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「金沢の漢方薬、生薬専門店」バックナンバー
中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第274号 2007年8月27日
薬用茶の利用の仕方「緑茶」、江戸時代の薬「ダイコン」
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薬用茶の利用の仕方「緑茶」
「緑茶」
この緑茶にはタンニン成分が含まれるが、これがガンにいいという 報告がある。
ガンを包み込み増殖を押さえ込むという。
緑茶成分 のタンニン(ポリフェノール)がその有効成分の要因らしい。
緑茶成分のカテキンがピロリ菌に対し効果があるという話もある。
ピロリ菌は胃潰瘍、胃癌の原因物質であることは広く知られて いる。
そのピロリ菌をカテキンの連続服用により死滅させ、除菌 に効果があるというのだ。
緑茶を手軽に手に入るのでせいぜい飲んで健康に役立てよう。
江戸時代の薬「ダイコン」
「ダイコン」 ダイコンはアブラナ科の越年生草本でる。
葉は深い切り込みが あり羽状に分裂している。
長大な白い多肉根が特徴である。
成分としては多量のジアスターゼ、ヒドラドペクチン、アルギニン、 ビタミンCなどを含んでいる。
辛味成分は硫化アリルである。
漢方では胆汁の分泌を促したり、痰きりなどの目的で処方に 配合されてきた。
江戸時代からダイコンの下ろし汁は消化剤と して利用された。
下ろし汁20〜40ミリを食後すぐにのむと効果的であり、 食が進まないときは食前に飲めば良い。
二日酔いのときには大根の下ろし汁を飲むとか、打ち身や捻挫 にはダイコンおろしで冷湿布した。
はれがひいたら生姜下ろし 汁を加えて温湿布として使用した。
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