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「金沢の漢方薬、生薬専門店」バックナンバー
中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第77号 2003年09月29日
江戸の薬(疝気(せんき)と癪(しゃく)、漢方薬膳料理(小豆)
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江戸時代の薬(疝気(せんき)と癪(しゃく))
疝気(せんき)と癪(しゃく)は疼痛をともなう胸部、腹部、下腹部の内臓疾患のほとんどをさしていたようです。
腹がたつことをシャクにさわるといいいますが、これなどもイライラが胃腸にさわることをさした言葉です。
精神的ストレスが胃腸によくないことは当時からしられていたわけです。
江戸時代では人々は「疫病」と「疝気と癪」と「食傷」と「腫病」(脚気、腎臓病など)の四つに分類していたようです。
従って、薬もこの分類にしたがって売り出されていました。
せんきの妙薬とか小児のむしおさえ、食あたり、ちのみち薬とかの引き札が多く見受けられます。
漢方薬膳料理(小豆)
むくみに
小豆は、利尿作用が非常に強く、体内の不用な水分を排出し、むくみを取る作用があります。
顔も体もほっそり見せる効果があります。
しかし、小豆の煮汁の最初をあく抜きとしてすててしまっていますが、この煮汁に薬効があるのです。
これをすてて砂糖を入れ、御餅をたべれば、ただ肥えるだけになってしまうのです。
この小豆の煮汁には美容効果だけではなく心臓、腎臓疾患の浮腫や関節リュウマチなどの病気に大きな効果があります。
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