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中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第322号 2008年9月1日
薬湯の楽しみ方(干葉湯(ひばとう))、江戸時代の薬
薬湯の楽しみ方(干葉湯(ひばとう))
「干葉湯(ひばとう)」
大根の葉は捨てないで、浴用料として利用するといい。
大根の葉は根元から切り取り、根元を上にして陰干しする。
十分に乾燥したところで輪きりにする。
これを木綿の袋に二〜三掴みほど入れる。
そのまま浴槽へ入れる。
身体を温める作用があるので冷え性の女性には最適で
ある。
江戸時代の薬
江戸時代では商人は暖簾や看板を守り、金儲けをすることが
重要であるとされた。現代でもそれは変らない。
「町人は利を捨て名を専らとするときは身代をつぶすもの
なり」といわれた。 従って議論のための議論や理屈をこね
まわすことは一番嫌われた。
金銀や金儲けが卑しいとされた時代である。 しかし、時代が
経つにつれ商人の経済的実力はますます強大になってきた。
その金銭によって天下が動く時代になりつつあった。
商人のなかには苗字、帯刀をお上に願いでて許可される
ものもでてきた。 もちろん、相当の冥加金は必要だった
のはいうまでもない。 幕府や藩もそれをよく知り尽くして
いて「苗字、帯刀」と引き換えに商人から莫大な金銀を
巻き上げた。
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