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中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第323号 2008年11月19日
江戸時代の薬(江戸の水)
江戸時代の薬(江戸の水)
新増家伝預薬集には江戸期(文化文政頃)に売られていた家伝薬が多く収載されている。
「竜之香」「朱雀丹」「武候丸」「勢虎湯」「状元丸」「聡明状元丸」「聡明散」など多くの売薬処方が収載されているが、薬種屋はそれらをみて製造方法や処方をまねて製薬することが多かったらしい。
薬種屋は薬種を商って細々と生計をたてていたがこれだけでは生活するのが精一杯でなかなか大きな儲けにはならなかった。
そこで各種の文献というか、製薬書を読み漁るうちにこれと思うものを見つけ出し売り出して一発当たることもあつたようである。
それが有名な「江戸の水」である。
ネーミングもいいし使い心地もよく多くの江戸娘や内儀に使われた。
爆発的なヒットとなった。
成分はヘチマ水だったらしい。
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