中屋彦十郎がお届けする、金沢、生薬漢方薬についてのメールマガジン
「金沢の漢方薬、生薬専門店」バックナンバー
中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第76号 2003年09月22日
江戸の薬(本草研究)、漢方薬膳料理(子宮、卵巣)
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江戸時代の薬(本草研究)
江戸時代は士族や豪農、一部の富裕な商人を除いて大多数の庶民は貧しく民間療法に頼らざるを得なかった。
しかし、その一方で物産会・薬品会・博物会という名称で研究会を開催し、薬用の動・植・鉱物を一同に集めてその品評や本草研究をおこなっていた。
狭い同好会からはじまり、次第に一般にも公開されたので大盛況をみせ、民衆の知的好奇心を満たし、本草知識の普及にも大きな役割を果たした。
物産会は江戸中期にはじまり、幕末まで全国各地で開かれたという。
江戸ではもっぱら薬品会と称し、京阪では物産会と称したようである。
物産会はだれでも主催できたが、やはり本草に関心のある医家が主催した。
薬舗や一般商人が主催した例はあまりない。
物産の販売が目的ではなく本草・博物の情報交換の場であったという。
集会や思想の自由が制限された幕藩体制化で薬品や珍奇なモノを介して漢方や蘭方が交流しお互いが知識を共有しあったことは驚きに値することではないだろうか。
漢方薬膳料理(子宮、卵巣)
甘いものと水分を一緒のとると体内で脂肪になります。
甘い物を食べたくなるのは「気」が異常なのです。
子宮や卵巣の筋腫の原因は血の汚れではないでしょうか。
子宮や卵巣に障害のある人は足を冷やさないように、甘いものを控え、便秘しないようにきをつけます。
食事メニューの基本は野菜二に対して肉や魚を一の割合にすると理想的です。
食べ物としては鶏レバー、サフラン、紅花、にんじん、ごぼう、せり、しじみ、昆布、ハトムギ、プルーン、クコシ、桑の実がいいでしょう。
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