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「金沢の漢方薬、生薬専門店」バックナンバー
中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第82号 2003年11月3日
江戸の薬(地竜)、漢方薬膳料理(ほれんそうのベーコン炒め)
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江戸時代の薬(地竜)
ミミズは漢方では解熱効果のほか、気管支拡張、血圧降下の作用があるとして、ひきつけ、中風、風邪、リュウマチなどに古くから使われてきました。
ミミズに小便をかけると珍宝がはれるという言い伝えがあります。
昔は腐りかけた落ち葉の下などを掘ると、ミミズがでてきたものです。
ミミズには目がない、体の前方に光を感知する細胞があって、光にあたると暗がりを求めて這っていくのです。
ミミズは体内の胃腔に小さな石を貯え、飲み干した腐葉土をこの石を使って胃の中で粉末にする能力があるそうで、 土壌改良剤としての効果があるというので、一時ミミズ栽培が流行ったこともあります。
ミミズを乾燥させてエキスを取りだし、地竜エキスとして今でも熱さましとして利用されている。
漢方薬膳料理(ほれんそうのベーコン炒め)
鉄分
ホウレンソウは鉄分が豊富で貧血の改善や予防に。
油で炒めるとカロチンの吸収がよくなり、また、ビタミンCが鉄分の吸収をたすけます。
材料(二人分)
ホウレンソウ200グラム(サラダ油少々)ベーコン(スライス)2〜3枚(サラダ油少々)A(バター二十グラム 塩 こしょう少々)
作り方
一.ほうれんそうは根元を切り落とし、四センチ長さに切る。ベーコンは一センチ幅に切る。
二.フライパンにサラダ油を熱してベーコンをカリカリに炒め器に取り出す。
ベーコンから出た油はペーパタオルで拭き取る。
三.フライパンにサラダ油を熱してほうれんそうをさっと炒め、水大匙二を加えてふたをし、ほうれんそうがしんなりしたら蓋をずらして水気をきる。 二を戻し入れて混ぜ、Aで味を調える。
・ほうれんそうは炒めてから水を加えて蒸し煮にするとあくが弱まる。
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