中屋彦十郎がお届けする、金沢、生薬漢方薬についてのメールマガジン
「金沢の漢方薬、生薬専門店」バックナンバー
中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第92号 2004年1月19日
江戸の薬(森野旧薬園)、漢方薬膳料理(酢大豆)
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江戸時代の薬(外郎・透頂香(ういろうとうちんこう))
八代将軍吉宗の頃、加賀藩では五代綱紀の時代の話しですが、全国で薬用資源の調査が行われました。
生薬を生産するため、各地に薬草園が開かれました。
尾張、南部、会津、薩摩などです。
そのうち、幕府から派遣された植村左平次を大和から紀伊にかけて案内した人に森野藤助がいます。
彼はその後、中国産の薬用種を譲り受け、栽培・生産を始めました。
その後、産物は地元の採集品として幕府に献上されています。
この森野旧薬園には藤助が作った押し葉標本や鉱物標本が残されているばかりでなく、中国渡来の薬用植物である漢防已や防風は園内でも栽培され、これの株を基にして日本各地で栽培が行われました。
藤助防風という名前も残っています。
この薬園は重要文化財に指定されています。
奈良県大宇陀郡榛原町にあります。
漢方薬膳料理(酢大豆)
ダイエットに良い
酢大豆
健康的にやせることができます。
一、粒の揃った大豆500グラムを粗く砕き、600mlの米酢につける。
そのまま密閉して二日間置く。
二、十分酢を吸い込んだ大豆を取り出し、紙の上に広げて陰干し乾燥させる。
三、少し乾いたら、さらに砕き、陰干しする。これを繰り返し匂いがなくなったら保存します。
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