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中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第356号 2009年9月6日
江戸時代の薬(地黄丸2(じおうがん))
江戸時代の薬(地黄丸(じおうがん))
「地黄丸2(じおうがん)」
黄精や淫羊霍(いんようかく)が精力や腎虚に利用されたが、地黄(じおう)もまた補血強壮を目的に用いられた。
淫萎や腎虚の妙薬として酒に浸して地黄酒にしたり、飴で練って地黄煎(じおうせん)にして服用された。
地黄はゴマノハグサ科の多年草で根を薬用にする。
他に山薬、サンシュユ、ブクリョウ、タクシャ、極細末にして蜂蜜を加えて練る。
これは漢方でいう六味地黄丸であるが、これが腎虚を改善するのによく利用されたようである。
衰弱した腎臓が蘇る効果がある。
持続してこそ効果のでる養生薬である。
(発行者)中屋彦十郎薬舗(株) 中屋彦十郎 石川県金沢市片町1丁目1−29
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