中屋彦十郎がお届けする、金沢、生薬漢方薬についてのメールマガジン
「金沢の漢方薬、生薬専門店」バックナンバー
中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第68号 2003年7月28日
江戸時代の薬(歯痛)、醸造酢
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江戸時代の薬(歯痛)
夜中など歯がうずくと、今でもどうにもならない。
まして江戸時代では鎮痛剤はないのだから、頬っぺたをひやして痛みをこらえるとか、梅干と明礬を黒焼にして痛む歯につけたり、葱の白根をごま油で煮たものを口に含むとかの方法があったらしい。
鯖を断って祈願すると直るといわれた神社もあったという。
治ると鯖を奉納したので「鯖稲荷」と呼ばれたという。
今から140年前まで日本の歯科事情はこんな状態だったのである。
おはぐろは女性が一人前になったしるしでもある。
鉄漿ともよばれ鉄と五倍子の粉を混ぜ合わせたもので歯を黒く染めた。
女の元服みたいな風習で縁談がまとまったり、お産のあとなどに染めた場合が多いという。
当時は歯をみがくなどという習慣はなくごぼごぼとうがいする程度だったらしい。
最近でもあると思うが、乳歯から永久歯に変わるとき、抜け落ちた歯については、上の歯は縁の下に投げ入れ、下の歯は屋根の上に放りなげて、「鬼の歯と変われ」とつぶやくといいという。
これは今でも地方によっていろいろあるのではないか。
「一生歯の抜けざる妙薬」という売薬もうりだされていた。
醸造酢
歯槽膿漏
歯槽膿漏は漢方でいう「おけつ」の状態であるといわれます。
「おけつ」は現代医学には無い概念で、歯槽膿漏があれば全身におけつの証があるともいつていいでしょう。
こんなとき天然の醸造酢がいいのです。
血中のコレステロールを低下させ、中性脂肪、過酸化脂質を取り除くのに効果があるのです。
「おけつ」の改善に天然の醸造酢がいいのです。
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