低血圧症
低血圧症とは
WHOでは世界共通の基準で、収縮期血圧100(mmHg)以下、拡張期血圧60(mmHg)以下を低血圧としています。本態性と症候性にわけられ、低血圧症の大部分は本態性のものです。症候性では、慢性病で衰弱がひどい場合や持続的出血のある場合、内分泌障害のある場合が原因となります。
本態性では、一般に内臓などの発達が不十分で、いわゆる無力体質、筋肉その他が弱くたるんだ状態であつて、体全体の働きが悪いために、手足が冷える、疲れやすい、頭痛、めまい肩こり、イライラ、根気がつずかない、耳鳴り、たちくらみ、胃がもたれる、寝つきが悪い、朝起きられない、女性では冷え性で月経不順であるなどの症状を呈します。本態性低血圧の原因としては、遺伝的傾向によるものアレルギー説などがあります。
漢方では、胃腸を丈夫にして、根本的に体力をつける処方を使って、その人の最適の血圧めざします。
- 真武湯
生まれつき胃腸弱く、血色もすぐれず、手足が冷え、めまいや立ちくらみがあり、下痢しやすく、腹にも脈にも力がなく、疲労しやすいものに用います。
- 人参湯
普段から胃腸が弱い、血色がすぐれない、冷え性で、食欲が低下している、口に薄い唾がたまる、尿が水のように薄く、尿量も回数も多いときに用います。また、腹痛や下痢のある場合にも用います。
- 補中益気湯
手足がだるい、ことばに力がなく、眼にも力がない、口に泡のような唾がたまる。熱いものをたべたがる、臍のところで動悸がする、腹にも脈にも力がないというような体全体に力がないときに使います。
- 八味地黄丸
下半身に力が入らない、足腰が冷えてしびれる、歩くと疲れやすく、夜間多尿の場合に用います。
- 当帰芍薬散
虚弱体質の女性で、貧血、冷え性、肩こり、めまい、頭痛、動悸、腹痛などの症状に用います。
- その他
加味逍遙散・六君子湯・四君子湯などがあります。
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