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中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第247号 2007年2月5日
坂と用水のある街、金沢「辰巳用水」、江戸時代の薬「イカ(烏賊)」
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坂と用水のある街、金沢「辰巳用水」
「辰巳用水」
「辰巳用水」の勾配が殆どないことを不思議に思ったが、長坂用水では千メートル歩いて三メートルの勾配だそうである。
現在の測量機で測ったのだから間違いないだろう。
そうすると辰巳用水の勾配が千メートル歩いて五メートルの勾配は、特に不思議はないということになる。
当時、穴を掘ったり、川を作ったりする技術は鉱山の職人もいたわけだし、掘を作ったりする職人もいたわけだから特に不思議を感じないが、築造した のは千六百三十一年(寛永八年)現在より、三百七十六年前というのとになり当時既に測量技術がかなり理解されていた
ということは驚くほかはない。
江戸時代の薬「イカ(烏賊)」
「イカ」
イカは貝と同じ軟体動物であるが、このイカのイカブネに薬用効果がある。
イカの胴体部分には白い発砲スチロールのようなフネがある。
このイカフネが気管支喘息の特効薬である。
しかし、それは最近の中国の発表だから、昔はそんなことは知る由もない。
このイカフネを乾燥して、粉にして怪我をしたときの止血に利用されていた。
胃や十二指腸の潰瘍にも煎じて飲まれていたらしい。
イカは漢薬名を烏賊と言っている。
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