中屋彦十郎がお届けする、金沢、生薬漢方薬についてのメールマガジン
「金沢の漢方薬、生薬専門店」バックナンバー
中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第318号 2008年10月15日
薬用茶の利用の仕方(アズキの薬用茶)、薬草の使い方(干しアンズ)
薬用茶の利用の仕方(アズキの薬用茶)
「アズキの薬用茶」
アズキは赤小豆といい江戸時代の元禄頃から利用されてきた。
脚気の妙薬としてビタミンBワンが発見されていない時代は砂糖を加えないで煮炊きして汁ごと食用とした。
利尿作用を促進し、浮腫をとるので腎炎、ネフローゼの症状にも応用された。
便秘、痔、酒酔い、吐き気など幅広く使用されてきた。
便秘にはゲンノショウコを混ぜてもいい。
冬至でなくてもアズキは煮炊きしてカボチャを混ぜて食べると健康にいい。
薬草の使い方(干しアンズ)
「干しアンズ」
アンズは落葉の高木で日本各地で栽培されている。
種仁は杏仁として薬用にされる。
このアンズは疲れたとき、干しアンズ一個を食べると即効的に疲れを回復し不測の事態が起こったときにも対応できるというのです。
特に山登りには必需品だそうである。 生のアンズは三十三キロカロリー程度だが干すと何と二百四十六キロカロリーにまでなるらしい。
生のものより約八倍のエネルギー量になるのでこれを携帯すれば安心であるという。
十個位は持っていく必要がありそうだ。
ぜひ山登りをする人は考えてもらいたい。
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