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「金沢の漢方薬、生薬専門店」バックナンバー
中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第78号 2003年10月6日
江戸の薬(家伝薬)、漢方薬膳料理(生理不順)
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江戸時代の薬(家伝薬)
文政年間(1818?)の「江戸買物独案内」によると、有名な売薬として「錦袋円(きんたいえん)」「実母散(じつぼさん)」「清婦湯(せいふとう)」「神効丸(しんこうがん)」 「五臓円(ごぞうえん)」など280種類が紹介されている。
又各地で生産されているものを含めると約1500種位だろうといわれている。
関西では売薬のことは合い薬と言われたという。
大阪では「巨勝子円」「竜虎円」「干牛丸」などが挙げられている。
この売薬のなかで、その家に代々伝わる薬として家伝薬という文字を冠するものも多く見受けられる。
「奇応丸」「安神散」「延命散」「蘇合円」などの売薬には家伝何々と名前が付けられている。
「牛黄円」「屠蘇白散」「龍脳丸」「延齢丹」なども家伝薬である。
製造元の由来や薬を製造するに至った経違などを詳しく書き記るされれているのが一般的である。
ともかく当時は薬事法もなく、それぞれが思いどうりに書いて宣伝し、それが一般に流布しあたかもそのことが真実であるようになったのも事実である。
漢方薬膳料理(生理不順)
生理不順の場合は血液の循環が悪いので、生理不順を整えれば自然と治ってきます。
食べ物としては鶏レバー、サフラン、紅花、にんじん、ごぼう、せり、しじみ、昆布、金針菜、はとむぎ、くらげ、プルーン, クコシ、桑の実などがいいのです。
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