中屋彦十郎がお届けする、金沢、生薬漢方薬についてのメールマガジン
「金沢の漢方薬、生薬専門店」バックナンバー
中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第315号 2008年9月23日
薬茶の楽しみ方(ヤブカンゾウ茶)、薬草の使い方(防風の佃煮)
薬茶の楽しみ方(ヤブカンゾウ茶)
「ヤブカンゾウ茶」
夏に黄赤色のユリに似た花をつけるヤブカンゾウは生薬名を忘憂といい、ワスレナグサの別名でも知られる。
根と葉を切り分けて水洗いする。天日で乾燥するまで干す。
根のほうが薬用にはいいが葉も併せて煎じても良い。
十五グラム程度を水六百ミリで半量になるまで煎じつめる。
疲れたときやなかなか寝つかれない不眠の症状には大変効果的である。
薬草の使い方(防風の佃煮)
「防風のツクダ煮」
防風は海岸の砂地に生育しているハマボウフウの新芽や蕾を利用する。
葉には特有の香りと苦味があり食欲増進作用があるのでこれも使う。
根は地中深くまである。葉は刺身のツマにも用いられる。
採集したら水洗いし、食べやすい大きさに刻む。
調味料は酒と醤油を同量、材料がかぶる程度に加える。
汁がなくなるまで煮つめ砂糖は好みに応じて適量を加える。
発汗、解熱の効果もある。
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