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中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第251号 2007年3月5日
薬酒の楽しみ方「豆淋酒」、江戸時代の薬「白頭翁(はくとうおう)」
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薬酒の楽しみ方「豆淋酒」
「豆淋酒」
黒大豆三百六十グラム、焼酎一リットルを用意する。
黒大豆はフライパン十分に乾煎りしてから皮を取る。
材料を瓶に入れて冷暗所で二〜三ケ月保存後、ふきんで漉す。
一日量は盃で一〜二杯が限度である。
朝と晩に飲む。冷え性、低血圧に良い。
江戸時代の薬「白頭翁(はくとうおう)」
「白頭翁(はくとうおう)」
オキナグサはキンポウゲ科の多年草で、草丈は十〜二十センチ程度、全草が艶のある白い毛で覆われている。
薬用部は根で八月〜九月に株を堀上げ、紐状にでている根を採取して水洗いし、天日に干す。
この生薬が白頭翁である。
プロトアネモニンやオキナリンが含まれ、下痢止め、収斂、止血の効果がある。
江戸時代の医師・吉益東洞は白頭翁湯の処方は下痢をした渋り腹に最適な処方であるといっている。
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