中屋彦十郎がお届けする、金沢、生薬漢方薬についてのメールマガジン
「金沢の漢方薬、生薬専門店」バックナンバー
中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第81号 2003年10月27日
江戸の薬(しらくも)、漢方薬膳料理(夏野菜の塩もみ)
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江戸時代の薬(しらくも)
江戸時代は生活環境が衛生的であったとは言えないためいろんな、皮膚病になやまされました。
栄養や住まいの環境が劣悪な当時はそれらに敏感に反応したといえるでしょう。
冬にはひびとあかぎれ、手足の皮膚が深く裂けてみるからに痛々しい。
夏は田虫とあせも(汗疹)、行水のあとは天花紛をつけるが、すぐに汗になってしまい痛痒くなってきます。
しらくも、はたけなどという皮膚病もありました。
顔面に粉がふいたような状態になったのがはたけです。
頭部できたのがしらくもです。
境界がはっきりしている円形のかさぶたがあり、これが白い雲のように見えるからしらくもといつたのです。
これには泥鰌(どじょう)がつかわれたらしいのです。
ぬるぬるとした液体が薬だったのです。
漢方薬膳料理(夏野菜の塩もみ)
夏野菜の塩もみ
青紫蘇は消化器の働きを良くし、不眠症、神経症にもよく効きます。
ナス一個、胡瓜一本、みょうが二〜三個、青紫蘇五枚、塩小さじ一
作り方
一、ナスはへたをとって小口から薄きりにする。
二.ボールに一を入れて塩をふり、さっと手で揉む。
しんなりとしたら、水で洗い、軽く水気を手で絞る。
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