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中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第332号 2009年1月29日
江戸時代の薬(与勘平膏薬(よかんべいこうやく))
江戸時代の薬(与勘平膏薬(よかんべいこうやく))
江戸の末期に流行した膏薬である。 いわゆる行商売りの売薬であつた。
呼声をあげて街中を走って歩き膏薬を売る。
「旦那のねった膏薬だあ、おいらもちっくり手伝ったあ」という文言である。
中間姿の男が、江戸の市中を大声を張り上げて走ってゆく。
腰には脇差、肩には「はさみ箱」をかつぎ、その箱の棒の先には、うすい膏薬袋をひとつ挟んでいる。
与勘平膏薬売りである。
木綿の半天に股引き、腰には真鍮太刀拵えの長脇差だったという。
「越後の毒消し丸」の少女達を彷彿とさせるいでたちである。
そのパフォーマンスが評判を呼び大いに薬も売れたらしい。
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