中屋彦十郎がお届けする、金沢、生薬漢方薬についてのメールマガジン
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中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第343号 2009年4月17日
江戸時代の薬(続香具師)
江戸時代の薬(続香具師)
この路傍で薬を売る形態は何と驚くなかれ昭和三十年代まで続いた。
昭和三十五年に制定された薬事法においてようやく医薬品は店舗を根拠とした販売に限定され香具師による販売は禁止された。
それは買った薬で何かあって苦情を言おうにも彼らはもうそこにはいない。
薬の販売者としての責任が不明確であるというのが根拠である。
もっともなことではある。
薬を商う形態は江戸時代は
諸薬居付売捌所(諸国の売薬販売店)
諸国妙薬取次所
入歯師口中療治
居合抜愛敬薬売
独楽回し
辻医師膏薬売り
薬歯磨紅白粉
日限売薬療治師
薬飴薬菓子
縁日出商人
往来呼売
などがあった。
この内容から推察するといろんな販売形態があって、これがいまでも受け継がれているようで驚きを禁じえない。
(発行者)中屋彦十郎薬舗(株) 中屋彦十郎 石川県金沢市片町1丁目1−29
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