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中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第348号 2009年6月8日
江戸時代の薬(黄連(おうれん))
江戸時代の薬(黄連(おうれん))
「黄連(おうれん)」
黄連は中国が主産地だが、日本にも自生する数少ない薬草の一つである。
日本では加賀、越前、丹波、因州黄連が有名であるが、その他の地方でも東北から鳥取県まで広く分布している。
金沢では医王山という山に自生しているし、栽培も行われている。
日本人が栽培するくらいだからかなり高値で売買されている。
キクバオウレンは日本薬局方にも記載されているが、加賀黄連として広く知られている品種である。
ヒゲネを焼いて綺麗に根を揃えないと商品にはならない。
このヒゲネを焼く作業が経験がないとできない。
髭を付けたまま持ってきても商品にはならない。
乾燥した状態で五キロ集めるのも大変だが、商売にするときは少なくとも十キログラムは必要である。
(発行者)中屋彦十郎薬舗(株) 中屋彦十郎 石川県金沢市片町1丁目1−29
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