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「金沢の漢方薬、生薬専門店」バックナンバー
中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第295号 2008年2月19日
薬茶の楽しみ方「昼顔茶」、薬湯の楽しみ方「オレガノ湯」
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薬湯の楽しみ方「オレガノ湯」
「オレガノ湯」
オレガノは三十〜六十センチの草丈になるヨーロッパ原産の
シソ科の多年草で和名でハナハッカ(花薄荷)と呼ばれる。
7月〜8月頃枝先に白から淡紅色の小さな花をたくさんつける。
葉にはコショウに似た強い香りがあって、ピザやパスタの
香辛料に用いるほかハーブ・テイーにも利用される。
強壮、鎮痛、殺菌の働きがあり、神経痛、筋肉痛、頭痛などの
ほかせきやのどの痛みにも効果がある。
皮膚から吸収される薬湯では、ストレス解消、安眠、疲労回復
にも効果がある。
夏に花をつけた地上部を切り取り、風通しのいい日陰に吊るして
乾燥させ細断する。
一回分として二〜三つかみを袋につめ、湯にひたして十五分
ほど蒸らし、その汁と袋を風呂に入れよくかき混ぜて入浴する。
薬湯の楽しみ方「昼顔茶」
「昼顔茶」
畑や路傍など日のあたるところに自生するつる性多年草である。
這うように伸び他のものに左巻きにまきついて大繁殖する。
ロート状の花を昼頃つけ夕方にしぼむ。
果実は結ばないで根茎で増える。これは朝顔と違う。
7〜8月ころの花期の全草をとって、陰乾しする。
フライパンの上にホイルを敷き、二つかみをその上に乗せ
香りがするまで炒る。
急須に適量を入れ熱湯を注いでお茶とする。
利尿、糖尿病予防に利用されたらいい。
(発行者)中屋彦十郎薬舗(株) 中屋彦十郎 石川県金沢市片町1丁目1−29
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