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中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第346号 2009年5月10日
江戸時代の薬(地黄)
江戸時代の薬(地黄)
「地黄(じおう)」
地黄の現植物はアカヤジオウかカイケイジオウであり、シロヤジオウは劣品である。
いまでも奈良、長野県では栽培されている。
中国では河南、河北、セッコウ省で産する。これらの植物の肥大した根を薬用とする。
肥大した根は大きなものでは直径六センチ、長さで十数センチのものもある。
江戸時代、かなりの荒地でも栽培できるので加賀藩でも栽培を奨励した地域があり、「地黄煎アメ」は練り薬の滋養強壮剤として広く売られていた。
生地黄は体を冷やす薬、熟地黄は体を温める薬として区別して使われていた。
熟地黄の甘味は少量のブドウ糖や果糖、それにマンニトールである。
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