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中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第259号 2007年4月30日
薬湯の利用の仕方「温熱効果」、薬用茶の作り方「あまちゃずる茶」
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薬湯の利用の仕方「温熱効果」
「疲労回復・安眠に温熱効果」
温かいお湯や蒸気に体を浸すと、体全体が温まることは誰もが実感していることである。
それは皮膚の血液が温められると同時に血管が拡張し、血流循環によって身体全体に熱を運ぶことになる。
血管が拡張して血流量が増えれば、酸素や栄養分の運搬も活発になって、新陳代謝も活発になるし、老廃物も速やかに体外に排出されることとなる。
肉体的な疲労の原因は体内に老廃物が蓄積されることによる。
新陳代謝が促進されて、蓄積した老廃物が排出されれば、当然の結果として疲労も回復し、身体の節々の痛みも改善されることになる。
神経痛やリュウマチ、腰痛や肩こりなどが緩和されるのはこうした理由によろところが大きい。
薬用茶の作り方「あまちゃずる茶」
「あまちゃずる茶」
ウリ科多年草のつる草で、北海道から九州までの各地の山野に自生する。
八月から九月にかけて黄緑色の花をつける。
その後の研究でアマチャズルには七十種類からの有効成分であるサポニンが含まれていることが発見された。
サポニンとは植物に含まれる配糖体で水や油に溶けて泡立つのが特徴である。
ジンセノサイドというサポニンは高麗人参に含まれているものと同じ成分なのだ。
従って、アマチャズルが高麗人参の代用になるのではないかというので脚光を浴びたわけである。
高麗人参は高価でアマチャズルはその二割程度で手に入れることができるせいだろう。
自律神経失調症やストレスの解消に効果的である。
神経疲労に効き目があるということである。
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