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中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第271号 2007年8月6日
薬用茶の利用の仕方「シジウム茶」、江戸時代の薬「スイバ(酸模根)」
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薬用茶の利用の仕方「シジウム茶」
「シジウム茶」
シジウムは南米ペルーやブラジルに自生する巨木である。
極めて繁殖力の強い木でその葉は古代から胃腸薬、傷薬、火傷薬として利用されてきた。
シジウムの成分がアレルギー原因物質であるヒスタミンやロイコトリエンなどのかゆみや炎症を起こす成分を抑制するというので注目された。
アトピーや花粉症の方は 補助的に試してみられてはいかがだろうか。
葉をテイー パックにしたものが市販されている。
江戸時代の薬「スイバ(酸模根)」
「スイバ(酸模根)」
スイバはタデ科の多年生草本である。
北半球に広く分布し 、野原や水田の畦道に自生している。
茎は直立して五十から 八十センチになる。
薬にするのは根茎である。
地下の根茎 を掘り取り、水洗いして五ミリの厚さに輪切りにする。
アントラキノン誘導体、エモジン、タンニンが含まれる。
収斂、利尿、緩下作用があり、便秘、むくみなどの使われて きた。
生の根茎をすりおろして、水虫、田虫などの寄生虫 皮膚病に外用として使用された。
近年になってスイバの根 に抗がん物質といわれたこともあったがあれはどうしたの だろうか。
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