん)
        中国の広東、広西、福建省などに自生し、栽培されている アカネ科のつる性常緑木本、ハゲキテンの根を用いる。日本の屋久島や沖縄には同属植物のハナガサノキがあり、ハナガサノキの根も中国では巴戟天と同様に用いる。根にはモリンジンが含まれている、漢方では補陽、強筋骨の効能があり、頻尿、失禁、インポテンツ 不妊、下腹部冷痛、腰痛などの腎陽虚症状、下肢の筋力低下や 関節痛に用いる。淫羊藿と同様に滋養、強壮作用がある。ナンパオや 至宝三鞭丸にも配合されている。
      15. 桑ひょう蛸 (そうひょうしょう)
        カマキリ科のオオカマキリ、コカマキリなどの卵鞘を用います。カマキリの成虫は蟷螂 (とうろう) と呼ばれていますが、余り用いない。桑の枝に付いているものが珍重され、桑ひょう蛸と呼ばれたいる。カマキリの巣を晩秋から春に採取し、せいろ で三十~四十分蒸して卵を殺した後乾燥する。日干し乾燥したものは硬く、火であぶったものは柔らかい、一般には幼虫の出たものは用いない。成分不詳。卵鞘に付着している蛋白質膜にはクエン酸カルシウムの結晶が含まれている。漢方ではインポテンツ、遺精、夢精などに用いる。腎虚には頻尿、遺尿、遺精、健忘症、不眠などに遠志、人参 などと配合する。至宝三鞭丸にも配合されている。
      16. 補骨脂 (ほこつし)
        インド原産で、インドから東南アジアに分布するマメ科の一年草で、オランダビユの成熟した果実である。補骨脂はその薬効を表した名といわれる。中国では四川、河南などを主産地とします。果実五ミリ位の腎臓形のもので、果皮は種子に付着し、種子には芳香がある。果実には精油や有機酸 、配糖体、種子にはクマリン類のプソラレンやアンゲリシン 、フラボノイド類のババキニン、カルコン類のババカルコンなどがふくまれ、冠血管拡張作用や女性ホルモン様作用、抗菌作用などが知られている。漢方では補陽薬の一つで、固精や縮尿の効能があり、遺尿や頻尿、失精やインポテンツ、腰痛、倦怠感などの症状に使用する。海馬補腎丸、ナンパオに海馬、人参などと配合される。
      17. 「益母草 (やくもそう) 」
        女性の強精と浄血に効果がある。目を明らかにし精を益し久しく服すれば身を軽くするという。益母は女性一般の強精保健薬で、古くから賞用されている。益母という名前がすでに女性の効果を謳ったものである。原植物はシソ科のメハジキで我が国の山野に自生している。草丈五十から百五十センチで、夏に淡紅色の花をつけ、秋に三角形の黒い小さい実を結ぶ。この草の茎葉を益母といい、種子をじゅういしといい、種子のほうはその効果のほかに目を強くし利尿の効果がある。成分としてはレオヌリン、ルチン、アルカロイド、スタキドリンで、これらの成分は少量では子宮に対して緊張をあたえたり、運動を与えたりすることが明らかになっている。
      18. 「黄耆 (おうぎ) 」
        主に体の強壮に用い、強精の効果があり、心臓の強化と血圧を下げる力あり、美肌を作る。副薬効として胎毒を下し、血を清め、利尿によく、寝汗を治す。中国では黄耆は五補の聖薬といわれその薬効は高く評価されている。他の生薬と調合し複方薬を作るとき、強精回春のためには欠かされない要薬といわれている。原植物は中国の東北、華北、朝鮮半島などに分布するマメ科の多年草キバナオウギ、中国東北から蒙古にかけて分布するナイモウオウギなどの根を用いる。品質の良いものは外部が淡褐色、内部は黄白色で、甘くて香気があり、断面は繊維性で毛状となっている。特に山西省綿山に産する綿黄耆は上質とされている。黄耆の成分にはイソフラボノイドのホルモノネチン、トリ テルペンサポニンのアストラガロサイドのほか、コリン、ベタインなどが含まれている。黄耆エキスには利尿、強壮、降圧、抗アレルギー作用、末梢血管拡張作用が報告されている。
      19. 玄参 (げんじん)
        中国では原植物はゴマノハグサ科のゲンジンを、本邦では近縁植物のゴマノハグサを用いる。山野に自生している多年草で、茎は方形をして、葉は卵形、円錐状の小さな花を初夏に開く。根は塊状で長さ六~七センチ、大きいものは塊状をしている。外部は淡褐色だが内部は漆黒色で甘い香りがあるが味は苦味と辛味がある。中国ではむして薬用とするが、本邦ではそのまま乾燥して用いる。主な薬効は精を強くし、精力を盛んにし、健忘症を治し、鎮静の効もある。その他、解熱、消炎、咽喉諸症に効き、利尿剤 ともなる。「腎気を補い目を明らかにする。」「五臓を定め虚を補い 、陰を強くし精を益す」「虚損を補い健忘を止め、腫毒を消す」と古典には記されている。玄参は解熱消炎剤としてもしられているが、強精剤としても古くから中国では知られている。本邦でも江戸時代には人参に代わっ て広く愛用されていた。人参は高価でとても庶民には高嶺の花であったが、玄参は効果がよく値段がやすいので庶民の間には広く浸透していた。
      20. 「地黄 (じおう) 」
        薬効としては強精の効強く、強壮、貧血を治し、造血と浄血の効がある。悪い血を除き、良い血を保ち、喀血を止め、子宮出血を止める。地黄は中国の古典では最強の強壮、強精薬として紹介されている。「血を涼し血を生じ、腎水真陰を補う」 もっとも広く愛用されている要薬の一つで、地黄の良いところ は温和で用いやすく、長く用いて副作用なく、味も甘くて万人向きでじわじわと全身に効いてくれる。現植物はアカヤジオウという中国原産の多年草で、野生品はなくすべて栽培品である。葉は長楕円形で柔らかい毛が生え、根は地下に長く伸びて細い芋の形に這っている。初夏に茎の先端に美しい紫色の花を開くが、花の美しさから佐保姫 (サオヒメ) と呼ばれている。薬用には根茎を使うが生のまま乾かしたものを乾地黄といい、一度蒸して乾かしたものを熟地黄といっている。熟地黄のほうが甘味が多く色も漆黒で、いかにも効果があるようですが、効果にさほどの差はない。
      21. 「牛膝 (ごしつ) 」
        本邦中部地方以南の山野いたるところに自生する多年草でヒナタイノコズチの名前で広く知られている。分枝した茎が五十から百センチにのびる。葉は楕円形で、夏に穂の形の小花を開き、秋に楕円形の実を結ぶ。果実は動物や衣服にくっつく。この草の根を乾燥したものが生薬牛膝である。味はおだやかで苦味がある。主な薬効は強精と回春の効果があるといわれ、血を清め、血を作り、利尿の効もある。また経水を順調にし、鎮痛と健胃の効があり、嘔吐を鎮めることでも知られる。中国の古典でも「淫萎を治し、腎を補い、十二経脈を助け、悪血を逐う」とある。中国でも古くから強精回春薬として、利用されている。根の成分には昆虫変態ホルモンのイノコステロン、エクジステロン、サポニンのオレアノール配糖体、各種アミノ酸、β-シトステロール、スチグマステロールなどが含まれ、子宮収縮作用、腸管抑制作用、降圧作用、止痛作用などが報告されている。強精の目的には一日八グラムを煎じ薬として用いる。
      22. 「大薊 (たいけい) 」
        原植物は本邦のいたるところに自生するキク科の多年草アザミのことである。全草または根を用いる。日本で採取されたノアザミをアザミ根と称している。大薊には清熱涼血、止血作用がある。鼻血、喀血、血便、血尿、不正性器出血などに用いる。アザミは百五十種ほど種類があり、タイアザミは各種の中でも最も大型で、茎葉一メートルになり、特有のトゲのある花も他のものより大型である。野山に自生しているのを見つけたら、その根を秋から冬に かけて掘り起こし、水洗して天日干しして、刻んで使用する。煎じても、酒に入れても良い。強精と回春によく効き、解毒と回春の効能があり、尿の出も良くなる。出血を止め、血を清め、解熱の効もある。古典にも「精を養い、血を保つ」とある。強精薬としては一日五グラムを煎じて用いる。
      23. 五加皮 (ごかひ)
        原植物はウコギである。東アジア全域にわたって自生する落葉の低木であり、ウコギの葉の形はモミジににており、五葉に 分かれて掌の形をしている。春に黄緑色の花を開き、花茎と葉茎が五本一緒にでる。二メートルくらいまで伸びる樹木で、昔から庭木として植栽され、若い葉は茹でておひたしにできる。この木の根皮が薬用になる。半ば管状で太さ五~八ミリで、長さ五~十センチ、黄褐色で芳香があり、少し苦味がある。主な薬効としては強壮と強精の効果があり、強精の効も強く 陰萎を治し、回春の効がある。また、疝気と腹痛によく浄血の効があり、中風にも用い、女性 器のかゆみにもよい。中国の古典に「男子の陰萎、女人の陰痒と腰背痛を治し、精を補い精を益し、筋骨を堅くして志意を強くする。」 五加皮は性関係の強精剤として広く利用されてきた。成分はセサミン、サビニン、アカントシドA、Dなどのリグナン類が明らかになっている。一日五~八グラムを煎薬または浸薬として食間三回に分服する。
      24. 地骨皮 (じこっぴ)
        本州以南、朝鮮半島、台湾、中国などに分布するナス科の 落葉低木。クコの根皮を用いる。クコの果実は枸杞子、葉は枸杞葉といい、薬用にする。枸杞子は枸杞酒として、枸杞葉はクコ茶として親しまれて いる。クコの根皮にはベタイン、シトステロールなどが含まれ 血糖低下作用、解熱作用、降圧作用などが認められている。根皮は地骨皮と呼ばれ、古来からは強壮、強精に効があると いわれ、性力を旺盛にするときに使われてきた。古典にも「腎の家風を去り、精気を益す。」 「肝腎の虚熱を去る」「腎を補し、肺を潤し精を生じ、気を 益す」とある。地骨皮は果実や葉に劣らぬ強壮、強精効果があるばかりでなく、解熱薬として優れている。解熱して疲労を回復する作用がある。
      25. 沙参 (しゃじん)
        中国および東南アジアに広く自生するキキョウ科の多年草であるツリガネニンジンの根を薬用とする。茎は三十から六十センチに伸び、円形の葉を出し根は大型の紡錘状をして、生根は煮て食用にして用いるところもある。局所刺激作用があり、補陰、止咳、袪痰の効能もある。強壮、強精、熱を去り、痰を切り多眠症を治す。呼吸器疾患に効あり、肌を美しくする。高麗人参の代用として使用され、古典には「五臓を安んじ 、久しく服すれば、人を利し、気を益し、肌肉を長ず」 成分としてはサポニンやイヌリンが知られている。一日五~八グラムを煎薬、または浸薬として用いる。
      26. 仙茅 (せんぽう)
        わが国の中国地方以南、ヒガシアジア、オーストラリアなどに広く分布するキンバイザサ科の多年草である。根茎を利用する。葉が黄色くて金梅を思わせるため「金梅笹」という名前がある。中国では婆羅門参といって、唐の玄宗皇帝の命により西域のバラモンの僧が献じたのが始めで、その効果は高麗人参以上ともいわれ、薬効は乳の十倍以上ともいわれる。わが国には千年以上も前に渡来したようであるが、民間人には知らさないで、権力階級のみで利用されていたようである。主な薬効としては強精、性力を強くし、回春の効が著しい。健脳、視力を強くし、顔色をよくする。ともかく、中国強精史上多くの伝説を持つ強精薬である。唐以降の宮廷では性の秘薬として皇帝その他の少数の権力者が密かに用いたと伝えられる宮廷薬である。一日六グラムを煎薬、浸薬として用いる。
      27. 「竹節に人参 (チクセツニンジン) 」
        北海道から九州まで自生するウコギ科の多年草である。トチバニンジンの根茎を用いる。主要成分としてはパナックスサポニン、パナックスプロサポゲニン、パナックスサポゲニン、オレイン酸など高麗ニンジンと同じ系統の成分を多量に含んでいる。ニンジンの代用として用いられるのも薬理的に説明がつくわけで、ことに去痰と解熱作用は人参より勝るといわれる。おもな薬効としては新陳代謝機能を刺激して強壮、強精効果が高く、健胃、痰をきり咳を鎮める作用もある。一日三~五グラムを煎薬として三回に分服する。
      28. 「天台烏薬」 (てんだいうやく)
        中国原産のクスノキ科の落葉低木、テンダイウヤクの根を用いる。わが国の近畿や九州にも野生化している。樟脳に似た香気がある。秦の始皇帝の命により、不老長寿の薬を求めにきた徐福がこの木を日本に伝えたという話もある。烏薬には精油成分としてボルネオール、リンデラン、リンデレン、リンデレロールなどが含まれ芳香性の健胃作用がある。中国ではこの若葉を重視して、日常茶の代わりに炒って用いると百年の寿を得るという。中国の古典には強壮、強精作用があると伝えられている。強壮と若返り、健胃、神経痛を治し、不老の効がある。沈香、人参、甘草と配合すると強精と回春に著効を現すと伝えられている。
      29. 「丁香 (ちょうこう) 」
        精気を興奮させ、強壮と回春に効がある。口中と身体の臭気を消す。香料として服用し、肌にもつける。二次的作用として、健胃剤として、痛みをとめる効もある。成分としては精油 (オイゲノール、アセチルオイゲノール、チャビコール、フムレン、カリオフェレンなど) 、タンニンが含まれる。古代から近代までの丁香史によると、香料というよりは興奮 性媚薬として性的虚弱者の回復に用い、内服して強精に利用すると同時に、塗布剤、挿入剤としても重宝していたようである。一日量三~五グラムを煎薬、又は浸薬として三回に分服する。食後三十分頃に服用する。原植物はチョウジというインドネシアのモルッカ諸島の原産で 一八世紀までモルッカの特産であったが、現在では東アフリカ産がほとんどである。かって丁香は黄金と同じ価格であったという。現在では安価に手に入れることができる。
      30. 「肉従容 (にくじゅよう) 」
        主に強精、精力を強くし、遺精、夢精、淫萎などに効果があります。その他、痛みを鎮め、血を清め、肌を美しくする作用もあります。古典には「五労七傷と中を補い、五臓を養い陰を強くし 精気を益す」とあります。男女ともに強精催春薬として中国では古くから賞用されている秘薬である。ことにこれが喜ばれるのは、常用しても少しもほかに副作用をおこさない点である。唐時代以降は歴代王侯でこれを用いなかったものはないとまでいわれる。成分はボシュニアキン、ボシュニアラクトンなどのモノテルペン化合物、フェニルプロパノイド配糖体やアルカロイドが含まれ、ネコにたいしてマタタビと同様の作用がある。原植物はホンオニクで寄生植物で肉質茎である。日本産はオニク (キムラタケ) で、ミヤマハンノキの根に寄生している。肉従容は別名を大芸といい、葉は退化し 鱗状となって茎についている。春に採取したものは砂に半分埋めて乾燥させ、淡大芸といいわが国にも輸入されている。秋に採取したものは水分が多いため塩湖に数年つけてから乾燥させ、塩大芸と称する。煎薬として用いる場合は一日量十グラムである。インポテンツ、遺精に効果がある。
      31. 「石斛 (せきこく) 」
        日本の本州、四国、九州、朝鮮半島南部、中国などに分布するラン科の多年草、セッコクおよびその同属植物の茎を用いる。セッコクには「スクナヒコナグスリ (少名彦薬) 」とか「イワグスリ (岩薬) 」などという和名があり、日本でも古くから薬用にされたと思われる。セッコクは樹上や岩石などに着生している。この花の開花前の全草を刈り取って、乾燥したものが生薬石斛である。精を強くし、回春の喜びをもたらし、美声薬ともなる。その他、寝汗を治し、陰萎に効がある。古典には「五臓の疲れと痩せを補い、陰を強くし精を益す」石斛は中国でも三千年の昔から、強精、催春の効を認めており、人参に代用する効果が実証されている。陰萎などの心身虚弱による寝汗を治し、しかも胃腸に障害を与えない。成分としては粘液質やデンドロピン、ノビロニンなどが含まれる。一日量三~六グラムを煎薬、または浸薬として三回に分けて服用する。
      32. 「旋花 (せんか) 」
        主な薬効は強精薬となり、全身の強壮に役立ち、回春の効果がある、利尿剤として腎臓にもよい。その他、緩下剤として、顔や肌を美しくする作用がある。古典には「精を秘し、髄を益す」とある。旋花は胎内の諸毒を下して腸を清掃し、あらためて精気をたくわえる作用あるといわれる、副効果としては肌肉の色を白くして艶をよくする作用もある。入手することが容易な薬草であるから古くから広く用いられている。量を過ごすと下痢をおこして逆効果である。成分はケンフェロール配糖体、サポニンなどである。一日量五グラムを煎薬または浸薬として一日三回に分服する。下痢が激しいようならば、量を減じて軟便程度にする。旋花の現植物はヒルガオで東アジア全域に自生する多年草である。朝顔に似ていて十センチ位に伸び、七~八月頃淡紅の花をつける。この全草を採取して乾燥したものが生薬旋花である。
      33. 「連銭草 (れんせんそう) 」
        主な薬効としては強壮剤であり、強精の効も著しく精神を鎮静 させる効もある。小児の疳とり薬としても利用される。本邦では小児の疳とり薬として広く使われているが、強壮剤としても利用されている。フランスでは局方に強壮薬として搭載されており、その他欧州各国でも相当な利用を示している。葉や茎には精油成分のL-ピノカンフォン、L-メントン、Lプレゴン、リモネンのほかウルソール酸、硝酸カリウムなどが含まれる。漢方では清熱、利尿、通淋、止咳の効能があり、黄疸や浮腫、排尿障害、咳、湿疹などに用いる。近年中国では連銭草に尿路結石には海金沙、胆石症にはインチンコウ、ウコンなどと配合した胆道排石湯などが試みられている。また糖尿病にも利用されている。一日量六~十グラムを煎薬として用いる。現植物は日本各地、台湾、朝鮮半島、中国などに分布するシソ科の多年草、カキドウシの全草を用いる。茎が伸びて垣根を通り抜けることから「カキドウシ」と呼ばれる。丸い葉が茎に連なっているため連銭草の名がある。
      34. 「枸杞葉 (くこよう) 」
        精力増強に使う場合は若葉を用いる。主な薬効として強壮と強精効果があり、催春の薬としても 用い、陰萎を治す。その他解熱にも効あり、目を丈夫にし、利尿と鎮静に卓効 がある。古典にも「煩を除き志を益し、五労七傷を補い、心気を盛んにし、皮膚骨節間の風を去り、熱毒を消す」とある。枸杞子もよいが葉と茎を刻んだものもよくきく。枸杞は若葉のときに摘んで茹で、したしもなどに食べることもできる。堅くなった茎葉は乾燥してから少し炒り、茶の代わりに一つまみを入れ、毎日用いると効果的である。枸杞については有名な伝説がある、「家を去って千里を行く 、羅摩と枸杞は食うなかれ、この二物は精気を補益し陰道を強盛するをいうなり」 強精薬として用いる場合は一日量十グラムを煎薬、または浸薬として三回に分服する。散薬として用いる場合は一日八グラムを三回に分服する。
      35. 「南天燭 (なんてんしょく) 」
        庭木に栽培されているナンテンの葉である。果実が咳止めに使用されるのはよく知られているが、葉には強精、強壮作用があって心気を興奮させ、陰萎を治す効果があるのです。熱を除き、嘔吐を治し、血圧低下の作用も認められている。古典には「筋骨を強くし、気力を益し、精を固くし、顔を駐む」南天燭は葉、皮、果実ともにそれぞれ薬効があり、古くから 庶民に親しまれている。強精に効果があるのは葉が一番である。南天の実にはアルカロイドのドメスチン、ナンテニン、プロトピンなどが含有されており、知覚神経を麻痺させたり、心臓の運動を抑制する働きもある。葉には微量の青酸がふくまれているが、この青酸が南天特有の成分と結びついて強精効果をあげると考えられている。青酸は梅の実や杏の実にもふくまれており、結合体だから、心配はいらない。南天燭は本邦では南天と呼ばれ、中国原産の常緑樹で、千年前 から渡来し、全国的に栽培されている。南天はどこの家庭にも庭木として栽培されているが、その葉を水洗いしてそのままカサカサになるまで天日で干して使用する。
      36. 「五味子 (ごみし) 」
        滋養剤として弱い体を強くし、強精と強壮に効をあげ、回春の喜びを与える。又、咳を鎮め、腸を強くし、肌を美しくする作用もある。古典に「不足を補い、陰を強くし、男子の精を益す」とある。滋養、強壮、強精薬として中国最古の薬典にも記載されており 一度は試してよい強精薬である。古い中国の薬効がほとんどそのまま現在も使われており、少しも副作用のない安心して服用できる強精薬である。果実にはクエン酸、リンゴ酸などの有機酸、シザンドリン、ゴミシン、プレゴミシンなどのリグナン類、シトラール、カミ グリンなどのセスキテルペン類などが含まれる。シザンドリンやゴミシン、には鎮痛、鎮頸、鎮静、鎮咳、抗潰瘍作用があり、近年、ゴミシン、には肝機能改善作用が注目され、急性肝炎の治療薬として注目されている。原植物はチョウセンゴミシはモクレン科の落葉蔓草で、本邦の 中部以北、朝鮮、中国山地に自生する。夏季に黄白色、または淡紅色の花を開き芳香がある。実は球形で赤く熟した頃に採取して乾燥したものが生薬五味子である。
      37. 「しつ藜子 (しつりし) 」
        主な薬効としては精力を強くし、全身を強壮にする。ほかには、肌を美しくし、利尿薬としてもよく、解熱の効もある。古典には「腎を補い、腰痛、精減、虚損を治す」とある。しつ藜子 (しつりし) は古くから賞用されている強精回春の要薬で、副作用もなく安全な生薬である。強精効果の主成分はケンフェロールなどのフラボノイドハルミンなどのアルカロイドしかしられていないが、三百年来の実証によって現代も用いる人が多いのをみても効果はあるのではないだろうか。健康人が疲れをとり精気を養うためには一日八~十グラムを煎薬、浸薬として三回に分服する。古書の通り炒って、刺が茶色になるくらいにして用いるのが良い。原植物はハマビシで本邦の海岸地帯に自生する一~二 年草である。茎は一メートル内外に伸び全株にあらい毛がある。
      38. 「地膚子 (じふし) 」
        強精の効著しく、陰萎を治し、回春と催春に効あり、精力を旺盛にする。排尿をよくし、解熱薬となり、水腫を治す。古典には「丈夫陰萎にして、起らざるを治し、気を補い力を益す」 数ある強精回春薬のなかでも、古くからその効が実証された要薬の一つである。原植物は野生、栽培とも多くあるので値も安く、人参などの高貴薬に比べて庶民的なうえに著効があるので、広く愛用されてきた。連用しても副作用がなくかすかに匂いがあるが、無味だから服用しやすい。一日量六~十グラムを煎薬、浸薬として分服する。地膚子 (じふし)の原植物は本邦ではニワクサ、ハハキギホウキギである。中央アジア原産で、中国、西アジアを経由して帰化した。一年草で、茎は一メートル位にのび庭に植えたり鉢植えにしたりする。夏季に黄緑色の花をつけ、晩秋に二ミリ位の実をむすぶ。この果実が生薬地膚子である。
      39. 「蛇床子 (じゃしょうし) 」
        わが国ではセリ科のヤブジラミの成熟果実を蛇床子といっている。カジネン、トリレンなどの精油成分が確認されている。ヤブジラミは全国の山野に自生し、葉はニンジンに似て茎 たけ三十から四十センチに伸び、夏季に白い花を開く。蛇床子の大きさは卵形で長さ二~三ミリ、全面にトゲ状も 毛が生えており、山野を歩いていて衣服にくっつくと、なかなかとれないところからヤブジラミの名がついたものである。色は淡緑色で二個の実が密着している。抗トリコモナス、抗真菌作用、性ホルモン作用などが知られている。陰部湿疹、インポテンツ、不妊症などの治療にも用いられる。
      40. 大棗 (たいそう)
        体の弱い人には滋養薬となり、健康人には強精不老の効があり、神経を鎮める力もある。二次的薬効としては心身の緊張をほぐし、疼痛を治す効 がある。古典には「身中の不足を補い、百薬に和して、久しく服すれば身を軽くし年を延べる」とある。大棗には中国古来の王侯貴族たちは、長寿の秘薬として大棗とか乾竜眼を口に入れ、終日舌でころがして、その汁を服用していた。これはまことに理屈にかなった不老回春法で現代のホルモン学説やストレス学説からも説明がつくといわれる。強壮と若返りを求めるときは一日量五グラムを煎薬または 浸薬として一日三回に分服する。そのまま食べても差し支えないし、熱い湯のなかに大棗 一個を浸し、しばらくおいて柔らかくなったところで食べても良い。大棗とはナツメのことである。ナツメはヨーロッパ東南部から、アジア全域にわたって栽培されている。
      41. 「蓮肉 (れんにく) 」
        強壮と強精に効があり、性力の回春と不老に効がある。その他、虚弱な婦人を強健にし、夜尿症を治し、浄血の力もあり、嘔吐と口渇を治すといわれる。古典には「心腎を交え、腸胃を厚くし、精気を固くし、筋骨 を強くし、虚損を補す」とある。蓮の歴史は人類とともにあり、エジプトパピルスのなかでも、蓮は薬方の一つとされている。わが国には中国を経て伝来し、一千年以上前の古文書でも紹介されている。蓮の花が咲き終わると蜂の巣状の花托が生じ、楕円形の果実を生じる。堅い外皮をとって乾燥したものを生薬蓮肉という。蓮肉の成分はネルンビン、ラフィノーズなどのアルカロイドである。しかし、微量なので大量にとらぬ限り中毒を起こす おそれはない。健康人が疲労回復、強壮、強精の目的で食べるときには一日量八グラムを食するといい。
      42. 「楮実子 (ちょじつし) 」
        主に、強壮と強精に効果があり、催春薬として用いられ 、陰萎を治し、不老の効果もある。二次的効果としては尿の出をよくし、肌を美しくし、視力を強くする。古典には「陰萎水腫を治し、気を益し肌を充たし目を明らかに する、久しく服すれば老いず身を軽くする。」とある。楮とはコウゾの木である。古くから和紙の製造にはなくてはならぬ植物でコウゾ、ミツマタ、ガンピなどの樹皮を剥いで くだき、それで紙を作ったのである。書籍や帳簿にするにはコウゾの紙が最も丈夫で永きに耐える。このコウゾの果実はゴマ粒位であるが、無味無臭で強性、強精薬である。果実にはサポニン、ビタミンB脂肪酸のリノール酸などが含まれている。一日量八グラムを煎薬として三回に分けて食間に服用する。
      43. 「女貞 (じょてい) 」
        女貞の原植物はネズミモチ又はタマツバキと呼んでいる常緑樹で、全国いたるところの山野に自生し、庭木などにも植えられている。厚い円形の葉をして、夏季に白い花が咲く。長楕円形の果実は熟すると紫黒色になるが、この実を乾燥したものを生薬女貞として用いる。果実にはオレアノール酸、ウルソール酸、マンニトールなどが 含まれ、オレアノール酸には強心、利尿の効果が知られている。精力の成分は明らかにされていない。主な薬効としては強壮と強精に用い、精力を旺盛にし、衰えた性の活力を回春に導く効が強く、不老の効もある。神経の痛みを鎮めて、筋骨を強くする効果もある。古典には「陰を強くし、腰膝を健にし、白髪を変じ、目を明らかにする」とある。

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