中屋彦十郎がお届けする、金沢、生薬漢方薬についてのメールマガジン
「金沢の漢方薬、生薬専門店」バックナンバー
中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第94号 2004年2月2日
江戸の薬(宿場町)、漢方薬膳料理(豚足)
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江戸時代の薬(宿場町)
特に江戸時代では宿場町で店舗販売の薬屋は乱立気味で誕生した。
例えば日光街道二十三次には保命丹、腹の薬金命丹、粒光丹、乳の出る妙薬、精製奇応丸、万能薬王散、てんかんの妙薬、瘡毒、中風の妙薬、婦人治療薬、毒消しの妙薬、
日本安産丸、万病救命丸、赤万能薬、一角奇応丸など枚挙に暇がないほどである。
これが全国の宿場町で売られていたのである。
当時旅にでれば、旅先で事故にあったり、病気になって難儀したであろう事は推測に難くない。
しかも製造、販売に特別の許可があったわけでもなく、偽薬も横行した。
ですから、一子相伝とか元祖、本家とか家伝秘法とかの名前をつけて売られていた。
戯作者も自分の発行した洒落本、読本、黄表紙に薬の広告などもした。
山東京伝、滝沢馬琴、式亭三馬、などはいずれも売薬を製造販売していた。
漢方薬膳料理(豚足)
リュウマチになると食欲がなくなり、体力が弱ってきます。
体力をつけるために動物性の蛋白質や適量の脂肪が必要です。
薬膳料理があります。
一、豚足一本は、きれいなものを用意する。
ネギ、ショウガ、ニンニクを丸ごとたたいて入れる。
たっぷりの水を入れ半日くらい弱火で煮込む。
二、当帰三グラム、牛膝三グラム、黄ギ二グラム、杜仲一グラムをあわせカップ三の水で半量になるまで煎じておく。
三、一にもどした干しシイタケ三個と戻し汁、二の煎じ液を加え、最後にゆでタケノコ百グラムを入れ、しょうゆ、しお、酒で調味する。
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