中屋彦十郎がお届けする、金沢、生薬漢方薬についてのメールマガジン
「金沢の漢方薬、生薬専門店」バックナンバー
中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第273号 2007年8月20日
薬用茶の利用の仕方「コンブ茶」、江戸時代の薬「スッポン」
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薬用茶の利用の仕方「コンブ茶」
「コンブ茶」
コンブを手軽にいただく方法はコンブの戻し汁の飲用である。
水出しのコンブ茶ということになる。
汚れをとった一片の コンブを一晩水に漬けておきその成分が溶け出した水を飲む という方法である。
とろりとした液は動脈硬化にいいと 言われている。
その成分にはアルギン酸、ラミニン、フコイ ダン、フコステロール、EPA,ヨウ素、カルシウム、 マグネシウム、鉄、亜鉛など豊富な栄養素が確認されている。
コンブは加熱すると変性するので、もっとも好まれるのは 根コンブ水である。
市販の乾燥根コンブ約十グラムを用意 する。
タワシで洗い、水に二十分ほど漬け余分な塩分を落とす。
その後で水二百ミリを注ぎ一晩冷蔵庫に保管する。
トロリとした根コンブ水の出来上がりである。
江戸時代の薬「スッポン」
「スッポン」
すっぽんは江戸時代には貪食で共食いだから、中国では忘八と 呼ばれ日本でも下魚扱いされ、余り食されてはいない。
スッポンを食べると精力がつくといわれ栄養価があることは 間違いない。
スッポンの油、スッポン血胆末、スッポン肝臓末 など食べる部位によってもいろいろである。
究極は生血を酒に注いで飲む方法だろう。
これを飲むと、精力がついて女性にしがみ付きたくなり、離さ ないでいつまでもしがみついているという話である。
成分は蛋白質が主成分である
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