中屋彦十郎がお届けする、金沢、生薬漢方薬についてのメールマガジン
「金沢の漢方薬、生薬専門店」バックナンバー
中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第280号 2007年10月9日
薬湯の利用の仕方「はっか湯」、薬茶の楽しみ方「アカメガシワ茶」
--------------------------------------------------------------------------------
薬湯の利用の仕方「はっか湯」
「はっか湯」
ハッカ(薄荷)は草丈二十〜五十センチになるシソ科ハッカ属
の多年草で、全国に分布する。
このハッカの種類は多く、ミドリハッカ、イネハッカ、チリメン
ハッカなどをはじめとして、変種まで含めると六百種近くあると
いわれている。 ハッカ類は葉や茎をちぎると特有のさわやかな
香りがでるが、これは精油成分のメントールのせいである。
その他イソメントン、メントン、ピネン、リモネンなどの精油
成分もあるため、鎮痛、解熱、発汗、清涼などの働きがある。
それで、ハッカの薬湯に入浴すると、せき、のどの痛み、炎症、
冷え性、精神安静、疲労回復の効果もある。
八〜九月頃、花をつけた地上部全草を摘んで天日で乾燥させ、
細断し保存し用いる。 一〜二つかみを袋につめて熱湯をかけ
その汁と袋を湯船へ入れる。
薬茶の楽しみ方「アカメガシワ茶」
「アカメガシワ茶」
新芽が赤く葉が柏に似ているところからこの名がある。
赤い毛に包まれた新芽が雑木林に拡がってゆく。
樹皮はタンニン質で苦味があり、煎じた汁は胃潰瘍に効く
ので、採取したら生のうちに刻み天日乾燥するか、または
そのまま干した後に刻んで使う。 胆石症にもいいのでこの
お茶は作って飲んでみたらいかがだろうか。
お茶に使う一回の使用量は約五グラムである。後はHPの
トップページにあるお茶の作り方に従って作ればいい。
(発行者)中屋彦十郎薬舗(株) 中屋彦十郎 石川県金沢市片町1丁目1−29
掲載された記事を無断で転載することは禁じます。
©2001 - 中屋彦十郎薬舗株式会社 All rights Reserved.
プライバシー保護方針 特定商取引法に基づく表記
本社・薬局/通信販売
〒920−0981 石川県金沢市片町1丁目1-29 TEL 076-231-1301/FAX 076-231-1306
工場
〒921−8117 石川県金沢市緑が丘21-9 TEL 076-245-3366
|