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中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第326号 2008年12月9日
江戸時代の薬(式亭三馬その弐)
江戸時代の薬(式亭三馬その弐)
江戸時代の戯作者・式亭三馬はもともとは本屋の店員をしていたらしい。
本に囲まれて生活していたから、医薬についての関心も売薬にも強い興味を持っていた。
同業の山東京伝が売薬製造のかたわら戯作者としても成功を収め莫大な富を築いているのを見るにつけ、自分も売薬製造を始めたいと考えるようになった。
「新増朱子読書丸」「状元丸」「聡明状元丸」「聡明散」などを売り出したが、これらの薬は余りうれなかったようだ。
ところがその後売り出した「江戸の水」が大当たりし爆発的に売れ行きを伸ばした。
江戸の水は鉄漿(おはぐろ)がはげない薬だった。
内容成分が何だったのか明らかにはされていない。
しかし、式亭三馬はこれで大成功を収めた。
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