中屋彦十郎がお届けする、金沢、生薬漢方薬についてのメールマガジン
「金沢の漢方薬、生薬専門店」バックナンバー
中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第260号 2007年5月7日
薬湯の利用の仕方「お風呂の中の水圧効果」、薬用茶の作り方「アロエ茶」
--------------------------------------------------------------------------------
薬湯の利用の仕方「お風呂の中の水圧効果」
「お風呂の中の水圧効果」
風呂のなかで水圧を受けると、腹部は縮められ、横隔膜は上へ押し上げられ、肺を圧迫する。
肺が圧迫されれば、肺に取り入れられる空気の量も減少され、これをカバーするために呼吸数は増大する。
また、水圧はつかっている部分全体にかかってくるので、当然のことながら血管も圧迫を受けることになり血行が促進される。
つまり、風呂のなかで水圧をうけることによって全身にマッサージを受けたのと同じような作用が働き、血管や心臓、呼吸器などの活動が活発化する。
こうした水圧によってもたらされる入浴上の健康効果が水圧効果といえよう。
逆に、心臓や呼吸器に疾患のある方には反作用となる。
薬用茶の作り方「アロエ茶」
「アロエ茶」
アロエはユリ科の多年草で、アラビア語で苦いという意味である。
アロエは医者いらずとも昔から呼称されており、いくつもの品種があるが最も一般的なのはキダチアロエである。
アロエは植物性下剤で常習性便秘に効くことは広く知られている。
アロエの有効成分はアロエチン、アロミチン、アロエウルシンである。
アロエチンには抗細菌性、防カビ作用があり、アロミチンには抗腫瘍作用、アロエウルシンには抗潰瘍作用が確認されている。
アロエ茶を作るには先ずよく洗ったアロエの生葉を二センチ幅に刻む。
アロエの生葉二十グラムくらいと六百ミリリットルの水を入れる。
二十〜三十分ほど、水の量が半分位にまで煎じ詰める。
ガーゼで漉せば出来上がりである。
(発行者)中屋彦十郎薬舗(株) 中屋彦十郎 石川県金沢市片町1丁目1−29
掲載された記事を無断で転載することは禁じます。
©2001 - 中屋彦十郎薬舗株式会社 All rights Reserved.
プライバシー保護方針 特定商取引法に基づく表記
本社・薬局/通信販売
〒920−0981 石川県金沢市片町1丁目1-29 TEL 076-231-1301/FAX 076-231-1306
工場
〒921−8117 石川県金沢市緑が丘21-9 TEL 076-245-3366
|