ヨヒンビン製剤の解説
-
- ハンビロン
- ストルピンM
- マヤ金蛇精
- ツンバ
- ガラナポーン
血液中のホルモンの分泌は正常なのに、どうしても勃起しないという勃起不能 (インポテンツ) 、あるいは勃起しても、いざ 挿入となると萎えてしまう。こういう症状の勃起不全もみられます。中高年に限らず若い人にもみられる症状ですが、その原因
としてはストレスなどによる神経性、また糖尿病など慢性病の影響があります。さらに、中高年、あるいは老年のかたの加齢による勃起不能がありますが、この人たちは勃起中枢神経を刺激する精力剤を服用することで症状が治ります。この勃起中枢を刺激するのが塩酸ヨヒンビンです。これは人工的に化学合成されてつくられた物質ですが、もとになっているのは、ヨヒンビンという西アフリカ地方」にしか生えていない
ヨヒンベの木の樹皮や葉の中に含まれている物質です。このヨヒンビンは西アフリカの人たちが、催淫と強精の目的で古くから愛用してきました。これを人工的に精製したのが塩酸ヨヒンビンなのです。勃起のメカニズムは前項で説明しましたが、エッチな事を大脳が察知すると、脳の前頭葉にある勃起中枢神経が刺激され、そこから仙髄にある勃起神経に命令が届き、ペニスが勃起します。勃起不全の人は大脳が察知しても勃起中枢の働きが弱いため、勃起命令を出せないわけです。
塩酸ヨヒンビンは 勃起中枢を直接刺激し興奮状態にさせますから、その刺激がそのまま仙髄に届き、ペニスの血管を拡張させ勃起させるのです。バイアグラより以前から厚生省がインポテンツ治療薬として認めているように、その効き目は抜群です。人によっては一回服用
しただけで即効き目が現れたという反面、二週間位飲み続けて効果があらわれてきたという方もおいでます。この塩酸ヨヒンビンが勃起力をたかめるのに対し、射精力をたかめるのが硝酸ストリキニーネです。この二つの物質を同時配合することによって効果はグレイドアップし副作用も軽減され安全性はたかまります。塩酸ヨヒンビンは一種の血管拡張剤ですが、服用すると最初は血圧は下降しますが、次第に上昇
し心臓が動悸を打つようになります。高血圧症の方は不向きです。しかし、用法用量を守ってきちんとのめば何の心配もありません。
更に、男性ホルモンの入った製剤と併用すれば効果は更に上向きます。
今回は強制的に勃起させる薬についてお話させていただきたいと思います。先ず第一は「ハンビロン」です。これは塩酸ヨヒンビンと硝酸ストリキニーネと赤マムシが配合されています。勃起中枢を
刺激して血流の増加を促し強制的に勃起させるのです。一回よりも十日、二十日と飲んでいったほうが、より効果が 高まるのです。次に「ストルピンMカプセル」です。これは塩酸ヨヒンビンに
ガラナエキス、赤マムシ末が配合されています。ガラナは中南米の原住民に伝えられた天然のバイアグラと呼ばれる ものです。これは週刊誌でもよく宣伝されています。次に「マヤ金蛇精」です。金蛇精のヨヒンビン製剤です。これは塩酸ヨヒンビン、硝酸ストリキニーネ、メチルテステステロン
(男性ホルモン) 、高麗人参、赤マムシの黒焼、イカリソウ (これ を食べた雌ヤギが二十数頭の雌ヤギを犯したと言う薬草) 、それに何首烏 (漢方の精力剤)
、ビタミンまで配合された精力増進の 超豪華な総合精力剤です。しかもヨヒンビンの含有量が一回量十ミリグラムと前二者の倍量 配合されているのです。なんだか効きそうな気がします。次に、「ガラナポーン」です。塩酸ヨヒンビンにガラナエキスが
配合されています。次に、「ツンバ」です。これはドイツ製の精力剤です。この製剤には精製されたヨヒンビンではなく、その前の状態のヨヒンベ皮エキスというヨヒンビンを抽出する前の植物薬を主原料に、高麗人参エキス、ムイラプアマエキス
(南米で 精力剤として利用されてきた植物エキス) 、スムプル根エキス (精力剤として利用されている植物エキス) 、コーラ種エキス ダミアナ葉エキス
(植物精力剤) 、それにメチルテストステロンまで配合された西洋漢方系の強力精力増進剤といって よろしいでしょうか。これらの製剤は何れも劇薬ですが、きちっと用法用量を守って
飲んでいただければ、よろしいです。
©2001 - 中屋彦十郎薬舗株式会社 All rights Reserved.
プライバシー保護方針 特定商取引法に基づく表記
本社・薬局/通信販売
〒920-0981 石川県金沢市片町1丁目1-29 TEL 076-231-1301/FAX 076-231-1306
工場
〒921-8117 石川県金沢市緑が丘21-9 TEL 076-245-3366
|