中屋彦十郎がお届けする、金沢、生薬漢方薬についてのメールマガジン
「金沢の漢方薬、生薬専門店」バックナンバー
中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第294号 2008年2月11日
薬茶の楽しみ方「ハコベ茶」、薬湯の楽しみ方「みょうが湯」
--------------------------------------------------------------------------------
薬湯の楽しみ方「みょうが湯」
「みょうが湯」
茗荷(ミョウガ)は熱帯アジア原産のショウガ科の多年草
で日本には古い時代に渡来し、薬菜として広く栽培されて
いるほか野生化もしている。
その若芽には特有のさわやかな芳香がある。
この若芽と花穂は汁や酢の物、薬味として食用にするほか
根茎にはアルファーピネンをはじめとする精油成分が含ま
れている。 しもやけや凍傷のかゆみ止め、リュウマチ、
神経痛に用いる。 ミョウガの薬湯には血行促進のほか、精神
安静の働きもあるので、ストレスの解消、疲労回復、安眠
にも有効である。
秋に先端部の葉と茎を採り、天日で乾燥して細断しておく。
一回分として二〜三つかみを布袋に入れ、湯をかけて十五分
分ほどむらし、その汁と袋を風呂にいれる。
若芽を十個程度を刻んで袋に入れ、直接、風呂に入れても良い。
薬湯の楽しみ方「ハコベ茶」
「ハコベ茶」
日本全土、世界各地に広く分布しているナデシコ科の越年草。
コハコベの全草を用いる。 ほかにミドリハコベも用いる。
春の七草の一つで若い茎や葉は食用とされる。
またヒヨコグサの別名もあって小鳥の餌としてもよく知られて
いる。 青汁には葉緑素、カルシウム、酵素などが含まれる。
日本の民間では動悸や息切れの妙薬とか催乳薬、胃腸薬として
用いられている。 これを一掴みから二掴みをフライパンにアルミ
ホイルを敷いた上にのせ香りがするまで焙る。
これを五〜十グラム急須に入れ熱湯を注ぐ。
(発行者)中屋彦十郎薬舗(株) 中屋彦十郎 石川県金沢市片町1丁目1−29
掲載された記事を無断で転載することは禁じます。
©2001 - 中屋彦十郎薬舗株式会社 All rights Reserved.
プライバシー保護方針 特定商取引法に基づく表記
本社・薬局/通信販売
〒920−0981 石川県金沢市片町1丁目1-29 TEL 076-231-1301/FAX 076-231-1306
工場
〒921−8117 石川県金沢市緑が丘21-9 TEL 076-245-3366
|