中屋彦十郎がお届けする、金沢、生薬漢方薬についてのメールマガジン
「金沢の漢方薬、生薬専門店」バックナンバー
中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第86号 2003年12月1日
江戸の薬(熊の伝三の膏薬)、漢方薬膳料理(山芋の養生揚げ)
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江戸時代の薬(熊の伝三の膏薬)
享保の頃、江戸、上方に広く販売されていた膏薬に熊の油で作ったという膏薬があります。
すりきず、きりきず、腫物などが即座に治るという口上です。
山田の伝三はお寺の境内や繁華な大道でむしろをしき、熊の頭つきの皮を箱の上に置いたり、生きた小熊を看板代わりに置いて、蛤貝に盛られた黒い練り膏薬をむしろの上に並べて、口上よろしく人々の注目を集め薬を
売りさばいたという。
本物の月の輪熊の脂を使っていたかは疑わしいらしい。
漢方薬膳料理(山芋の養生揚げ)
「目の下にくまができているなら」
山芋のすりおろしは疲労回復作用があります。
材料(二人分)
山芋100グラム(卵白、塩各少々) 青ジソ6枚 片栗粉少々 揚げ油適量 炒り塩適量
作り方
一、山芋は皮をむいてすりおろし、卵白と塩を加えてすりあわせる。
二、青ジソは裏面に片栗粉をまぶし一を等分に盛って巻く。
三、170度に熱した揚げ油に二を入れ、こがさないように揚げる。
四、三を盛り、炒り塩を添える。
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