中屋彦十郎がお届けする、金沢、生薬漢方薬についてのメールマガジン
「金沢の漢方薬、生薬専門店」バックナンバー
中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第72号 2003年08月25日
江戸の薬(牽牛子(けんごし))、漢方薬膳料理(ゴマ)
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江戸時代の薬(牽牛子(けんごし))
江戸の八百八町に人気のあった朝顔。
朝顔の葉の生の汁は腫れたりしたときにいいという。
朝顔の種は牽牛子(けんごし)といって強力な下剤である。
体の浮腫をとるためとか、回虫を駆除するために使ってきた。
大根の絞り汁とまぜてのむと痛風に効くという。
強烈な下痢作用が尿酸を排除するのに役立つのか。
足の浮腫や小便の出もよくする。
通経剤としてもてはやされたらしい。
漢方薬膳料理(ゴマ)
「開けゴマ」で知られるゴマ。
絹ごしゴマという商品もあります。
リノール酸、パルミチン酸、ステアリン酸など不飽和脂肪酸が含有され、血中に沈着したコレステロールや中性脂肪の排出を促したり、血中脂質の割合を調節したりして動脈硬化を防ぎます。
リノール酸はストレスに対抗する副腎皮質ホルモンや男性ホルモンの分泌をよくする作用もあります。
漢方ではゴマ油を火傷の治療に使う「紫雲膏」の原料にしています。
ゴマを常食にしていますと、血管を若返らせ、細胞の老化防ぐ作用があるというのです。
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