口内炎
口内炎とは
口内炎は、口のなかの粘膜や舌があれて痛むもので、ひどくなると潰瘍ができて炎症をおこすこともあり、口腔全体に広がって高熱を出す場合もあります。原因としては、口の粘膜に対する局所的刺激や、胃腸疾患・ビタミン欠乏症・熱性病・薬物中毒・妊娠や産後などの全身的不調があげられます。
症状によっては、アフター性口内炎、カタル性口内炎、潰瘍性口内炎にわけられます。アフタ性口内炎は頬粘膜や舌に、白い斑点ができて潰瘍になり、しばしば再発を繰り返します。漢方では、初期に熱があり、口内の熱がはげしく、便秘をし、舌苔や口臭のひどい「熱証」の場合と舌苔がとれて熱がなく、体力が低下しているときの「寒証」の場合で処方が異なります。
- 黄連解毒湯
体力があり血色がよく、顔や耳が赤みをおび、のぼせる傾向のある人で、気分がいらいらし、炎症や疼痛がはげしく、 口渇がある場合に用います。 胃腸障害のある場合や安眠できない場合にも利用します。便秘あるときは三黄瀉心湯を用います。
- 温清飲
慢性化した口内炎で、なおりかかるとまた次ができるようなものや、ベーチェット病の口内炎で、口内潰瘍にも用います。
- 十全大補湯
体力のない人、虚弱体質の人、病後で気力、体力の衰えた人、貧血気味の人で、衰弱や疲労のために口内炎ができた場合に用います。
- その他
駆風解毒湯、半夏瀉心湯、茵蔯蒿湯などがあります。
※※ご相談なさりたい場合は「漢方相談問診表」をご利用ください。
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