中屋彦十郎がお届けする、金沢、生薬漢方薬についてのメールマガジン
「金沢の漢方薬、生薬専門店」バックナンバー
中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第317号 2008年10月8日
薬湯の利用の仕方(イチジクの葉湯)、薬用茶の利用の仕方(アカメガシワ茶)
薬湯の利用の仕方(イチジクの葉湯)
「イチジクの葉湯」
イチジクは果実が一ケ月で熟するという意味である。
生薬名は無花果といい果実は便秘症や消化不良に効く。
茎葉を折ると白い乳液がでるがこの乳液を一日数回塗ればイボ取りに効く。
葉は陰干ししてから天日乾燥して十分に乾かす。
一掴みを取り布袋に入れそれを鍋に入れ十分ほど煮出す。
これを浴槽に入れ腰湯を使う。
痔疾、神経痛に効果がある。また汚れた血液を浄化し、体外に排出する働きもある。
薬用茶の利用の仕方(アカメガシワ茶)
「アカメガシワの薬用茶」
アカメガシワの由来は葉が柏の葉に似て大きく、芽が赤く新芽が伸びてゆくので赤芽柏といわれる。
本州、四国、九州の丘陵地帯に産するが輸入もされる。
生の葉を陰干ししてから天日乾燥する。 使用するときは細かく刻む。 樹皮は一日五〜十グラムを目途に使う。
急須に入れ熱湯を注ぐ。お茶として飲むといい。
本格的にやろうと思えば煎じて飲むといい。
胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃酸過多症に効果的である。
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