中屋彦十郎がお届けする、金沢、生薬漢方薬についてのメールマガジン
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中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第328号 2008年12月23日
江戸時代の薬(旦那のねった軟膏)
江戸時代の薬(旦那のねった軟膏)
文政年間のころになると珍品、骨董を持ち合う集いや書画を持ち合う書画会、自然界の珍しいものを持ち寄る薬品会などを同好者が開いていた。
文人、医者、薬園の管理者、薬種屋などが集まってきた。
「薬物会」「東都薬品会」などであるが出品されたものはウニコール(一角)、人角、オランウータンなどなどであった。
「旦那のねった膏薬だあ、おいらもちっくり手伝った」
と大声を上げて走り去ってゆくこの膏薬売りは江戸の名物になってゆく。
その男は中間すがたの男で、腰には脇差、肩にははさみ箱をかつぎ、その箱の棒の先にうすい膏薬袋を一つ挟んでいた。
(発行者)中屋彦十郎薬舗(株) 中屋彦十郎 石川県金沢市片町1丁目1−29
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