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中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第339号 2009年3月21日
江戸時代の薬(ウユルス)
江戸時代の薬(ウユルス)
「ウユルス」
ウユルスはカナ文字売薬のはしりである。
江戸も半ばを過ぎるころになると蘭方も盛んになってくる。
漢方においても臨床効果が重要視されるにつれ蘭学が注目を集めるようになった。
漢方でどれだけ理屈にかなっていても飲んで病気が治らなければダメだという考えである。
山脇東洋は日本人で初めて人体解剖に立ち会ったことで知られているが、医学が蘭学へと大きく舵を取るようになるにつれ売薬もカナ文字のものが現れた。
ウルユスである。
「江戸買物独案内」という書物にも載っている。
胸やけ、胃痛に効く薬として紹介されている。
江戸時代にカナ文字使いの商品が現れたことは驚きである。
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