中屋彦十郎がお届けする、金沢、生薬漢方薬についてのメールマガジン
「金沢の漢方薬、生薬専門店」バックナンバー
中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第70号 2003年08月11日
江戸の薬(皮膚病)、漢方薬膳料理(大根としらす乾しの煮物)
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江戸時代の薬(皮膚病)
江戸時代は病気の見立ては後で、薬が先にあったように感じられる。
皮膚病にも人々は悩まされた。
栄養不足や劣悪な衛生環境も原因を作っていたのではないか。
冬など水仕事でひび、あかぎれしもやけなどは当たり前だった。
カラスウリがひびにつけるといいと伝えられた。
白胡麻をすり酒でときあかぎれに塗る。
あせもは汗なまずといわれナスのへたを煎じてつけるといいという。
田虫には泥鰌(どじょう)を黒焼にして水にときつける。
青蛙で田虫の上をこする。
漆のかぶれには杉の青葉を煎じて飲む。
川蟹を叩き潰して塗るとよし。
山椒を鼻の先にぬる。
イボにはヨクイニン、木賊(トクサ)を等分に煎じて飲む。
これなどは科学的である。
桐の葉をもみてつける。
ほくろは蕪の実を毎晩ぬるといいという。
顔面にできたはたけには鶯の糞をぬるとよい。
うぐいすの糞は洗顔に使うと色白になるというこれも今でもつかわれている。
はげ頭には猫の糞を黒焼にして胡麻油に混ぜてつけるとよい。
蜂の巣。枳殻(からたち)の実。マムシ。も同様に使う。これは研究に値するのでは。
あざには大根おろしの絞り汁がいい。
腋臭には生姜の絞り汁をつけると良い。
焼き明礬もつけるといい。とある。
これは試してみる価値アリ。
漢方薬膳料理(大根としらす乾しの煮物)
おなかの調子を整える
だいこんにはビタミンCが100グラム中15mg含まれています。
デンプン分解酵素は消化酵素になります。
便秘や下痢にもいい。
しらす乾しはカタクチイワシの稚魚なのでカルシウムの補給にも最適です。
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