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「金沢の漢方薬、生薬専門店」バックナンバー
中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第87号 2003年12月8日
江戸の薬(風邪)、漢方薬膳料理(ピーマンの肉詰め)
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江戸時代の薬(風邪)
風邪の対策はどうしたのだろうか。
卵酒など今はよく利用されているが、当時は卵など庶民の手に入るわけもなく何を利用したのだろうか。
先ず、茄子のヘタ、黒焼にして生姜湯に入れる。
黒豆の煎じ汁に氷砂糖を入れる。
温めてたびたび飲むと良い。
大根の汁と生姜の汁を混ぜ合わせて飲むのもよい。
これは今でも使われているようですね。
鯉の黒焼またはナメクジの干した物を粉にして白湯で飲む。
そのほか江戸の人たちが好んで使った方法に、山椒を布で包んで痛むところに湿布したりした。
のどの痛い時に焼き塩を布に巻いてのどに巻いたりした。
これは最近まで使われていたような気がする。
湯豆腐や熱いうどんも良く用いられた。
発汗を促す効果があるせいだろう。
漢方薬膳料理(ピーマンの肉詰め)
「美肌」効果のピーマンの肉詰め
ピーマンのビタミンC含有量は、レモンに匹敵するほどで、加熱しても破壊されにくいものです。
ビタミンCはメラニン色素の増加を抑えたり、皮膚の抵抗力を強める働きをもっています。
また、ピーマンには血管壁を強くするのに役立つビタミンPも多くふくまれています。
コレステロールが血管壁に沈着するのを防いでくれる葉緑素とともに血管の若さを保つ働きが期待できます。
一.ピーマンを縦二つに切り種子を取る。
牛ひきにく300グラム、パン粉カップ二分の一、牛乳大匙五、玉ねぎ四分の一の微塵きりをよく練り混ぜ、塩、コショウする。
次にピーマンの内側に小麦粉を軽くふり、用意した肉を詰め込む。
二.サラダ油大匙五を熱し、肉を詰めた側から焼き、焦げ目がついたら返して焼く。
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