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中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第85号 2003年11月24日
江戸の薬(五霊膏)、漢方薬膳料理(トマトと春雨のスープ)
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江戸時代の薬(五霊膏)
江戸売薬のはしり・五霊膏
家康が江戸城に入ってもっとも早く売り出された眼病に効く売薬として有名になったのが目薬・五霊膏です。
五霊膏は小田原で眼医者の流れを汲む薬種商の益田氏の分流が小田原から江戸に移って江戸本町四丁目に住みこの目薬をならべて売ったのが最初の売薬だという。
五霊膏は、寒水石、炉甘石、竜脳、黄連などを白蜜で練ったサシ薬(点眼薬)で諸書にもすでに紹介されています。
後代この種の目薬は赤い布で包み糸で結んであった。
この結び目のはしをつまんで少量の水にひたし、その滴たる液を目にさすもので、一般に貝殻入りだったので、貝殻が水を入れる容器になったようです。
後に各地で同名の目薬が売りだされ、大いに売れたという。
漢方薬膳料理(トマトと春雨のスープ)
春雨は小豆と同様に強い利尿効果があります。
更年期で高血圧の人は、血圧降下作用のあるトマトと一緒に春雨をとりましょう。
材料(二人分)
春雨四十グラム、トマト一個、顆粒鶏がらスープの素小さじ 二、酒、塩、こしょう各少々、セロリの葉少々
作りかた
一.春雨は熱湯につけもどし、五から六センチ長さに切る
トマトは皮をむいて乱きりにする
二.鍋に水二カップを煮立てて鶏がらスープの素を加え、酒、塩、こしょうで調味し、一、を入れる。
ひと煮立ちしたら火を止め、器に盛り、セロリの葉を飾る。
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