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中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第262号 2007年5月21日
薬湯の利用の仕方「入浴剤に適した薬用成分」、薬用茶の作り方「イチョウ茶」
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薬湯の利用の仕方「入浴剤に適した薬用成分」
「入浴剤に適した薬用成分」
精油成分は皮膚を刺激して血行を促進させ、発汗作用や解熱作用をもたらす。
ユズ(リモネン)、セキショウ(アザロン、スキテルペン)、アカマツ(ピネン、リモネンなど)、クロモジ(リナロール)、ゲラニオール)、ホウノキ(マキロール)、
ヨモギ(シネオール)、ミョウガ(αーピネン)などは精油成分が含まれている。
精油は一般的には芳香があり、この芳香のある薬草、薬木は薬湯として利用される。
精油以外では先ず、タンニンが上げられる。
桃の葉、クヌギ、ウラジロカシ、シイ類、カキノキ、ヤマモモ、タブ、アカメガシワ、センダン、ゲンノショウコ、ワレモコウなどはタンニン成分を含むから切り傷、擦り傷、あせも、にきび
などには効果的である。
薬用茶の作り方「イチョウ茶」
「イチョウ茶」
イチョウ茶を作るには八月、九月の緑の濃い季節に採取する。
天日で十分乾燥させ、細かく細断して容器で保存する。
一日分大さじ一杯分ほどのイチョウ茶をコップ一杯半分ほどの水を入れて土瓶で五〜六分ほど煮出す。
やや褐色のくせのないお茶になる。
レモンを浮かべてもいいのでは。
イチョウ葉はボケ防止に効果的で、高血圧、動脈硬化、糖尿の方は番茶代わりに作って飲んでみられてはいかがだろうか。
できあがったら茶漉しに入れ熱湯を注ぎ飲めばいい。
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