中屋彦十郎がお届けする、金沢、生薬漢方薬についてのメールマガジン
「金沢の漢方薬、生薬専門店」バックナンバー
中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第327号 2008年12月18日
江戸時代の薬(古方派と後世派)
江戸時代の薬(古方派と後世派)
江戸も半ば過ぎた頃になると長崎の出島を通じて蘭方が入ってきた。
これを学ぶ人達と従来の漢方を受継ぐ人達の間ではせめぎあいが続いていた。
漢方の内部でも古方派と後世派が自説を主張して譲らなかった。
古方派は臨床を第一に考え効き目をもとに医学を確立しようとした。
一方後世派は陰陽五行説をもとに病理観を考えようとしたが、占いにも通じる暗闇の世界に入っていくようで自然科学とは離れていくようであった。
薬石効無くで知られる石や鉱物を処方に配剤しこれを服用することによって人体の永遠不滅を考えた。
医者には国家免許がなかった時代ではあったが、人々の見る目は厳しかったから結構いいかげんな医者は排除されていたようである。
(発行者)中屋彦十郎薬舗(株) 中屋彦十郎 石川県金沢市片町1丁目1−29
掲載された記事を無断で転載することは禁じます。
©2001 - 中屋彦十郎薬舗株式会社 All rights Reserved.
プライバシー保護方針 特定商取引法に基づく表記
本社・薬局/通信販売
〒920−0981 石川県金沢市片町1丁目1-29 TEL 076-231-1301/FAX 076-231-1306
工場
〒921−8117 石川県金沢市緑が丘21-9 TEL 076-245-3366
|