中屋彦十郎がお届けする、金沢、生薬漢方薬についてのメールマガジン
「金沢の漢方薬、生薬専門店」バックナンバー
中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第303号 2008年4月18日
薬湯の利用の仕方(バラ湯)、薬用茶の作り方(柿のへた茶)
薬湯の利用の仕方(バラ湯)
「バラ湯」
バラはバラ科のバラの総称で自生種から栽培種まで多くの品種がある。
日本ではノバラの代表ノイバラを栄実と呼びはれもの、下痢、利尿などに用いる。
野バラの蕾は化粧水としても利用される。
バラの蕾を用いた薬湯は、皮膚の炎症を抑えるとともに皮膚細胞の賦活を助け、若々しい肌を保つ作用があるといわれる。
バラ湯を作るには、四〜五月に花の蕾を集め、陰干しして乾燥させる。
一回分として一掴みを布袋に入れ、ぬるめの湯に十五分ほど浸し、そのひたした汁と袋を風呂に入れよくかき混ぜて入浴する。
クレオパトラの気分を味わえるかも。
薬用茶の作り方(柿のへた茶)
「柿のへた茶」
柿を食べたときにへたを捨てずに日に干して乾燥し、保存しておく。
柿はどの種類でも良い。
へたを十〜十五個ほど土瓶に入れ水を五百ミリリットルほど入れ三百ミリまでとろとろと煎じる。
子供の夜尿症に二百ミリリットルほどを一日数回に分けて飲むといい。
夜尿症のほかにしゃっくりにも良い。
ウリソール酸、ベツリン酸、タンニンが含まれている。
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