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中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第347号 2009年5月16日
江戸時代の薬(イモリの黒焼き)
江戸時代の薬(イモリの黒焼き)
「イモリの黒焼き」
イモリの黒焼きは精力剤として江戸時代から知られていた。
飲んだり、塗ったりするのではなく振りかけて相手の気持を自分に向けさせることができると信じられた。
イモリは沢や渓谷にすみ背中が黒く腹が赤いトカゲに似ている。
イモリは雌雄別々に竹節を隔てておいて置くと三日も経たないうちに節を食い破り交接してしまうといわれている。
一度実験してみたいものだ。
生薬で蛤介(ごうかい)というのがある。
これは中国、ベトナム、タイなどに産するオオヤモリの内蔵を取り除き広げて乾燥したものである。
一般的には雄と雌の二匹を腹側で合わせて一対にして売られている。
これも薬酒にて飲めばたちどころに効いてくるという話である。
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