肥満症への対策
肥満症とは
肥満症は、体内に脂肪が異常に蓄積して肥満した体質のことです。中年以降の太りすぎ、動脈硬化症、高血圧症、心臓病、糖尿病、痛風、肝臓疾患など、いわゆる成人病をひきおこしやすいのです。また、肥満の程度が高いほど、死亡率は高いといわれ、軽度の肥満で1.4倍くらい、中度の肥満で2倍、超肥満体で3倍近い死亡率をしめしています。肥満の程度を知る方法はいろいろありますが、まず標準体重を知る必要があります。
体格指数 (BMI = Body Mass Index)の求め方
BMI = 体重 (kg) ÷ 身長 (m) ÷ 身長 (m)
標準BMI = 22
25以上 = 肥満
25未満 18.5以上 = 普通
18.5未満 = やせ |
肥満の防止と治療には、食養生と運動を併せて行う必要があります。漢方薬はいわゆるやせ薬ではなく、病的な症状を改善していくうちに、その人にもっとも適した体重になるのです。
- 大柴胡湯
体格がよく、筋肉のしまりもよく、栄養、顔色もともによく、美食や運動不足のために皮下脂肪が沈着している人で、胸脇苦満があり、肩こり、便秘、頭重、息切れ、高血圧、動悸などのあるときに用います。「おけつ」の症状や、女性では生理不順やのぼせがある場合には、桃核承気湯、または桂枝茯苓丸を併用してもいいです。
- 防風通聖散
体が柔らかい感じで、臍を中心に腹部が充満している太鼓腹の人で、肩こり、便秘、息切れなどのあるときに用います。俗にいう脂肪太りの人に最適です。
- 防已黄耆湯
一般に皮膚の色が白く、筋肉もやわらかく、汗かきで、疲れやすく疲労すると浮腫がでる、また体にしまりがなく、尿の出も少ないといった、俗にいう水太りのひとに用いることが多い。
- その他
柴胡加竜骨牡蠣湯、桂枝茯苓丸、桃核承気湯、当帰芍薬散、加味逍遥散、三黄瀉心湯などがあります。
※※ご相談なさりたい場合は「漢方相談問診表」をご利用ください。
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