中屋彦十郎がお届けする、金沢、生薬漢方薬についてのメールマガジン
「金沢の漢方薬、生薬専門店」バックナンバー
中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第69号 2003年08月4日
江戸の薬(屠蘇酒)、漢方薬膳料理(アトピー性皮膚炎の方が避けたい食物)
--------------------------------------------------------------------------------
江戸時代の薬(屠蘇酒)
今でも正月に飲む屠蘇酒は白朮、桂皮、防風など六味の漢方薬が配合されている。
これを熱燗に浸して飲むのである。
一年の邪気を払うという意味で江戸期には広く庶民に普及した。
七草粥は芹、ナズナなどの緑の七草を粥にたき、正月七日に食べるのである。
仏の座を除く六種の薬草は効果が認められている。
この日は餅から米飯へ切り替える日でもあった。
端午の節句には江戸の町に菖蒲売りの声が響いたという、軒菖蒲といって菖蒲にヨモギをまぜた株を家々の軒先につるすのである。
病魔を断ち、火災を免れるという。
昔の人はこんなことを一生懸命やっていた。
菖蒲湯は尚武を期待して、菖蒲に含まれる芳香性の精油を体内に取り入れて、元気をつける意味だという。
重陽の節句に菊酒を飲むのは、菊花は煎じて飲むと発熱やめまいにきき、何よりも目に良い。
菊人形も厄病神を追い払う意味はこの時代に普遍化していた。
冬至には柚子湯にはいるのはいまではやっいるだろうか。
カボチャに小豆を混ぜて煮て食べるのも小豆に邪気を祓う効果を期待してか。
「痛い痛いの飛んで行け」というのは今でも効果はあるのではないだろうか。
アトピー性皮膚炎の方が避けたい食物
牛乳、鶏卵は毎日繰り返し食べない。
鯖、鰯、サンマ、イカは避ける。
エビ、カニ、貝類は避ける。
豆類、そば、トウモロコシはさける。
わさび、トウガラシ、カレー粉、チョコレートは避ける。
--------------------------------------------------------------------------------
(発行者)中屋彦十郎薬舗(株) 中屋彦十郎 石川県金沢市片町1丁目1−29
掲載された記事を無断で転載することは禁じます。
©2001 - 中屋彦十郎薬舗株式会社 All rights Reserved.
プライバシー保護方針 特定商取引法に基づく表記
本社・薬局/通信販売
〒920−0981 石川県金沢市片町1丁目1-29 TEL 076-231-1301/FAX 076-231-1306
工場
〒921−8117 石川県金沢市緑が丘21-9 TEL 076-245-3366
|