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中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第60号 2003年6月2日
江戸の薬(玉子)、漢方薬膳料理(黄連うがい)
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江戸の薬(玉子)
卵の代表は鶏卵である。
江戸時代の卵はその強精効果が大げさに信じられていた。
当時の貧弱な食生活では重要な蛋白と脂肪の補給源であった。
当時の放し飼いの鶏と今のバタリー育ちとは全く違うといわれる。
行商の卵売りもあり特に遊里あたりでは頻繁に卵売りが姿を見せたという。
女房もここ一番と言う時には亭主に卵を割って飲ましたという。
卵酒というのは酒に鶏卵と砂糖を入れ、かきまぜて煮立てたのが卵酒である。
年寄りの回春効果にも使われたと言う。
薬草類を酒に浸したり、薬草を風呂に入れる風習も江戸期に始まったと言う。
庶民にとっては卵は、身近な強精剤であったのだろう。
最近の卵は殻もやわらかく、これで大丈夫かなあという気もする。
漢方薬膳料理(黄連うがい)
口内炎や口臭があるとき、オウレン(黄連)の煎じ液でうがいするとよい、といわれています。
口内炎は口の中の粘膜がただれたり、アフタができたりするものです。
口臭は歯槽膿漏、口内炎、胃炎、歯垢などでおきます。
口内炎」や口臭には、黄連5〜8gを水300ml〜400mlで半量に煎じ、さましてから口に含み、しばらくしてうがいをします。
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