膝関節の水抜き/防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
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防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)【金匱要略】
防已黄耆湯はぶよぶよして締まりがない肥満体型の方がよく用いる。
汗をかきやすく、身体の水の循環が停滞し下半身がむくんでいるものが多い。
多くは色白、女性、下半身肥満、多汗、関節に水腫を伴うのが特徴。
関節がはれて体が重く起居に痛みを訴えるもの。
体表に水毒があるため浮腫や関節の腫痛がおこる。
肥満傾向があるが体質は虚証のため、いわゆる水太りで体にしまりがなく疲れやすい。
夏はひどく汗をかき尿量は少ない。
皮膚表面に常に湿り気があり、汗の止まらないものが適する。
黄耆は表を固める作用があるので自汗タイプに用いる。
防已と白朮が湿気を去る。
「風湿、脈浮、身重く、汗出でて悪風するは防已黄耆湯之を主る」
(金匱要略・痙湿喝病篇)
「外台の防已黄耆湯は、風水を治す。脈浮なるときは表にありとなす。其の人、或は頭汗出でて表に他病なし。病者ただ下重く、腰より以上和をなし、腰以下まさに腫して陰に及ぶべく、もって屈伸しがたし。」
(金匱要略・水気病篇)
汗が出ないで悪風し、夕方関節痛が激しくなるものは麻杏ヨク甘湯が適応する。
炎症が激しい関節水腫には越婢加朮湯。
構成生薬
黄耆 |
5.0g |
防已/大棗 |
各4.0g |
白朮または蒼朮 |
3.0g |
甘草 |
2.0g |
生姜 |
1.0g |
目標
色白、水太り、婦人に多いといわれる。身体重く、疲れやすい、膝関節に水腫がある。
適応症
かぜのあと、悪風・自汗・身体痛などがなおらぬもの 水太りの肥満症、多汗症 腋臭症 関節炎 関節症 リウマチ
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