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中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第261号 2007年5月14日
薬湯の利用の仕方「身近な薬湯材料」、薬用茶の作り方「イカリソウ茶」
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薬湯の利用の仕方「身近な薬湯材料」
「身近な薬湯材料」
身近な薬湯の材料としては、薬草類やハーブ、食品などいろいろ考えられる。
ハーブとしてはカモミール、ミント、タイムがあり、薬草としてはマツ、桃の葉、枇杷葉、ニンニク食品類としては小麦のふすま、米ぬか、キノコ、大根、みかん、しょうが、唐芥子、パセリ、かじめ、塩などがあるし、その他
日本酒や牛乳、明礬や木炭も利用される。
これらの薬湯の材料としての要件とは「通常の白湯では味わえない、それを使うことによってそれ以上の効果の期待できるもの」
ということができそうである。
その種類は約二百種類はあるようだ。
薬用茶の作り方「イカリソウ茶」
「イカリソウ茶」
メギ科の多年草で北海道から九州まで自生する。
生薬名を淫羊かくと称し精力増強剤として広く知られている。
俳人小林一茶も結婚してからは欠かさずイカリソウ茶を愛用していたようである。
強壮、強精の効果があり、男性が飲めば精液分泌促進作用があるばかりでなく、早漏にも効果があるといわれる。
女性には子宮の発育不全や卵巣の発育不全にもよく、八年も子供ができなかったのに待望の赤ちゃんに 恵まれたという話もある。
一回の使用量は乾燥した葉で十グラム程度がよろしい。
フライパンにアルミホイルを敷きその上にイカリソウをのせ、菜ばしで混ぜながら焦げないように、攪拌する。
できあがったら茶漉しに入れ熱湯を注ぎ飲めばいい。
(発行者)中屋彦十郎薬舗(株) 中屋彦十郎 石川県金沢市片町1丁目1−29
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