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中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第292号 2008年1月25日
薬茶の楽しみ方「ナギナタコウジュのお茶」、薬湯の楽しみ方「ひのき湯」
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薬茶の楽しみ方「ナギナタコウジュのお茶」
「ナギナタコウジュのお茶」
山野に生える一年草である。 茎は四角で四稜があり、枝
別れして高さ、三十〜六十センチ、短毛を密生する。
葉は長く対生し、広卵形で先は鋭く尖っている。
花は九〜十月頃咲くので、全草をこの頃に採取し、
陰干しし乾燥させる。 風邪の発汗、解熱、利尿に応用
する。
お茶の作り方はHPのトップページ右欄に記載してあるので
参考にして、その要領で作れば良い。
薬湯の楽しみ方「ひのき湯」
「ひのき湯」
ヒノキは高さ四十メートルになるヒノキ科の常緑針葉高木
で福島県以西の本州、四国、九州に分布するほか、各地で
広く植林が行われている。 外見上は同じ仲間のサワラなどと
よく似ているがヒノキの葉の裏にはY字型の気孔線がある。
サワラやコウヤマキとともに風呂材として使われ、その
風呂に入るとさわやかな木の香りが漂い、薬湯に入るのと
同じ効果が得られる。
ヒノキにはヒノキチオールなどの精油成分が含まれており
この風呂に入浴すると、精神安静、保温などの作用によって
ストレス解消、不眠、ノイローゼ、疲労回復に効果がある
ほか神経痛やリュウマチにも効果があるという。
ヒノキ湯を作るには一回分として二十センチの長さの
枝先を五〜六本とり細断して鍋に入れ水から火にかけて
この煮汁を漉しとって風呂に入れる。
同じヒノキ科のサワラ、コノテガシワ、アスナロ、クロベ
なども利用できる。
(発行者)中屋彦十郎薬舗(株) 中屋彦十郎 石川県金沢市片町1丁目1−29
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